暗黒騎士は、暗黒の力で攻防を大きく変化させるという特殊なタンクです。
最大の特徴は「暗黒」「ブラックブラッド 」「ダークアーツ」といった暗黒騎士ならではの特性を持つことです。
暗黒の力で自身の攻撃力を高めたり、バリアを張ったり、MP消費を抑えたりと、その仕組はやや複雑ですが、上手く立ち回ればMTとSTどちらでも能力を発揮していくことができます。
さらにLv80では「英雄の影身」という自身の影のような存在 を具現化できるようになります。
各スキルの詳細については公式のジョブガイド「暗黒騎士」を参照してください。
アビリティである【暗黒の剣】と、前方直線範囲攻撃【暗黒の波動】は、どちらも自身に「暗黒」を付与するという追加効果を持っています。これにより自身の与ダメージを10%上昇させることができます。
Lv74以降はより強力な【漆黒の波動】や【漆黒の剣】に置き換わります。
特定のアクションを実行することで蓄積していく「ブラックブラッド」は、【ブラッドスピラー 】【クワイタス 】【影身具現 】といったウェポンスキルを使う際に消費します。
【ブラックナイト】は最大HP25%分のダメージを軽減するバリアを張るスキルです。
さらにダメージを吸収して消滅する際に暗黒騎士自身に「ダークアーツ」が付与され、このダークアーツをMPの代わりとして【漆黒の波動 】【漆黒の剣】を発動できるという効果を持っています。
暗黒騎士は追加効果を持った範囲攻撃が多いのも特徴です。
【アンリーシュ】
自身の周囲に黒い沼のようなエファクトを広げ、5m以内の敵に無属性魔法ダメージを与えます。
【ストルワートソウル 】
アンリーシュからのコンボ二段目です。コンボボーナスとして自身のMPを回復します。
【暗黒の波動 】
敵に向かって無属性前方直線範囲魔法攻撃を行います。追加効果として自身に「暗黒」を付与し、与ダメージを上昇させることができます。
【漆黒の波動】
Lv74以降置き換わる暗黒の波動の上位スキルです。 ダークアーツ効果でMP消費をすることなく実行できるようになります。
【ソルトアース 】
指定する地面に、範囲5mのダメージエリアを作り出すことができます。
【アビサルドレイン 】
敵を中心に無属性範囲魔法攻撃。
【クワイタス】
ブラックブラッド50を消費して、自身の周囲5m内の敵に範囲物理攻撃を行います。
暗黒騎士の基本コンボはじつにシンプルです。
【ハードスラッシュ】⇒【サイフォンストライク】⇒【ソウルイーター】
単体の敵を相手にする場合のコンボで、コンボ成功時の合計900という非常に高い威力を持っています。
また、二段目のサイフォンストライクはMPを回復する効果を、三段目のソウルイーターはHPを回復する効果を持っているため、多くの場面で粘り強く戦えるのが強みです。
【アンリーシュ】⇒【ストルワートソウル】
複数の敵を相手にする時のコンボです。アンリーシュは詠唱が要らず、MP消費もない使いやすい範囲攻撃です。
ただ、二段目のストルワートソウルはLv72習得スキルなので、そこまではソルトアースやアビサルドレイン等の範囲も挟みつつ、アンリーシュを繰り返すのが基本となります。
暗黒の基本コンボはこの2つしかありません。ただし、その威力を高めるための「暗黒」や「ブラックブラッド」、MP消費を抑える「ダークアーツ」といったアビリティが加わるために、少しややこしいと感じる戦い方となるのです。
Lv50~60くらいまでのスキル回しは【暗黒の剣】で自身に暗黒をつけて与ダメをあげつつ、基本コンボを繰り返すシンプルなもの。
Lv60を超える頃から【カーヴ・アンド・スピット】【ソルトアース】といったアビリティが増え、攻撃が多彩になっていきます。
勘違いしやすいのは、これらの多くは「アビリティ」であるため、基本のコンボが変わっているわけではないという点です。使う際には基本コンボのGCDの合間に挟むようなタイミングで使い、基本のコンボが途切れてしまわないように注意しましょう。
