【錦秋の大源太山】
日時 : 2022年10月19日(水)
参加者 : 10名
【行動記録】
10/18(火) 武蔵浦和22:00--関越高速経由-越後湯沢インター--道の駅みつまた2:00▲仮眠
10/19(水) ▲5:30→旭原駐車場6:05→謙信ゆかりの道分岐→大源太山9:15→七つ小屋山11:40→
→シンゴヤの頭13:15→駐車場15:40→温泉経由→武蔵浦和20:30
【山行記録】
大源太山。 余り聞きなじみなく、なんと読むのか分からないが、調べる限り「異名:上越のマッターホルン」「谷川連峰きっての鋭鋒」「渡渉・急登・鎖場・やせ尾根・稜線歩きと変化に富むコース」「隠れた名峰」と押しセリフが並ぶので直感でエントリー、当日の天気予報は晴れ、紅葉も期待つつ山行に挑んだ。
澄んだ朝、登山口を歩き始めると直ぐに北沢の渡渉点にあたり、F代表が先行して皆が渡りきるのを見守ってくれる。更に分岐点を超え歩むと2度目の渡渉点ムラキ沢の出合に辿り着く。ロープが張られているものたるみきって心元ない。ここでもF代表が足かけづらい大きな岩の上で、ロープを掴みやすいよう張りながらサポートしてくれる。ちょうど足かける所がいかにも滑りそう、ロープ掴んでバランス取れば大丈夫…しかし、1名川へ浸かってしまった!更に後続者もロープでバランス取って、粘って取っていたのに…もう川へ浸かってしまった!腰まで!見た目以上に渡りづらいポイントである事は間違いない。
渡渉後はすぐに急登が始まり標高をどんどん上げていく。登れば登るほど遠く湯沢の町が姿を現し、木々の色づきも深くなってくる。傾斜が緩み弥助尾根に差し掛かると、いよいよ紅葉をまとった大源太山が山容を現してきた。どの辺がマッターホルンに見えるのか?分からないまま登り続け、程なく山頂へ到着、軽く昼食を取る。見渡すと谷川連邦や巻機山も見える。晴天の下、遮るものない360度の紅葉のパノラマ風景、我々10名しかいない貸し切りの山頂(遅れて2名来客あり)。なんて贅沢な空間なんだろう。
昼食を楽しんだ後は七ツ小屋山へ。山頂からいきなり過ぎるロープと鎖での連続下りが始まる。よちよちと下った後、しばし歩き振りかえると、そこには美しい上州マッターホルンの姿が! 青空のもと赤黄緑オレンジと秋色に染まる美しいシルエットが鎮座していた。11:40七ツ小屋山到着、てっきり小屋があると思い込んでいたが特に見当たらない。大源太山標高1598mに対し、七ツ小屋山標高1675mと今回の周回コースの中では1番高い山だ。そこからは青々とした笹が一面に広がる稜線歩きが続く。雲ノ平のようだと聞くがこんな風景が見られるならそちらも訪れてみたい。続く分岐点シンゴヤノ頭までも、風にたなびく笹の中、朝日岳や谷川岳を横目に気持ち良く進む。
13:15シンゴヤノ頭到着、そこからはかつて上杉謙信が関東に攻め込むときに軍馬を揚げたという「謙信ゆかりの道」を歩く。上越からこのゆかりの道を登り、その先どう関東に抜けたのだろう。最近この道は整備されたと聞くが以前はどれだけ悪路だったのだろうか、草をかき分け、つづら折りのぬかるみだらけの道をすっ転びながら歩く。15:40 無事スタート地点に戻った。
標高はさほど高くないが、確かに変化に飛んだコース、秋の紅葉もおまけにつき、上越マッターホルン大源太山を楽しむには最高の1日だったのではなかろうか。一緒に山行できた皆様に最後に感謝もうしあげます。
<記録MH>