初のリハ。とにかく全員がハイテンションで楽しんでいました。楽しすぎる。筆者の西村は美術のバルーン作り担当だったので、この報告は当日の様子の全容を伝えきれません。後日劇団の方から加筆を願いたい。
白がジョバンニ(原みすずさん)、赤がカンパネルラ(山中芽衣さん)。お二人ともダンサーで、『劇団バナナ』の舞台によく登場します。2023年7月は七夕を題材にした劇を調布トリエのテツミチでやったときにも登場していました。その時も『フミリキッド』さんがプロジェクションを担当していました。
正式なクレジット表記は「Fumie Ito Matters & Geoff Matters」。みんぐるりごと同じく、夫婦コンビです。Fumie さんはみんなから「フミさん」と呼ばれています。Geoffさんは「ジェフさん」と呼ばれています(そのまんま)。フミさんはプロジェクションマッピングのクリエイティブの部分(美術)を担当し、ジェフさんは技術の方を担当されています。
写真のエピソード:リハの帰り、ジェフさんは、バルーンの形を保つために四角をどのようにロープで引っ張るかを顔で超真面目に表現してくれていました。言いたいことが秒で伝わりました(笑)。お茶目な一面が見れて全員爆笑。
プロジェクグマッピングが照明、舞台、小道具を兼ねています。この日は2台使っています。
銀河鉄道の設定は夜ですから、プロジェクションマッピングとの相性は抜群。変幻自在なので、イベント名にある「ファンタジア」にもってこいの表現手法です。
リハの場所は光を完全にシャットアウトできない環境でしたが、いい感じに写っています。本番の調布市第一小学校の体育館は光をほぼ完全にシャットアウトできるので、さらに鮮やかな発色が期待できます!
みんぐるりんごの西村夫婦に加え、ビートボックスのアクシャイさんも手伝ってくれて、やっと完成しました。
当日は時間がタイトだったので、全員お昼抜きで朝から午後まで頑張りました。
巨大バルーンは本番で銀河鉄道の列車になります。舞台美術を担当する「みんぐるりんご」が制作しました。バルーンを立体的に貼り合わせるのは自宅のリビングにスペースではできないので、繋ぎ合わせた平面だけを持参し、当日体育館で立体的に貼り合わせました。
巨大バルーン 3m角 x 9m長 。大道具です。
プロジェクションマッピングに最大の自由度を与えるため、列車の窓のためのくりぬきはせず、ただの白い箱になっています。安全性のために、列車の首尾に大きな窓(透明ビニール)を設けています。子供の様子をそとから見守れると同時に、列車内外のインタラクションが生まれる窓になります。
中に入ると結構圧倒されます。実質3m x 9mの映画スクリーンなので、トリエのシアタスに匹敵する迫力です!
ダンサーの『山中芽衣』さん(メイちゃん)はカンパネルラ&さそり役です。この日はビートボックス担当の『アクシャイ』さんと初セッション。音に反応して動くプロジェクションマッピングは『フミリキッド』さんの力作!このイベントのためにスクラッチから作ったエフェクトです。
まち委員会西村達也の同僚です。インドのビートボックスのナショナルチャンピオンに輝いたことがある腕前。しかもビートボックスを始めて2年後にチャンピオンを取ったそうです。ビートボックスをやる前は空手もやっていたし、大学在学中はグラフィックデザイナーとしても仕事をしていたし、現在は西村と同じIT会社でAIを開発しています。まさに天才&多才。インドでは芸能事務所に所属して、色んな大手の企業(ネットフリックスとか)のプロモーションイベントに呼ばれるくらいの活躍ぶり。コロナが来てイベントがめっきり減ったので、就職しましたが、それがなかったら、プロを目指していたに違いないとのこと。
フルネームは Akshay Dilip Kumar、本人は「ADK」と略して書くこともありますが、「アサツーDK」と読んでしまうのは私だけでしょうか・・・
劇団バナナに役者としてよく登場する長野在住のダンサーさんです。当日はリハのため自費で長野から府中に来られました。
ちなみに、この動画のダンス、本番では見られません。カンパネルラとさそり役ですから(笑)
監督の七瀬さん(劇団バナナ代表)いわく、
「これは完全にウキウキめいちゃんでカンパネルラじゃなかったけど(笑)」
リハだからこそこういう一面が見れますね。めっちゃ楽しいし、すげー親近感が沸きますね。
今度こそちゃんとリハしているメイちゃんです。さそりのダンス。照明は赤が基調。
パソコンの画面はプロジェクションマッピングに使う定番ソフト『MadMapper』ですね。憧れますね〜😍
画像:KAGAYAによる『蠍の火』
銀河鉄道の夜の蠍はこんなイメージです。
照らし合わせてみると、結構世界観出てますね〜
日付:2024年3月21日
場所:武蔵野市吉祥寺北コミュニティセンター
筆者:西村達也(みんぐるりんご代表)
写真:Googleフォトアルバム