形成中の惑星およびその兆候のALMA観測に向けた勉強会

2022年2月1日、4日、21日、24日、オンライン開催

趣旨

形成中の惑星を取り巻く周惑星円盤は、惑星および衛星形成において重要な役割を担っています。しかし、その小さな空間スケールのため、長らく直接観測することが困難でしたが、ようやく最近のALMA観測によってPDS70cに付随する周惑星円盤の観測が成功しました直接的な観測の一方で、惑星の兆候である速度構造のねじれなども観測され始めており、惑星が存在する間接な証拠も集まりつつあります。しかしそれらの観測数は限られており、惑星形成および衛星形成に関する観測的・理論的研究のさらなる進展のためには、今後サンプル数を増やす必要があるでしょう。この勉強会では、今後のALMA観測を見据え、理論研究の立場の方から主に話題提供して頂き、観測家が観測立案につなげることを目的とします。そのため、講演は招待講演に限定し、1講演あたり1時間(観測は30分講演)にしてじっくり議論する形式にしています。活発に議論していただくため、講演中は自由に質疑してください。

開催日時および場所

2022年2月1日、4日、21日、24日、オンライン開催

学校行事等のため、開催日程が不規則になっています。

プログラム

2月1日 座長:百瀬

9:30-9:35 はじめに+事務連絡(橋本)

9:35-10:35 青山 雄彦「集積中のガス惑星からの水素輝線放射モデル

10:35-11:05 橋本 淳「DSHARPサンプルにおける降着中の惑星からの水素再結合線の探査」

11:05-11:35 武藤 恭之「DSHARPサンプルにおけるダストCPD探査」

2月4日 座長:武藤

13:00-14:00 藤井 悠里「ガス惑星周りの巨大衛星系の形成」

14:00-15:00 金川 和弘「惑星が作る原始惑星系円盤のガス/ダスト構造」

2月21日 座長:橋本

13:00-14:00 奥住 聡「巨大惑星がつくる原始惑星系円盤の温度構造」

14:00-15:00 芝池 諭人「PDS70cにおけるダストの合体成長とダスト放射、およびそれらの一般の周惑星円盤への拡大」

2月24日 座長:青山

13:00-14:00 谷川 享行「原始惑星系円盤からガス惑星への降着流の3次元的構造」

14:00-15:00 高棹 真介「降着を受ける原始ガス惑星からのHalpha放射に関するシミュレーション」

講演予定者

(敬称略)

藤井 悠里、谷川 享行、芝池 諭人、奥住 聡、青山 雄彦、高棹 真介、金川 和弘、武藤 恭之、橋本 淳

参加登録

 参加登録はいつでも受け付けます。以下のリンク先から登録おねがいします。登録されたメールアドレスにZoomとSlackアドレスが自動送信されます。

参加登録者リスト

 参加登録者リストは自動更新されます。