競技規則

エコカップの競技規則は基本的にフットサル競技規則2017/2018に基づきます。エコカップの独自ルールに関しては、昨年度のルールに基づき「エコカップ名古屋2020競技会規定」として以下のように定めます。

エンジョイクラスについて

エンジョイクラスではチームの5人の競技者のうち、女性が1名以上、初心者が2名以上常にピッチ上にいなければなりません。この要件については、試合中・ハーフタイム中の交代を通じても常に満たされている必要がありますが、女性同士・初心者同士の交代については通常の交代同様に認められます。試合中にこれらの競技者が負傷やその他の理由により退くものの交代する女性あるいは初心者がいない場合、交代は認められず競技者が5人未満の状態で試合を続けます。このような場合に備え、各チーム複数の女性の方・初心者の方が参加されるようにお願い致します。以降の試合については、チームとエコカップ2020実行委員会で他チームからのレンタル移籍の可能性を踏まえて協議します。詳細についてはエコカップ2018札幌のホームページに詳しいので、そちらもご参照下さい(http://stellaria.lowtem.hokudai.ac.jp/ecocup2018/lawsofthegame/enjoyguideline)。

ルールに関する独自の規則

得点

女性競技者の得点は2点、40歳以上の競技者の得点は1.5点、60歳以上の競技者の得点は2点とします。これらは試合中のペナルティーキックについても同様です(同点時の勝者を決定するためのペナルティーマークからのキック、いわゆるPK戦には適用しません)。

出場点として、女性競技者1人のフル出場につき0.5点(ただしチームで最大2点まで)、40歳以上の競技者が5人以上フル出場で1点が加算されます。女性競技者同士、あるいは40歳以上の競技者同士の交代は、1人が継続して出場し続けた場合と同等に扱います。

チャレンジクラスの決勝ラウンドにおいて、女性の出場点は加算されません。

スライディングタックル禁止

相手競技者が保持またはプレーしているボール、および相手競技者に対してのフィールドプレーヤーのスライディングタックルは直接フリーキックで罰せられるファウルとします。但し相手競技者がプレー可能な距離にない状態でシュートあるいはシュートブロックやパスカットを行う際のスライディング自体はファウルではありません。また、ゴールキーパーが自身のペナルティーエリア内で行うスライディングタックルについては、不用意に、無謀に、過剰な力で行わない限りファウルではありません。

リターンパスルールの不適用

ゴールキーパーへの、いわゆる「リターンパスルール」は適用しません。ただし、味方競技者から、ゴールキーパーへ意図的にパスされたボールを手で扱うことはできません(相手チームの間接フリーキック)。

※リターンパスルール:フットサル競技規則第12条に、ゴールキーパーが「ボールをプレーしたのち、相手競技者がプレー、または触れていないにもかかわらず、ピッチの自分自身のハーフ内で、味方競技者によって意図的にゴールキーパーに向けてプレーされたボールに再び触れ」た場合、間接フリーキックが相手チームに与えられると定められていて、一般的に「リターンパスルール」とか「バックパスルール」と呼ばれています。

“4秒ルール”の不適用

キックイン、フリーキック、コーナーキック、ゴールクリアランス、ゴールキーパーの自身のハーフ内でのボールコントロールに、いわゆる4秒ルールは適用しません。

※4秒ルール:フットサル競技規則では、キックイン、フリーキック、コーナーキック、ゴールクリアランス、ゴールキーパーの自身のハーフ内でのボールコントロールはプレーする準備ができたのち4秒を超えないこととされています。4秒を越えた場合、キックインは相手チームのキックイン、コーナーキックは相手チームのゴールクリアランス、その他は相手チームに間接フリーキックが与えられます。これを一般的に「4秒ルール」と呼びます。

遅延行為

以上の「リターンパスルールの不適用」あるいは「4秒ルールの不適用」を利用しての遅延行為と判断されるプレーは審判から注意を行います。その後も同様のプレーが継続された場合は、その競技者に警告(イエローカードを提示)します。

