機械情報工学科の前身は「精密工学科」,その前身は「機械工学科」である.
1949年(昭和24年)までには,機械工学科に「自動制御」が科目設置されており,制御工学を学ぶことができるようになっていた.
1961年(昭和36年):工学部が聖橋校舎から現在の生田校舎に移転した際のカリキュラムには,基礎専門科目として「制御工学 I」,選択専門科目として「制御工学 II」が設置されていた.
1977年(昭和52年):機械工学科は,機械工学科と精密工学科の2学科に分かれた.
1977年(昭和52年):精密工学科発足時に初めて「制御工学研究室」が設置される.担当は,萩原辰弥教授と上村正治助手であった.その後,小山紀助手が1978年(昭和53年)10月から1979年4月まで「制御工学研究室」に在籍した後「流体力学第一研究室」に移籍する.
1986年(昭和61年):萩原教授が定年のために研究室を離れたのち,同年5月に嘉納秀明教授が就任し「制御工学研究室」を担当する.
1987年(昭和61年):上村助手が「信頼性工学研究室」に移籍した後,1989年(平成元年)に阿部直人助手が就任し「制御工学研究室」に在籍する.以降,1997年(平成9年)まで嘉納・阿部体制が続く.
1998年(平成10年):阿部助手は専任講師に昇格し「システム制御研究室」担当になる.この間,1989年(平成元年)に工学部は理工学部に名称変更となった.
2005年(平成17年):精密工学科から機械情報工学科に名称が変更になる.「制御工学研究室」は嘉納教授が担当する研究室として存続する.
2008年(平成20年):嘉納教授が定年により退職し,「制御工学研究室」は一旦途絶える.
2010年(平成22年):市原裕之専任講師が着任し「制御工学研究室」担当になり,現在に至る.
「制御工学研究室」は機械情報工学科とその前身学科(精密工学科)に同名称で残る数少ない研究室の1つである.