●岩木賞表彰規程
「岩木賞トライボコーティングネットワークアワード」
(岩木賞)
表彰規程
1.表彰の趣旨
岩木賞は、表面改質、トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故岩木正哉博士(理化学研究所元主任研究員)の偉業をたたえ、当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人、法人、団体の業績を表彰し、学術界、産業界、ビジネス界におけるさらなる活躍、発展を期待してエンカレッジするものである。
2.表彰の対象
岩木賞は、表面加工、表面改質、表面分析、トライボロジー、コーティングに関わる研究・技術・開発・支援・交流・事業化等において著しい成果、業績(製品、サービス、学会発表や特許申請/登録されたものを含む)を上げた個人、法人、もしくは団体を対象として、一般社団法人未来生産システム学協会(以下、FPS)が設置した表彰審査委員会が選考する。表彰対象は、受賞業績が公表できること、岩木賞友の会に協賛できること。
3.表彰審査委員会
1)岩木賞の表彰審査委員会は、FPSが設置し審査を行う。
2)当該表彰審査委員会は、原則としてFPSより選出された者、委嘱された有識者をもって構成し、互選により表彰審査委員長1名が選出される。
4.岩木賞の種類
岩木賞は、以下を選考、贈呈する。
1)大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞、事業賞:原則として、日本国内に居住地、研究室や本社、本部、主力工場などの主たる活動拠点を有する個人、法人、もしくは団体を対象として贈呈する。
2)国際賞:海外に主たる居住地、研究室・本部、本社、主力工場、運営主体、ヘッドクォーターなどの主たる活動拠点を有する個人、法人、もしくは団体を対象として贈呈する。
2.前項の海外に主たる活動拠点を有する個人、研究・教育機関、企業や団体の日本国内に所在するブランチ等も対象とする。
3)功績賞(新設、仮称):国内外を問わず個人、法人、もしくは団体を対象として贈呈する。
5.審査基準
1)大賞
①開発技術が世界的に高い水準にあり、新規独創性に優れたもの。
②開発技術が実用化されており、経済的・社会的貢献が認められるもの。
2)優秀賞
①開発技術が日本国内において高い水準にあり、新規独創性に優れたもの。
②開発技術が実用化されており、社会的貢献が認められるもの。
3)特別賞
①開発技術が当該業界において高い水準にあり、新規/独創性に優れたもの。
②開発技術が実用化されているか、実用化の途上にあり、社会的貢献が認められるもの。
4)奨励賞
①開発技術が当該業界において優れており、新規/独創性に優れたもの。
②開発技術が実用化の途上にあり、実用化の努力が認められるもの。
5)事業賞
事業化技術または事業/ビジネスモデル、サービス等が当該業界において影響力を有し、当該業界の知名度を上げる、インフラの構築を行う、社会生活に恩恵をもたらす、等の効果を通して、活性化、発展に貢献を成し、波及効果を生む、等の活動の成果、努力が認められるもの。
6)国際賞
開発技術または事業化技術または事業/ビジネスモデル、サービス等が当該業界において影響力を有し、当該業界の我が国との関係において協力、連携、協調関係を育み、または当該業界の知名度を上げ、活性化、発展に貢献を成し、波及効果を生む、等の活動の成果、努力が認められるもの。
7)功績賞(新設)
大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞の評価尺度と、事業賞、国際賞の評価尺度のいずれの面でも極めて顕著な業績が認められるもの。
6.募集・審査要領
1)原則として毎年4月1日~8月31日の間、募集するものとする。
2.特段の理由がある場合はこの限りではない。
2)表彰審査委員会は、原則として毎年9月1日~10月31日の間、設置するものとする。
3)大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞については、原則として技術開発主体からの応募申請(推薦も可)、国際賞については原則として推薦とする。各様式は別途定める。
7.表彰要領・日程
1)原則として10月31日までに表彰課題を決定し、審査結果を、速やかに申請者または推薦者に通知する。
2)毎年2月下旬~3月初旬に開催するシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」において、表彰および表彰課題の記念講演を行う。
8.贈呈要領
原則として、各賞に賞状および記念品を、担当理事または委嘱された者が贈呈する。
9.事務局
表彰顕彰部門 岩木賞表彰事務局内
お問い合せ先、申請先:award@tribocoati.st
(申請は、所定の様式により電子メールにて受け付けます。各様式は下記よりダウンロードできます。)
申請様式:大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞候補→岩木賞(大賞他)申請様式1
事業賞、国際賞候補、功績賞→岩木賞(事業賞他)申請様式2