キックオフ(コート)

試合開始のキックオフは、コイントスによって決めます。エンドの選択は時間短縮のため行いません。キックオフは、ボールを前方に限らず、どの方向に蹴っても構いません。

キックイン

キックインの際、キッカーの軸足がピッチ内に入っていても正しくキックインが行われたとします。ただし、ボールが静止していない、ボールがタッチラインよりもピッチ内側にある場合は、キックインのやり直しとします。

交代

交代は、交代ゾーンのタッチライン上で、退く競技者と交代して入る交代要員がハイタッチをすることで行います。

競技会規定

同点時の処理

一次ラウンドで通常の試合時間で勝敗が決しなかった場合には引き分けとします。

決勝ラウンドで通常の試合時間で勝敗が決しなかった場合は以下の方法で勝敗を決定します。

エンジョイクラス:両チームの代表者によるジャンケンを行い、ジャンケンに勝利したチームを勝ちチームとします。

チャレンジクラス:両チーム3 人ずつのペナルティーマークからのキック(PK 戦)を行います。3 人ずつPK戦を行なってもゴール数が同数の場合は、代表者によるジャンケンを行って勝者を決めます。

ただし、両クラスともに決勝戦において通常の試合時間で勝敗が決しなかった場合、3分間の延長戦を行います。それでも決しない場合は3人によるPK戦を行い、以降は決着がつくまでPK戦を続けます。

一次ラウンドの順位決定方法

一次ラウンド終了時に勝ちを3、引き分けを1、負けを0として勝ち点を計算し、勝ち点によってグループ内の順位を決定します。勝ち点が同数だった場合は当該チーム間で以下の順序により順位を決定します。

  1. グループ内の得失点差
  2. グループ内の総得点
  3. 当該チーム間の対戦成績
  4. 抽選

出場停止

前試合で退場(レッドカード)となった選手は次の1試合に出場できません。悪質な違反により退場処分となった場合は、エコカップ2020実行委員会で以降の出場停止試合数を決定します。

警告(イエローカード)が累積で2回となった選手は、次の1試合に出場できません。警告の累積により出場停止処分をうけたとき、累積は消滅します。一次ラウンド終了時点で警告の累積が1回のとき、累積は消滅します。

没収試合

試合開始前、あるいは試合中に1チーム3名未満となった場合は、没収試合とします。その場合はスコア0-5で敗戦、もしくは試合中でその時点での得失点差が5点以上であった場合はその得点で敗戦とします。

注意事項

メガネ、装飾品の禁止

メガネ(スポーツグラスを除く)をかけての、あるいは時計、指輪、ブレスレット、ネックレス、ピアス、付け爪、ヘアピンなどの装飾品を付けての出場を禁止します。なお、スポーツグラスとは、ガラスや金属のパーツが露出しておらず、ツルではなくゴムバンドなどで頭にしっかりと固定するゴーグルタイプのもので、レンズがむき出しになっておらず、インナークリップタイプのレンズを持たないものを指します。

ロングソックスとレガースの装着の義務化

ロングソックス(足首から膝下までを覆うソックス)とレガース(シンガード、すねあて)の着用を必須とします。レガースを忘れた方は大会運営側が用意しておりますのでお貸しします。

ラフプレーの警告の厳格化

怪我防止の観点から、アフターチャージや激しく無謀なコンタクトを伴うプレーには厳しく対応します。特に女性に対するコンタクトについては厳しくファウルをとります。また、審判員は反スポーツ的行為や危険性のあるプレーについては、警告(イエローカード)します。

キックイン、コーナーキック、フリーキック時の守備者位置

キックイン、コーナーキック、フリーキックの際に、守備側競技者はボールから規定の距離(5m)以上離れる必要があります。意図的にボールに近寄って相手のプレー再開を邪魔したり、繰り返し規定の距離を守らない場合は警告(イエローカード)します。