Edcampとは?
edcampは、参加者主導で行われる、教員をはじめとする教育関係者による、教育関係者のための、プロフェッショナルディベロップメントのカンファレンスです。edcampでは、集まった参加者が、自分たちで当日のセッションの内容を決めていく、アンカンファレンスという手法を用います。各セッションのテーマは、授業の手法をはじめ、校務運営、教育分野におけるイノベーションなど多岐にわたり、参加者も教員をはじめとして、非営利組織、研究者、行政、企業など様々。2010年にフィラデルフィアで第1回が行われて以来、これまで1000回以上、80以上の国と地域に拡大し、10万人以上の教育関係者が参加してきました。今週末も、来週末も、世界中のどこかでいくつものedcampが行われています。最新の教育実践・動向を学ぶための場に、参加してみませんか?
Edcampの特徴
Edcampは教育関係者が自分たちでつくる自主的なカンファレンスで、以下の特徴を持っています。
- 参加費は無料
- 誰にでも参加の機会が開かれている
- カンファレンスの内容(セッションのテーマ)は、当日、参加者によって決められる
- セッションは、参加者がファシリテーターになって行われる
- セッションの途中でも、参加者は自由に他のセッションに移動することができる
- 収益はあげず、企業ブースなどは受け入れない
Edcampの進み方
Edcampでは、通常3〜4のセッションが行われますが、各セッションは複数の教室や会議室に分かれて行われます。朝、Edcampが始まるとすぐに、参加者はホワイトボードのマトリックスに当日実施したいセッションを書き込んでいき、書き込んだ人がそのセッションのリーダーになります。参加者は、セッションのテーマが記載された表を見ながら、自分が興味のあるセッションを選び、参加します。各セッションのリーダーは、講義をする人ではなく、あくまでファシリテーター。参加者が実践やアイデアを持ち寄り、セッションを一緒に作っていきます。
ほんの一例ですが、edcampでは以下のようなトピックが扱われます。
- デザインシンキングを活用して授業を変える
- 反転授業・・学校でできる?
- eBookを協働学習で作り上げるには?(しかも1時間で)
- ゲーミフィケーションの要素を取り入れてみよう
- 学生同士の学びのコミュニティを作る
- レゴを使ってプログラミングを教えよう
- 学校を変革するために成功したこと、失敗したこと
- google appsを活用!学校ホームページで保護者とのコミュニケーションを変える