※Lv80スキル回し一例
Lv74以降は【暗黒の剣】が【漆黒の剣】に置き換わり威力が増します。さらにLv80になると【影身具現】が使えるようになります。なるべく高い威力となるよう漆黒の剣のタイミングに合わせ、以降はリキャスト毎に挟んでいく使い方になります。
暗黒騎士は、MPを消費する【漆黒の剣】をより多く回すことで火力が伸びるタンクです。
しかし消費MPが3000と大きいため、いったんブラックナイトを使って被ダメージでバリアを割り、自身にダークアーツを付与して一回分のMPを節約する、という立ち回りが重要となります。
逆にブラックナイトが割れずに効果時間が経過すると、ダークアーツは付与されないため火力が落ちてしまいます。コンテンツに用いる際は、いかに効率よく【漆黒の剣】を発動できるかを考えましょう。
暗黒騎士は、ブラッドゲージを消費して【ブラッドスピラー】【クワイタス】といった強力なスキルを使います。
ブラッドゲージは基本コンボで20ずつ上昇するほか、【ブラッドウェポン】を使うことでも上昇します。さらにアビリティの【ブラッドデリリウム】を使えば、10秒間はブラッドゲージを消費せずに上記スキルを使うことが可能です。
仮にブラッドゲージが100に近い状態 で両アビリティを使えばブラッドゲージが溢れてしまいます。リキャストが回る前に攻撃へと転換し、ブラッドゲージを溢れさせない運用を心がけましょう。
上の2つは火力を出すために気をつけたいこと。以下はタンクとしての暗黒騎士が覚えておきたい立ち回りです。
【グリッドスタンス】は暗黒騎士のタンクスタンスです。
基本的には戦闘開始から終わりまでグリッドスタンスを入れた状態で戦います。が、8人コンテンツでSTを務める場合は、MTからタゲを奪わないようOFFの状態で戦います。
極蛮神戦や零式などの高難易度コンテンツでは、タンクスイッチをしてMTを交代する場面も出てきます。この時に役に立つのが「シャーク」というロールアクションです。このアクションは自分に向けられた敵視の25%を対象メンバーに移すため、入れ替わったばかりの相方タンクとの間に敵視量の差を作ることができます。
ボスのギミックが終わりタゲを戻したい場合は「挑発」をして、元の戦闘位置へと戻ります。
MTの場合はとくにバフの使い分けが重要です。
ダンジョン等では雑魚をまとめる際などに使いますが、蛮神戦などのボス単体を相手にする場合は、基本的にMTに向けた強攻撃を行う直前に使ってダメージを軽減します。
一方で、STを務める場合は少し勝手が違ってきます。
STでいる場合は範囲攻撃など以外で自身にダメージが来ることが無いので、単体のバフはタンクスイッチや「敵視1位および2位に対して強攻撃」というようなギミックに対応する場面などで使います。もちろん、ブラックナイトやダークミッショナリーは、全体範囲攻撃時など必要に応じて使うことになります。
自身に「リビングデッド」を付与し、効果中に即死ダメージを受けた場合は「ウォーキングデッド」に変化して、すべての攻撃に対してHPが1より減ることがない状態になる・・・というスキルです。 ただこの効果は、文字通り「ゾンビ状態」になるということなので、効果中にHPを全回復してもらわないと戦闘不能になってしまいます。
そこで暗黒騎士さんは「回復をお願いします!」などのセリフを挟んだマクロを使っているようです。
そもそもは緊急回避用のバフですが、零式などではこれをMTへの強攻撃対策として使っています。通常であればタンクスイッチを要するような場面でリビングデッドを用い、入れ替わる手間を無くすというわけです。
※リビングデッドのマクロ例
/micon リビングデッド
/ac リビングデッド <me>
/wait 1
/p リビングデッドを発動します。ウォーキングデッド効果中に回復をお願いします! <se.9>
/wait 9
/p リビングデッドが終了します。<se.9>