about DataCast
なぜ活動をしているのか?
近年、自治体やNPOが実施する事業の社会的インパクト評価が盛んになっています。
あるとき、「支援を実施した結果、子どもたちの自己肯定感があがった」という趣旨の報告書を見つけたことがありました。
しかし、そういった報告書を眺めていて、心理統計を扱ってきた身としては思うところがありました。
調査を実施するうえで倫理について適切に配慮されているか、
因果関係と相関関係を混同していないか、
使用されている質問票に信頼性と妥当性はあるのか、
......など疑問が尽きません。
そんな課題感から2021年に弊事業を立ち上げました。弊事業では、主にNPOに対してコンサルティングを展開し、若者・子ども福祉に関するデータを分析・集積しています。
きちんと支援の履歴(データ)を社会に遺すこと。それは、既に繋がっている目の前の人だけでなく、まだ支援が行き届いていない人々や、これから生まれてきて社会的困難を抱えることになる子どもやとその家族全体に対する支援策を考えるうえで強力なエビデンスとなります。
それゆえに、弊事業では「科学的根拠に基づく支援が一番やさしい」と考えています。