東武東上線は、埼玉県の寄居から、東京都の池袋を結ぶ全長75キロの路線です。今回は寄居~小川町のワンマン区間を再現しました。10キロ程の末端区間を4両編成の電車がのんびりと走ります。沿線の名所は少なく、利用客数は最盛期に比べて減少していますが、朝夕のラッシュ時間帯は多くの通勤・通学客に利用されています。また、2020年10月にはホンダ寄居前駅が開業し、ホンダ寄居工場に勤める方々の利用も増えています。2023年 3月18日のダイヤ改正で、一部列車のワンマン運転が森林公園まで延長されました。また、池袋口の列車の停車駅変更及び運行本数の見直しや相鉄との直通運転開始に伴い、東上線は大きく性格が変わりました。
秩父鉄道、JR八高線との乗り換え駅の寄居。東上線は元々、ここから渋川まで延伸する予定だった。
2番線に到着するツートンカラーの81107F。日中は基本的に1番線は使用されない。
電化当時から残る古い架線柱。東武ではまだまだ健在だが、数を減らしつつある。
玉淀を出て直ぐに渡る荒川橋梁。県内では最古級のトラス橋
荒川橋梁を渡ると鉢形駅。駅舎は新しくなったものの、跨線橋はそのまま残された。
駅舎内に掲載されている記念ポスター。古い写真が東上線の歴史を物語る。
2020年10月31日に開業したみなみ寄居(ホンダ寄居前)駅。駅名から分かる通り、寄居工場の職員が多く利用する。
開業記念で作られた50090型のモックアップ。現在は森林公園駅に移されている。
東武竹沢駅。ここでは列車の交換が頻繫に行われる。八高線の竹沢駅とは少し離れており、発車してすぐに立体交差。その後は暫く並走し、小川町へと向かう。
小川町はJR八高線との乗り換え駅。ワンマン区間はここまで。池袋方面へは対面乗り換えが可能である。県立小川高校の最寄り駅で、学生が多く利用する。
81111F(左)と81107F(右)。ツートンカラーとセイジクリームの並びはまるで昭和時代。
改札前に掲載されている車両達。東上線のみならず、ここで見ることが出来る車両が紹介されている。