冬の谷川岳西黒尾根


             2022年12月11日(日)

            参加 山を愛する9名


             9/10 武蔵浦和22:00→ 関越道水上IC→0:00道の駅みなかみ▲仮眠

             9/11  ▲3:30起床5:30→土合口6:00→9:00ラクダのコル→11:00 トマノ耳→

          →11:45 オキノ耳→ 13:20熊穴避難小屋→14:00天神平→15:00湯テルメ→

          →19:00 武蔵浦和


[山行記録]

谷川岳(1977m)は、群馬・新潟の県境にある三国山脈の山である。日本三大急登の西黒尾根にフレスコは今年3月26日(土)と4月6日(水)に登ってい               る。3月26日の方は暴風の為にザンゲ岩辺りで撤退している。フレスコが撤退するくらいだから風速30メートルはあっただろう。

今回の予報では風速12〜3メートル。

事前にリーダーから最終確認で持ち物の追加の連絡があり、フル装備となった。

登山指導センターのポストにリーダーが登山届を提出し、車道を5分ほど歩き、西黒登山口からスタート。チラチラと雪が舞っている。空はグレ                イ。樹林帯の中を2〜3時間程登ると雪が増えてきたのでアイゼン装着。

いつもならこの位のタイミングでF代表が『あともうちょいだよ。』と声を掛けてくれる頃合いだなーと思う。今日はいないけれど、何故か思い                出して元気が出た。

天気が良ければ、樹林帯を抜けて、西黒尾根と東尾根の間に作られた絶壁とマチガ沢の絶景が見られるようだが、本日は何とも一面真っ白。

ラクダの背の手前に3箇所の鎖場。鎖はまだ完全に雪に埋もれてはなかったので鎖をつかみ登る。その後稜線に出てから風が強くなって氷の粒が                ざんざか飛んでくる。顔が痛い痛い。一面真っ白け。一体何処を登っているのか、雪を降らす凍った雲が流れる中をひたすら登る。まだ新しい                  柔らかい雪にアイゼンもピッケルも手応えなく滑るので力を奪われてしまう。時折太陽が雪の斜面を照らすがあまりに風が強く直ぐまたホワイ                  トアウト。

フードから出た髪に雪がつき凍って氷柱ができる…もう直ぐ冷凍人間が9体出来上がりそう。と思った時、やっとトマノ耳に着く。あーここがト                マノ耳かぁ!!

…真っ白で何も見えないや。そして直ぐオキノ耳へ移動。へーここがオキノ耳かぁ〜うん、真っ白。

登頂の証拠写真を撮ったらさぁ下山だ!!

いやぁ、下りは早い早い。岩と雪の混じった場所は慎重に。雪が深ければザクザク下れる!

下山コースは天神尾根から天神平でロープウェイ。イエイ!!

天神尾根は風もなくなだらかで優しい帰り道でした。振り返っても谷川岳山頂は真っ白な雲に覆われ、姿を現してはくれなかった。

また谷川岳に来る時は絶景が見られますように!

F代表、今回も無事に登頂できたのはF代表の常日頃のご指導があってこそです。

どうぞこれからもよろしくお願いします。

そして今回参加された皆様、楽しい山行をありがとうございました。

Hリーダー、テントやコッヘル、飲み物、登山届の準備、山行計画等、ありがとうございました!全てやって貰ってばかりですみません!

どうぞ次の山もよろしくお願いします!!


記録 T・O