当合唱団は、学生時代にご指導いただきました高田作造先生のご尽力により、 1992年3月明治大学混声合唱団のOB・OGのみで結成されたOB会公認の合唱団です。明治大学混声合唱団の愛称 “明混(めいこん)” を合唱団の名称に取り入れて、仲間との友情を深めながら音楽への情熱を燃やしていこうと、様々な世代の団員が切磋琢磨しています。活動は週1回日曜日の練習、毎年行われる学生とのジョイントサマーコンサートと定期演奏会を柱とし、合宿や旅行などの行事を通して楽しく交流を深めています。海外での演奏活動も活発に行い、1998年南イタリアおよび韓国、2002年北イタリア、2005年シチリア、2009年北イタリア、2014年北イタリアにてオペラ合唱やカンツォーネなどを演奏し絶賛を浴びました。 2019年、6回目となるイタリア演奏旅行では、当団単独演奏会に加え、イタリア・クレモナ市の合唱団 Coro Lirico Ponchielli-Vertova(当団姉妹合唱団)とのジョイント演奏会を行い、大成功を収めました。 また、2011年に開催した結成20年目の記念定期演奏会では、歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』と高田先生編曲のカンツォーネを中心とした音楽劇『我がふるさとナポリ!』を上演し、2013年には歌劇『パリアッチ』とカンツォーネ音楽劇を上演いたしました。どちらも大成功を収め、高田先生より我々に生前から託された、団員だけによるオペラ公演の夢も実現することが出来ました。
2021年創立 30 周年を迎え、これからも高田先生の教えを胸に、ますます絆を深めながら活動を充実させて参りますので、なお一層ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
音楽をマンフレート・グルリット氏、ガエタノ・コメッリ氏に、声楽をアッリゴ・ポーラ氏、エットレ・カンポガッリアーニ氏、アルフォンソ・シリオッティ氏に学んだ。
1956年、ヴェルディ作曲「ラ・トラヴィアータ」でデビューし、注目を浴びた。藤原歌劇団入団後、1958年「ラ・ボエーム」のロドルフォ役は絶賛され、第一級テノールとしての第一歩を踏んだ。
ヴェルディ、プッチーニを中心としたイタリアオペラの主役を長年にわたってつとめ、そのレパートリーは約50役にものぼる。特に「カルメン」のドン・ホセ役は他の追随を許さず、出演回数は200回以上にも及んだ。
1981年に東京アルテ・シェニカオペラ研究所を設立、若手オペラ歌手の育成に力を入れた。晩年は日本における真のベルカント唱法の指導者として活躍した。藤原歌劇団正団員、(社)日本演奏連盟会員であり、東京アルテ・シェニカオペラ研究所代表、コーロ・ディ・メイコン総監督、明治大学混声合唱団総監督を務めた。2010年8月17日逝去。
明治大学商学部卒。在学中は、明治大学混声合唱団学生指揮者を務める。発声および指揮法を高田作造氏に師事する。
東京アルテ・シェニカオペラ研究所公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』『ラ・ボエーム』『外套』『アイーダ』の合唱指揮をつとめるかたわら、『外套』のティンカ役、『アイーダ』の使者役としても出演した。同研究所オペラ公演において1998年11月『愛の妙薬』『カヴァレリア・ルスティカーナ』『オテッロ』を指揮。また、テアトロリリカ熊本オペラ公演において『道化師』『椿姫』『トスカ』『ラ・ボエーム』『カルメン』『蝶々夫人』を指揮。宗教曲では、ヴェルディ『レクイエム』『聖歌四篇』、プッチーニ『グロリア・ミサ』、モーツァルト『レクイエム』『戴冠式ミサ』、フォーレ『レクイエム』などの作品を指揮。
2021年、明治大学混声合唱団第70回記念定期演奏会において、東京室内管弦楽団と共にヴェルディ『レクイエム』を指揮、好評を博す。東京アルテ・シェニカオペラ研究所指揮者部門会員 、コーロ・ディ・メイコン常任指揮者、明治大学混声合唱団常任指揮者。
鹿児島県出身。お茶の水女子大学文教育学部音楽科ピアノ専攻卒業。同大学院演奏学講座修了。向井ます子、小林素子、遠藤秀一郎の各氏にピアノを師事。東郷和子氏にソルフェージュを師事。
第30回南日本音楽コンクール入選、第4回、5回南日本ジュニアピアノコンクール優秀賞受賞。第9回鹿児島新人演奏会出演。オペラ、歌曲、宗教曲、合唱などの伴奏者、またピアノやソルフェージュの講師として活躍している。
ピアノによるオペラ公演ではヴェルディ『アイーダ』『椿姫』、プッチーニ『トスカ』『ラ・ボエーム』『外套』、ドニゼッティ『愛の妙薬』、マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』、レオンカヴァッロ『道化師』など、宗教曲ではヴェルディ『レクイエム』、モーツァルト『レクイエム』『戴冠式ミサ』、フォーレ『レクイエム』などを演奏。また、1998年、2002年、2005年、2009年、2014年、2019年のコーロ・ディ・メイコンイタリア公演にピアニストとして同行、好評を博す。その他、フォーレ『レクイエム』、ヴェルディ『聖歌四篇』をエレクトーンに編曲・演奏するなど、様々な活動を行っている。
東京アルテ・シェニカオペラ研究所、コーロ・ディ・メイコン、明治大学混声合唱団、アルベリ等のピアニスト。
北海道出身。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。さらに東京アルテ・シェニカオペラ
研究所にて研鑽を積む。これまで伊藤功俊、則竹正人、嶺 貞子、高田作造、ティツィアーナ・ドゥカーティ各氏に師事。2006年渡伊し、ミラノにてリーナ・ヴァスタ氏に師事。
イタリアにおいて、第9回フランチェスコ・アルバネーゼ声楽コンクール優勝。第4回スキオ市国際声楽コンクール第4位入賞。その他イタリア国内のコンクールにおいて多数入選。ナポリ近郊トッレ・デル・グレコ市においてソロ・コンサートデビューを果たす。
これまでプッチーニ『ラ・ボエーム』(ミミ)、『トスカ』(タイトルロール)、『外套』(ジョルジェッタ)、レオンカヴァッロ『道化師』(ネッダ)、ヴェルディ『アイーダ』(タイトルロール)、『イル・トロヴァトーレ』(レオノーラ)などのオペラ公演に出演。リリコを中心としたリリコ・スピントまでの諸役をレパートリーとする。
またソプラノ・ソリストとして、モーツァルト『戴冠ミサ曲』、ヴェルディ及びモーツァルト『レクイエム』、ロッシーニ『スターバト・マーテル』などの各演奏会に出演。
現在はオペラやコンサート活動などのほか、声楽教室を主催し、声楽指導をおこなっている。
及川音楽事務所所属アーティスト。(社)日本演奏連盟会員。明治大学混声合唱団及びコーロ・ディ・メイコンヴォイストレーナー。チルコロ・デッラ・コラーレ合唱指導者。