デッキ合成スラブは、板厚が1.0mm程のデッキプレートの上にコンクリートを打設した床部材です。当研究室では、デッキ合成スラブおよびデッキ合成スラブを用いた構造部材の力学挙動に関する基礎的な研究を通じて、これらの合成部材に対する合理的な設計法の開発に取り組んでいます。
デッキ合成スラブの曲げ性状の把握とその変形挙動に対する簡易評価に取組んだ研究です。実大床スラブの曲げ実験を通じて、床が破壊に至るまでの挙動を詳細に分析すると共に、その荷重変形挙動に対する簡便な評価手法の構築などに取り組んでいます。
主要な論文
開口部を有するデッキ合成スラブの曲げ変形挙動の簡易評価手法に関する考察(https://www.aij.or.jp/paper/detail.html?productId=703319)
コンクリートスラブが取付く実大部分鉄骨架構に層間変形とダンパー力を与えた実験研究(https://doi.org/10.3130/aijs.88.710)