◆ MAP ◆
キャンプ地は浮島、エルティハ島(王国)気温は年間を通してほとんど変わらない温暖な気候大陸には全部で14か国ある 北は寒く、南は暑い傾向にある(参考)◆ 種族と特徴 【古代の名称】◆
○ドラゴン族【竜族】
神代より存在している種族 多くは強靭な翼と獰猛な牙を持つ マナの力を利用し魔法を使える個体も存在する○フォーゲル族【天人族】
身体のどこかしらに生える翼が特徴の種族 翼が無いか小さすぎて飛べない個体も存在する 浮島などの高いところに住んでいる マナの力を利用し魔法を駆使できるヒト族の変異種族が使う魔法と区別するため、現代のフォーゲル族が使う魔法は古代魔法と呼称される○【人族】
古の大陸においてその高い技術力で繁栄していた種族天人族の魔法に憧れ、道具を用いて発動できる魔術という技術を生み出した魔術具の臨界事故により5大属性のマナ(水、炎、地、光、闇)の内、地、水、闇の3つの属性のと遺伝子が変異してしまったと同時に、結合した属性限定の魔法を使えるようになった○ミラエル族
かつての人族がほとんど変異せずに生き残った者達の子孫 最も人口が少ないどの属性のマナとも奇跡的に結合しなかったため、マナの力は依然として全く使えない現在は標高の高いところでひっそりと暮らしている○フォトラス族
かつての人族が地属性のマナと結合した種族 マナとの融合度によってはほぼ獣の姿をしている者もいる○ラマーレ族
かつての人族が水属性のマナと結合した種族 ヒレや尻尾が特徴 水中で生活している陸地での活動は不可能ではないが、乾燥は命に関わるため万全の準備が必要○ザラム族
かつての人族が闇属性のマナと結合した種族 青や黒色の肌が特徴気性が荒い者が多いため、国によっては差別されているマナとの結合度によって獣化という形態変化が可能 獣化によって攻撃力が上昇する◆ 歴史・設定◆
古の時代、世界には竜族、天人族、人族の三種族が住んでいた。竜族はその絶大な力によって大地を開拓し、天人族は魔法と知恵を用いて文化を発展させた。人族は力も弱く魔法も使えなかったが、技術力に長けており、魔法の代替技術として魔術を生み出した。魔術は便利な生活の道具として人族の間で広まり、次々と新しい魔術道具が生み出されていった。魔術道具の発展と共に、人族の人口は大きく膨らんでいき居住区域も広がっていった。すると人族の部族間で境界線が生まれ、部族は国家となり国家同士で土地の所有権を繞り小競り合いが頻発した。ある時、人族は魔術を武器に転用することを考案した。それまでの武器とは主に狩猟の用途しかなく、人族同士が武器を使って戦うという考えそのものが無かった。そして武器を手にした人族が部族、国家間の戦争を始めるまで、そう長くはかからなかった。戦争の規模は武器の改良を重ねると共に拡大していき、大地には凄惨な光景が広がっていた。戦争というものが始まってから約100年後、大気は黒く淀み大地は赤く爛れていた。魔法とは、大気中のマナを生物の体内の特殊な器官を通して発動するものだが、人族にはその特殊な器官が存在しなかった。その魔法の使えない人族が生み出した魔術道具とは、大気に満ちた魔法の根源であるマナを人口的に抽出し、魔法を使役する種族が持つ特殊な器官を模した機械を通して動力へと変換するものであった。魔術道具によって動力へ変換されたマナは、その過程で反物質エーナと呼ばれるものへと変換される。エーナは元々生物の生命活動によって微量に排出されるものであったため、エーナは大地によって吸収され星の龍脈を伝い再びマナへと還元される循環過程が確立されていた。これにより、日常生活における魔術具の使用は(人族の人口増加に伴い排出過多気味ではあったが)それほど問題ではなかった。しかし戦争により流された血と鉄が大地を腐らせ、龍脈の流れが滞り、循環過程を失ったエーナが大地に広がり、覆い尽くした。大地に満ちたエーナは吹き溜りとなり、生きているかのように収縮や拡散を繰り返し、ある日命を奪う凶暴な瘴気の風となって人々に襲い掛かった。瘴気の風に触れたマナは極端に不安定になり、不安定になったマナに触れた生き物は遺伝子に影響を受ける。瘴気の風を強く受けた人族は肌が青ざめ血は黒く時には凶暴な獣と成り果て人々に恐怖をもたらした。瘴気の風を恐れ、比較的瘴気の薄かった森へと逃げ込んだ人族は森に満ちていた地属性のマナと結合し獣のような姿に変異した。海沿いに国家を築いていた人族は戦争とは縁遠かったが、瘴気の風の影響を受け、故郷に満ちた水属性のマナと結合し、ヒレや尻尾を持った魚類のような姿に変異し、水中へと姿を消した。瘴気の風から逃れ、運よくどの因子とも結合することなく生き延びた人族は大気の薄い山頂へと姿を隠した。それから約1000年後、竜族と天人族の献身によって浄化された世界は、徐々に人族間の戦争が始まる以前の姿に戻りつつある。その功績により竜族と天人族は信仰対象となっている。人族と結合しなかった火属性と光属性について火属性は主に火山地帯、竜族しか住むことのできないような過酷な環境に多く存在している。もし当時無謀にも火山地帯に足を踏み入れ生き延びた人族がいれば、竜族に似た姿となっただろう。一方光属性のマナのほとんどはは人族の手の届かない天に浮かぶ島々の周辺を漂っている。今でこそ安全な交通手段があるものの、当時は絶対に足を踏み入れることができない未知の世界だった。