深い海の底に眠る静寂、嵐の前の緊張、そして祈りに似た旋律。
このアルバムは「音で聞く戦国時代」をテーマに、人の心に宿る「勇気」「悲しみ」「希望」を描いた作品集です。
荒波を越えて進む船、旗を掲げる兵、時の狭間に揺れる命——それぞれの楽曲が、ひとつの物語として響き合います。
UtaKaoreが1年の創作の集大成として届ける、壮大でありながらも静かに心に寄り添う音の旅。
琵琶のような音色をメインに、耳なし芳一の物語を思わせる幻想的な世界を描いた作品。
これから戦国時代へとタイムスリップしていくような、緊張感と静寂が交錯する一曲です。
2. 船上、戦を前に(On the Ship, Before the Battle)
風の音を織り交ぜながら、静かな夜にこれから戦へ向かう人々の心情を描いた作品。
穏やかな海面の静けさの中に、覚悟と祈りが静かに漂います。
3. 旗幟鮮明ここにあり(Here Stands the Clear Banner)
「旗幟鮮明」という言葉が持つ、己の意思を貫く覚悟と緊張感。
逃げることも隠れることもできない立場にある者の闘志を、
重厚なオーケストレーションで力強く描きました。
4. オルカ神殿 チューバ7本の祈り(Orca Temple – Tubas’ Prayer)
オーケストラの中でも主役になることは少ない、低音楽器チューバの多重奏に挑んだ作品。
深い海の底で響く祈りのような音色と、神秘的な光景を音で描きました。
5. 花火、夏のレクイエム(Fireworks – Summer Requiem)
打楽器で花火の音を再現し、昭和の香り漂うどこか懐かしい響きをもつ楽曲。
日本の夏の風物詩「お盆」に寄せて、儚くも美しい命のきらめきをレクイエムとして描きました。