釣魚台は尖閣とも、登野城とも呼ばない!

日本の命名又は改名はわが国の領土と主権、魚権を

侵犯する行為である!

荒波に揉まれる東海の彼方の釣魚台は、我々の固有の領土である!

歴史的に遡ると、遅くとも十四、十五世紀の明朝の文献には釣魚嶼の島の名称が見られ、黃毛嶼、赤嶼等の島々も明記されている。そこには赤嶼は明、清両代には境界と記され、赤嶼と久米島の間に跨る黑水溝は「中琉の国境」とされている。日本は1874年に台湾を侵犯した時に、海軍省が編纂した『清国沿岸諸島図』にも、台湾に所属する島々として釣魚島、黃毛嶼、赤尾嶼などの島々の名称を記載している。

これら島々の名称は、五百年余以前にわが国によって命名され、今日に至っている。日本が琉球を合併した時にも、この名前は継承されている。尖閣又は登野城の島名ではない。

二、釣魚台列島の海域は、わが国固有の領土である。

台湾の宜蘭と基隆の的漁港、特に南方澳の漁民は、先祖代々、釣魚台周辺の海域を伝統的漁場としてきた。それは漁民たちの共有する記憶であり、歷史的事実としても数代に遡ることができる。そして今日においても、荒波の中で漁獲に奮闘する漁民達の記憶でもある。

日本の石垣市議会は六月九日釣魚台列島を改名を企図したが、これは日本がこれまで命名又は改名、もしくは私有及び国有化等の行為と共に、わが国の領土に日本の主権を振るい、主権に伴う漁獲権その他の権利を侵犯する行為である。

日本は十九世紀以来のアジアに対する侵略と領土合併の行為に対して反省と懺悔をなし、軍国主義イデオロギーの徹底的止揚に努力すべきである。だが今日の日本の侵犯行為は、こうした歴史的反省を欠き、新たな「釣魚台問題」を巻き起こす。

我々は日本が釣魚台を私有又は国有化し、わが国の領土である釣魚台を改名して、尖閣諸島又は登野城尖閣と命名することに、断固として反対する。

我々は日本が釣魚台列島に、建設又は周囲の海域を不法に巡回し、台湾の漁民に暴力を振るうことに抗議する。


l 釣魚台教育協会、台湾釣魚台光復会、中華保釣協会…(增加中)

l 連絡人:陳慈立(0931-872060)、卓淑惠(0908-723459)

l 2020/6/9