晩秋の女峰山
2022年11月3日(祝木)
参加者9名
【行動記録】
11月2日 武蔵浦和駅22時 → 東北自動車道 → 日光宇都宮道路 日光口PA 1時(仮眠)
11月3日4時30分起床 - 5時30分出発 → 霧降高原キスゲ平駐車場6時 - 6時30分登山開始 → 赤薙山8時10分 → 独標10時30分 → 女峰山11時55分 - 休憩20分 → 霧降高原キスゲ平駐車場16時20分 → 温泉「やしおの湯」経由 →浦和駅20時40分
【山行記録】
女峰山は日光三山の1つで、日本200名山に数えられている標高2483mの山。
男体山を父、女峰山を母なる山ともいわれている。
今年2月にフレスコで雲竜渓谷を訪れた時、ドーンと凛々しい姿を見せていた女峰山、あの時から気にはなっていたが、あまり他の方の参考記録を見たことがない。マイナーな山なのか・・・そして、Nさんに「大変な山だよ」とかなり脅かされ、コースタイムも私にとっては10時間のロングコース(フレスコではロングコースとは言わないのだろう)、かなり不安な気持ちで臨んだ。
まず、天空回廊言われる1445段もの階段が目の前に現れる。1445段という数字に恐れをなすが、これを登らない事には前に進めない。しぶしぶ登り始めるが、よく整備されている階段で踏面・蹴上の寸法がちょうど良く、100段ごとに書かれているメッセージに元気をもらい、思ったより楽に登りきれる。そこで後ろを振り返ると、辺り一面の雲海と朝日がすばらしい。キスゲ平という名の通り、7月には日光キスゲの群落がみられるようだ。
鹿よけの回転扉を抜けるといよいよ登山道、5分で小丸山に到着。
目の前に赤薙山が現れ、展望よく周りの景色を堪能しながら、なだらかな熊笹の間をしばらく進んでいく。樹林帯に入り、ぬかるんでいる箇所もあるが、しばらく進むと分岐、分岐から5分で赤薙山山頂。山頂からは女峰山が手前、奥に男体山、遠くにうっすらと富士山も見ることが出来た。
集合写真を撮ったら休むことなく、女峰山を目指す。ここからは小さなアップダウンを繰り返し、稜線上に出る。右手には手前真ん中に茶臼山、朝日岳と三本槍の那須連峰が近い。
シャクナゲの蕾の大群に囲まれる。蕾のまま冬を乗り越え春に芽吹くとF代表に教えていただく。そんなに蕾の期間が長いのかと驚きと共に、満開のシャクナゲは見事だろうと想像する。凛々しくそそり立つ女峰山を前方に見ながら尾根通しを進むと一里ヶ曽根独標に到着。絶景を見ながら、しばし休憩する。お天気が良く心地よいので、リラックス。
だが、「ここから一度下った後、北斜面の登り返しで凍結しているので、滑らないように気を付けて」とのF代表の指示がかかる。今までは気楽に登っていたが、その指示で気を引き締めなおす。北斜面にさしかかる。F代表の言われた通り、やはり凍結していた。岩場やロープ箇所もある。つるつる滑るところをハイマツや根や岩につかまり注意しながら、ようやく11時55分、約5時間半で山頂到着。山頂は人でにぎわっていたので、少し下ったところで20分のお昼休憩。凍結しているので軽アイゼンを付けて下山。登り返しはきついが、皆でわいわい話しながら歩いているとあっという間に赤薙山との分岐。しかし、ここからが長かった。周りはガスってきて景色見えず、永遠となだらかな熊笹の中を歩いているような感じがした。1445段の階段が見えた時には本当にうれしかった。
無事下山。安堵と達成感にひたるこの時間が私は本当に好きだ。
下山後は、温泉「やしおの湯」汗を流し帰路につく。
女峰山、日本百名山にも匹敵するくらい魅力にあふれる素晴らしい山だった。また、季節を変えて訪れたいと思う。
今日は、来年の年間計画の話や初めて作る会のTシャツの話あり、また体験のSさんも加わり、フレスコ来年に向けての期待や夢あるわくわくする山行となった。
私は今年1年フレスコで29座登らせていただいた。12月まで数えると30座を超える。
こうして楽しく登れるのも、F代表やHリーダー、一緒に登ってくれるメンバーのおかげだとつくづくありがたく思う。
今回もF代表、Hリーダー、サブリーダーUさんMさん、一緒に登って下さった皆様、車の運転をしてくださった皆様、深く感謝致します。
思い出に残る最高の山行となりました。ありがとうございました。
記録M・F