Charity Movie Projectの活動記録、プロジェクトを通して何を感じ、何を得たかについて詳しく書かれています。
Zoom 会議にて、日本クリニクラウン協会の熊谷さんのお話を聞けました。クリニクラウンとは何なのかなどの基本情報の他に、なぜ活動をするのか、この活動に対する思いなど、中々聞けない話もあって、とても面白かったです。この感動をもっと多くの人に伝えたいという気持ちが沸き、動画制作が楽しみになりました。
Zoom会議中に取ったメモ
日本クリニクラウン協会がどのような活動をしているのかを聞いて、心が動いた点、新たに聞きたい点などを次のヒアリングに向けて、ヒアリングシートという一枚の紙にまとめました。この活動を通して、これだけは動画で絶対に伝えたいというような動画のテンプレートが決まっていきました。新型コロナウイルスの影響でNPOの方に実際に会って話を聞くことができず、全ての情報収集をオンラインで行いました。しかし、zoomだったからこそ、大阪にいる熊谷さんの話を聞けたということもあると考えると、少しだけコロナに感謝したいです。
ヒアリングシートを活用し、質問を考えた
私たちが伝えたいことが決まってきたところで、ストーリボードというエクセルのテンプレートを使って動画の構成を考えていきました。ここには、今まで日本クリニクラウン協会から得た情報から私たちが伝えたいと思ったポイントが書かれています。各カットごと背景はどうするのか、人はどう配置するのかなどを意識してコンテもまとめました。
ストーリーボードというテンプレートを用いて構成を考えた
1回目の動画撮影は、上半身のみ画角に入っていて、マスクもつけたままでした。撮影方法等について話し合う時間をあまり取れず、準備不足でした。その結果、カンペを読みながら、早口で話し、噛んでも撮り直す時間がないため話し続け、背景はずっと黒板というあまりよろしくない動画ができあがりました。撮影時間と同様に編集時間もあまり取れず、ほぼ1Rollしか使いませんでした。その結果、字幕と流れている動画の内容がズレてしまったり、インサートのタイミングが不自然になってしまったり、大変なことになってしまいました。
マスクで表情が見えなくて、暗い雰囲気
1回目の撮影を終え、情報量が多すぎることが分かり、ストーリーボードの改善をしました。何が本当に伝えたいのかを模索をし、2人で話し合いを繰り返しました。話し合いの結果、クリニクラウンの方々のかっこよさや、クリニクラウンの活動の重要性の2点が伝わるような動画を作ることに決まりました。
また、2回目の動画撮影後、相談サロンに参加し、自分たちにしか作れない動画を作成するためのアドバイスをもらいました。最終的に韓国語と英語を話せるという能力を活かし、動画に盛り込むことになりました。
何を削るか、何回も話し合って決めた
1回目の動画の完成度が低かったため、私たちはもう一度動画を撮影することにしました。朝早くに教室に集まり準備をし、授業が始まるまでのタイムリミットの中撮影をしました。前回の反省を活かし、背景を自分たちで絵を描いたホワイトボードや学校の中庭にしました。改善した台本も記憶して、表情が見えるようにマスクも外しました。セリフを噛んでしまったり、人が映り込んでしまったり、赤い鼻が話している途中に落ちてしまったりなどとトラブルはたくさんありました。特に赤い鼻は苦戦しました。落ちないように、芝生で仰向けになって撮ってみましたが、上手くいかず最終的にテープで直接鼻につけることにしました。
学校に7:30集合、家を6:10に出発...
前回の反省を踏まえ、2回目の動画作成ではきちんと編集の時間をたっぷり設けました。また、1回目は動画編集をほぼ1Rollしか使いませんでしたが、今回はiMovieも使用しました。これにより、インサートのタイミングの縛りがなくなり、構成がきれいになりました。また、字幕の制限もなくなり、字幕を入れられなかったカットにも、説明を加えることができました。しかし、1Rollは15秒などと秒数が指定されているので、ぴったりにおさめるのために編集しては保存してを何度も繰り返しました。
動画編集が一番時間がかかった
動画編集まで終えて、最終版をアップロードしました!何回も動画を取り直したり、映像編集に苦労したりと試行錯誤がありましたが、動画が完成した時は達成感でいっぱいでした。何よりも、私たちが作った動画で寄付が集まり、それが日本クリニクラウン協会の支援につながると考えると、本当にやってよかったな、と感じました。新型コロナウィルスの関係で例年とは違う形のプロジェクトでしたが、この時期だからできることを最大限活かして寄付募集最後の日まで広報を頑張っていきたいです。
達成感を味わえた