2024年度 公開講座
公開講座「気候変動と極端気象」
2025年3月16日 午前10時―12時 オンライン開催
趣旨
近年、地球温暖化が顕著に進行しており今後さらに進行することが予想されています。それに伴い豪雨や猛暑などの極端気象のさらなる強化が懸念されています。本講座では、第一線の研究者が、気候変動と極端気象に関わる様々な話題を提供します。お気軽にご参加ください。
対象
高校生以上を想定していますが、どなたでもご参加いただけます(参加費:無料)。
申込方法
題目と講師
1.「地球温暖化と極端気象」北海道大学*・教授 堀之内武
2.「雲より高い場所、成層圏が気候を変える」北海道大学*・准教授 河谷 芳雄
3.「極端気象と不公平性」国立環境研究所** ・室長 塩竈 秀夫
(各講師が30分講演し、質疑の時間と休憩を各5分程度とります。)
* 北海道大学地球環境科学研究院所属, ** 国立環境研究所地球システム領域所属
本講座は環境省・(独)環境再生保全機構環境再生保全機構「環境研究総合推進費2-2401(日本・アジア太平洋地域の将来変化に関わる複合的な極端気象・気候現象の定量化と理解)」に参加する研究者が、2024年度より3年間、毎年実施します。
講座概要
『地球温暖化と極端気象』
地球温暖化により極端気象も悪化すると言われていますが、どうしてそうなるのでしょう。具体例や最新の研究の話を交えて、その仕組みを語ります。
『雲より高い場所、成層圏が気候を変える』
飛行機の窓から上空を見ると、雲ひとつない青々と広がる成層圏と呼ばれる大気層を眺めることができます。成層圏は私たちが住んでいるところより遥かに高い場所ですが、天気予報精度や気候変動に影響を与えていることが分かってきました。本講演では成層圏に焦点を当てた最新の研究について簡単に紹介します。
『極端気象と不公平性』
気候変動によって、熱波や豪雨などの極端気象現象が変化することが予測されていますが、その変化は地域間や世代間によって一様ではありません。本講演では、気候変動の不公平性に関する研究を紹介します。