下記マニュアルのうち青文字で記載された部分について専門の航空知識が要求されます。
パラグライダー・ハンググライダーの飛行で滞空時間の合計が50-100時間に達するパイロットに対して指導するクロスカントリー飛行の内容に相当します。含まれている離陸と目的地着陸の知識はドローンでは不要ですがフライトコース設計、危機回避の知識は目視による有人飛行よりも事前の調査項目がさらに多く知識を得る必要があります。
ドローンが完全失速により墜落センサーが反応してからの緊急パラシュート射出は既に後手対応です。
緊急パラシュートの知識は航空機の知識とリンクしています。
有人飛行では翼の流体論、空力知識を得ることで飛行中の挙動の小さな変化で失速に入る前段階で予防することを必須としています。
アドエア主催のドローン配送危機管理スクールにおいて教習する内容によって理解することができます。
同無料マニュアルを見て独学で配送実験を一度でも試みた企業様・個人様にはその後のスクール受講は引き受けかねます。
専門知識を得るためにはその基礎となる土台が必要です。
進学での入学試験がそれに相当します。
公開情報の表面的な情報だけをみて重大事故につながるリスク回避が可能と考えられるとしたら、無知識で行うよりもさらに慎重さを欠いて大胆な危険行為が予測されます。
失速特性
A1-1
A1-2
A1-3
使用機材の飛行体性能のポーラーカーブをチェック
A2-1
A2-2
A1-1-1
A1-1-2
パラシュートが有効な失速特性か否かを判断する
A1-2-1
A1-2-2
パラシュート射出方向決定
A1-3-1
A1-3-2
メーカーが回答できない場合はその機材の使用を止める
ドイツ政府機関では販売される航空機に対してあらゆる墜落挙動のテスト報告と段階に応じた安全認証を義務付けています。DHV
または同重量配分の模型を使った投下シュミレーション実験によってデータを取る
有効でないと判断した場合はフライト計画を中止する
可能と判断した場合はパラシュートの種類・サイズ・ブライダルコード長と機体への配線を決定
リパック(点検・消耗部品の交換)
機材へのパラシュート装備
A1 失速特性の解説
スカイスポーツでは失速の兆候を完全失速に至る前に察知することで緊急パラシュート使用に至る段階の前に危機回避行動をとり大事を避ける対応を実行している。
事前の情報収集はそのいち早い兆候の察知において不可欠と言える。
状況として翼表面の空気剥離が始まり(失速が始まり)、墜落感知センサーが反応してパラシュート射出に至った段階で既に生還確率は大幅に減少する。
上記が緊急パラシュートには素人発想では正確な使用をすることは不可能で、専門知識を必要とする理由である。