本ワークショップは終了しました.
平素より防災科学技術研究所の業務につきまして,格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます.
さて,この度,当研究所実験施設「雪氷防災実験棟」を社会に役立つ防災知識や防災技術を創出する共用施設として多くの方にご活用頂けるように,実験施設の有効活用による雪氷研究の促進について議論するワークショップを開催致します.
施設利用者の方より研究成果をどのように活用しているかご発表頂くことになっておりますので,多くの方にご参加頂き,皆様のご意見を今後の実験棟運営に反映させて頂きたいと存じます.
防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター
センタ-長 上石 勲
風洞上部より雪粒子を供給しながら送風(10m/s程度)することにより風雪環境を再現.
風洞内で地吹雪を発生をさせて,吹雪の動力学過程に関する計測を実施.
風洞内で防雪柵/防雪林の模型を用いた吹雪実験を実施し,防雪効果や最適な設置方法などを検証.
標識板への着雪が落下することにより,通行車両や人に被害を与えることや,落雪により視界が遮られ事故を誘発する恐れがある.着雪のメカニズムの解明とともに,その試験手法および対策品の性能評価に関する標準化の検討を実施.
鉄道車両台車部の着雪対策のため,台車部の模型を用いた着雪試験も行い,シミュレーションによる解析を実施.(鉄道総合技術研究所 鎌田慈氏との共同研究)
風洞着雪試験により様々な試験体に着雪させ,そのせん断力を計測することにより.着雪しにくい材料の研究・開発を実施.(長野工業高等専門学校 柳澤憲史氏との共同研究)
南極地域観測隊によって建設された南極昭和基地基本観測棟(部材納品はミサワホーム株式会社)の,スノードリフト(雪の吹きだまり)抑制効果を風洞実験により検証.(日本大学 石鍋雄一郎氏との共同研究)
防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 新庄雪氷環境実験所 佐藤研吾
電話: 0233-22-7550(代表) E-mail: kg-sato○bosai.go.jp (○を@に変更してください)