【霧氷の赤城山】

 

12月3日(土)

参加者 6名

 

12月2日(金)

武蔵浦和22:00→道の駅赤城の恵23:40▼(仮眠)

12月3日(土)

▼5:00起床→ 7:10赤城山大洞バス停→ 8:05地蔵岳→ 9:00赤城山大洞バス停 →9:10駒ヶ岳登山口→ 10:10駒ヶ岳→11:05黒檜山→ 12:35黒檜山登山口→ 13:10赤城山大洞バス停→ 14:00道の駅赤城の恵→ 17:50武蔵浦和

 

2022年も残り僅かとなった中、群馬にある赤城山に登ってきた。(赤城山は日本百名山で黒檜山をはじめ、駒ヶ岳、地蔵岳、鍋割山、荒山、(他)の山々の総称で一つの山をさすのではない)今回は最初に地蔵岳に登ったあと、駒ヶ岳~黒檜山へと、いつものフレスコルートとは逆に周回する。中でも一番標高の高い黒檜山(1828m)は本日のラスボスと言えよう。

 

7:10大洞バス停前の登山口を出発。晴れの予報であったが空はガスでどんよりした印象。いつもの気まぐれか、いやまだ朝早いからだろう。そう信じてまず地蔵岳をやっつける。山頂に電波塔のある山だな。そんな乏しい知識しかなく地味なイメージの第一座目。序盤は熊笹の道をかき分けHリーダーの後に続く。傾斜は比較的緩やかでさくさくと進めるが、山頂までの残り30分はただ只管(ひたすら)階段の道。階段と聞くとつい拒絶反応が起きてしまうのだが先月女峰山で1445段を登っていたためか幾分心に余裕があった気がする。更に進むと地面には10cmほどのザクザクした霜柱が現れ空気がヒンヤリしてきたのを実感した。気づけばあたり一面真っ白い世界に入り込んでいた。「これって樹氷ではなく霧氷だよね?」一年前もどこかで同じ会話をした気がするが、樹氷と霧氷の違いについて再確認。しかしなんてメルヘンチックなのだろう。とても非日常的な空間でデートスポットなら最高だなと一人云十年前の自分にシミュレーションするもうんともキュンともこない現実に失笑>< 山頂からは晴れていれば見えるはずの外輪山や大沼などの展望は臨めなかったけどそんな事おかまいなしに霧氷の世界に魅せらてしまった。また休憩中はF代表が雪山でアイゼンのバンドが切れてしまった場合の対処法についてレクチャーしてくれた。山で学べる機会は本当に有難い。実際こういうの出来たらかっこいいな。私もこの命を守るバンドを冬山装備に追加することにした。きっと他のメンバーそう感じたに違いない。

地蔵岳山頂からの下りは岩ゴロゴロ足元がいつもの登山道らしくなってきた。駐車場まで下りるとちょっとズルして(車で)駒ヶ岳登山口へと移動。駒ヶ岳山頂付近を見上げるとさっき以上に真っ白、白。あの中はどんな状況かと好奇心が止まずにコースタイム50分を一気に登り詰める。少し苦しい分グイグイ標高を上げ途中振り返っては樹木の合間から大沼を拝む。予報通り空は青さを増し小さくだけど大沼湖畔の神社が見え隠れ。稜線に出ると景色が開け霧氷天国だ。駒ヶ岳山頂では淡い桜の様にも見え大沼との景色と相まって天然アートのよう。歩いてる最中散り続けて顔面にバシバシ当たるも悪くなかった。

黒檜山へ向かう尾根はアップダウンの繰り返し。周回すると登り返しが足に効いてくるが、山の景色に力をもらいながら歩く。途中すれ違いの女性から「この先もっと素敵な霧氷があるわよ。溶けちゃうから急いで」と。こっちが通った景色も負けちゃいないよとこっそりマウントとってみたが念のため検証してみよう。稜線は日が差しこんで薄ら気温上昇中。何処だ、何処だと先を急ぐがここだというポイントが探せないまま黒檜山山頂に着いてしまった。やはり桜と同じで儚く淡い命なのかと。因みに早朝のどんよりしたガスがこの幻想的な霧氷を生み出してくれたのだとF代表より教えてもらった。※霧(水分)・氷点下の気温・適度な風、この3つがポイント。

黒檜山の頂上から少し先の絶景スポットでは谷川岳や奥日光連山が見渡せ、浅間山は先週からの一週間でちょうど良いガトーショコラに(逆)様変わりしていた。

今回の山行は予報通りスッキリ晴れてくれて青空に映える霧氷は今までで一番!全く期待していなかった嬉しいサプライズでありました。下山後は再び道の駅赤城の恵に戻り、温泉で汗を流した後は新調したばかりのフレスコ・雷鳥ロゴTシャツを試着し皆大きな笑顔。素敵な一日をありがとうございました。

<記録MM>