-坂戸コミュニティFM局構想の発端-
都内から20年にわたって坂戸市で福祉事業の経営のため足を運んでいましたが、坂戸市は約人口10万の都市で、駅は立派な建物にもかかわらず、駅前商店街はシャッター通りとなっており、発展する産業もなく市のPRも少ない活気のない町のため常日頃から坂戸市をなんとか活性化できないかと思いながら、通勤しておりました。
そこで考えたのが、「地域づくりの道具」として坂戸市にもコミュニテイFM放送局を設立して、地域活性化に役立てることができないかということと、2011年3月11日、東日本大震災の発注時、被害のあった各地ではコミュニテイFMが活躍したことや近年では令和元年10月の東日本台風の際に坂戸市においても災害が発生し、市民への情報発信が大変であったこと等からもコミュニテイFMを活用した災害放送ができれば多くの人々を救い地域の力となると考えたのがコミュニテイFM開局構想の発端であります。
FMふらみんご開局推進委員会 委員長 末森克彦
-コミュニティFM開局の希求と足跡、そして…-
全盲ろうにして東京大学の教授になられた福島智さんが、
「コミュニケーションは、人間の心にとって酸素です。」
と言っていました。
コミュニティFMという言葉を聞いたことがおありですよね。
たとえば・・・台風や地震などの災害による被害をテレビや新聞などでたびたび目にします。もしも私達の過ごしている地域で大災害が起こった場合に、正確な情報の共有をどうしたら効率的・普遍的に図れるでしょうか?
阪神淡路大震災、東日本大震災、また先に坂戸地域をも襲った台風15号、19号では情報の共有にコミュニティFM放送やTV、ラジオが大活躍しました。
コミュニティFMは、ネットなどと異なり回線輻輳も無く安定した情報伝達ができます。
さらにまた、平常時と非常時の放送内容のきめ細かい切り替えでの情報提供が容易にでき、様々な状況で様々な人と人を繋げる役割を果たせるので地域を活性化させ、そして安心な暮らしに貢献します。
坂戸市にコミュニテイFM局を開局できれば、市民の皆様方の生活に密着した地元情報、行政情報などを素早くお伝えでき、市民生活の活性化に大いに寄与できます。
まさに、地域社会にとってあたかも酸素の役割を果たすでしょう。
放送番組には、中・高校生向けのコンテンツも取り入れることにより、幅広い聴取層を目指した共通話題創りを行うことで私たち巷の活性化が図れます。
また、坂戸市との地域防災協定の締結により、豪雨などの自然災害による被害情報や避難情報、交通機関の情報なども素早くお伝えし防災・減災に寄与することもできます。
私たちは、人口約10万の都市の坂戸市に地域・商店情報、防災・災害・避難情報等、その他生活に潤いをもたせる情報を発信し、坂戸市を活性化させたいとの想いから令和3年6月より開局準備研究会を設けて研究会員8名でコミュニティFM局を公設民営方式により開局しようとの検討を約1年半進めて参り、令和4年11月に「FMふらみんご坂戸」開局準備(現:推進)委員会を立ち上げるに至り現在、筑波大学付属坂戸高校CWSデンパとの協働推進により活動を加速させております。
しかしながらコミュニティFM局開局には放送法上の諸問題、無線従事者の確保、設置場所の選定、運営する法人設立、資金確保の問題、等々クリアすべき課題が多く、他局の開局経緯からもコミュニティFMの開局には、行政・事業主・市民が一体になって開局を進めることが最善かつ必須と思われます。
開局推進委員会は、これらを鑑みながら皆様と一緒に、FMふらみんご坂戸の開局に邁進いたしたいと考えます。
こんにちは!CWSデンパです!私たちは筑波大学附属坂戸高等学校の授業の一環であるTsukusaka Global Action Program (通称:T-GAP)の一団体として災害時に重要となるコミュニティFMの財政難を社会課題とし、様々な側面からアプローチし解決を目指して活動しています。
現在コミュニティFMと地域社会をつなげるという目的で活動しており、その過程でFMふらみんご開局推進委員会様と協力してお手伝いをさせていただいています。