日本の航空黎明期に来日したフランス航空教育団は我が国の航空の基礎を作り、その後の日本の航空発展の道を開いた

Il y a cent ans, une mission française composée d'une soixante de militaires met en place les fondements de l'aviation japonaise alors à ses débuts

最終報告会を2022年2月25日(金)に開催しました。

お知らせ

最終報告会開催

2017年より活動を続けてきました「フランス航空教育団来日100周年記念事業」を、2022年3月末にて終了することといたしました。2022年2月25日(金)17:30~19:00に開催しました(YouTubeでご覧いただけます)。これまでのご支援、まことにありがとうございました。(https://youtu.be/7KmJeC0yV3o)

プログラム

日時 2022年2月25日(金) 17:30~19:00

YouTube  https://youtu.be/7KmJeC0yV3o

主催 フランス航空教育団来日100周年記念事業実行委員会

Association pour le Souvenir de la Mission Faure (1919-1920) (ASMF)

フランス航空教育団来日100周年記念イベント所沢実行委員会

17:30 17:35 開催挨拶

鈴木真二 フランス航空教育団来日100周年記念事業実行委員会 委員長

17:35 17:45 ASMF挨拶

Patrick Arcouët ASMF会長(教育団の子孫)

Laurent Coste ASMF(教育団の子孫)

17:45 18:00 事業報告

鈴木真二

18:00 18:15 出版報告

Christian Polak (株)セリク代表取締役社長

18:15 18:30 所沢実行委員会報告

日向貴一 フランス航空教育団来日100周年記念イベント所沢実行委員会 実行委員長

18:30 18:40 アンリ・ファルマン展示報告

谷本嗣英 所沢航空発祥記念館副館長

18:45 18:55 赤い翼プロジェクト紹介

渡辺昌俊 赤い翼プロジェクト実行委員会事務局長

18:55 18:57 所沢市の新プロジェクト発表

        日向貴一

18:57 19:00 閉会挨拶

Nicolas PIERSON陸軍中佐  在日フランス大使館副武官


・日本航空宇宙学会誌 2020年68巻7号に「フランス航空教育団が日本に与えた影響と,来日百周年記念事業報告」が掲載されました。J-STAGE

・2019年パリエアショーにおいてル・ブルージエ航空宇宙博物館でパネル展示を行いました。Twitter

・日仏工業技術65/2に「フランス航空教育団来日100年を記念して」が掲載されました。Twitter

・所沢航空発祥記念館 日本で初めて動力飛行した飛行機「アンリ・ファルマン機」の展示がはじまります。案内

・本事業の発起人の一人であり、事務局長として活躍された臼井実氏が2019年7月4日にご逝去されました。ご冥福をお祈りするとともに、臼井氏の功績に感謝申し上げます。

・2019年7月3日開催の在仏日本大使館レセプションにフランス航空教育団来日100周年記念フランス実行委員会が参加しました。Twitter

・在日フランス大使館からフランス航空教育団の動画が公開されました Twitter

・東大出版会からの本が完成しました!東大出版会

・フランス航空教育団来日100周年記念イベントに関する所沢市の報告記事が掲載されました。

あいち航空ミュージアムにてパネル展示実施中。

・2019年4月8日、フランス大使公邸レセプションで松本零士さんが日本側子孫代表としてあいさつされました。全天球画像

・2019年4月7日 所沢でのフランス航空教育団来日100周年記念イベントNHK首都圏ニュースで紹介されました。

・松本零士×鈴木真二 トークイベント開催 2019年4月7日(日) 所沢航空発祥記念館 大型映像館

・「 日仏航空関係史 フォール大佐の航空教育団来日百年史 クリスチャン ポラック 編 鈴木 真二」のAMAZON予約が始まりました。AMAZON

・所沢でのフランス航空教育団来日100周年記念イベントプレスリリース

・東京大学出版会より「 日仏航空関係史 フォール大佐の航空教育団来日百年史 クリスチャン ポラック 編 鈴木 真二」が出版されます。東大出版会

・2019年4月7日 所沢航空記念公園(埼玉県所沢市並木1-13)においてフランス航空教育団来日100周年記念イベントが開催されます。所沢市HP

・『航空と文化』 2019年1月15日 新春号 (No.118) に「フランス航空教育団が日本に与えた影響 」が掲載されました。WEB版も公開!日本航空協会

・公式 Twitter

  • 活動記録は report をご覧ください。

フランス航空教育団来日100周年記念事業

フランス航空教育団とは?

  • 第一次大戦下の1918年、日本の支援要請に対しフランスはフォール少佐(日本滞在中に大佐)を団長に60数名を、渡航費、日本滞在中の給与全てフランス政府が負担する航空教育団を派遣した。

  • 教育団はマルセーユを11月21日出港し翌1919年1月12日長崎に寄港、途中で盛大な歓迎を受けつつ 神戸より陸路で 移動し1月15日東京に到着、盛大な式典が行われた。

  • 教育団の教育科目は8項目。①飛行機操縦及び空中戦闘法 ②偵察写真・無線通信術 ③空中射撃術 ④爆撃術 ➄機関工術 ⑥気球に関する教育 ⑦機体製作術 ⑧発動機製作術

  • 訓練地は国内7拠点。所沢(埼玉県)、下志津(千葉県)、浜名湖(静岡県)、三方ヶ原(静岡県)、東京砲兵工廠 (東京都)、熱田(名古屋市)、各務ヶ原(岐阜県)

  • 第一陣来日の7か月後の8月に大体の課程が終了し順次帰国となったが、フォール大佐以下15名は機体製作の所沢と発動機製作の熱田に残り翌1920年4月にフォール大佐が帰国した。

  • 教育団の残した成果は大きく、その後の日本の航空の基礎を築いた。

  • 教育団の顕著な活動に対し日本国政府はフォール大佐に勲三旭日章を授与、他メンバー全員も叙勲し彼らの功績を称えた。

記念事業 実行委員会のご案内

フランス航空教育団を一般の方に広く知って頂き、彼らの偉業を顕彰し、記録に残す事を目的に記念事業 実行委員会を立ち上げ、所沢市、航空自衛隊、各地の航空博物館、関連団体、企業、関連省庁の協力を頂き活動を進めております。


記念事業の内容

1.日・仏でのConferenceの開催

教育団がもたらした日本の航空産業への影響や、その後の両国の結びつきを広く知って頂く為、Conferenceを日・仏で開催。

・2018年10月18日、新橋、日本航空協会で開催。 パネリストはエアバスジャパン野坂様及びMr.Christian Polak President K.K. SERIC.

2. 巡回パネル展の開催

・広く一般の方に航空団の業績を知って頂く目的で、航空自衛隊基地祭、航空博物館で巡回パネル展を順次展示。詳細は report に掲載。

・2019年6月のパリエアーショー期間にル・ブルージエ航空宇宙博物館(Musée de l'Air et de l'Espace du Bourget)でもパネル展を開催(1年間展示)。

3. 100周年 記念本の出版

教育団の活動を広く掘り下げ、現在に至る日仏航空協力までカバーした 、日仏専門家による100周年記念本を東京大学出版会より2019年5月出版。

4.日仏関係者子孫の再会

当時の日仏メンバーの子孫や関係者を探し出し、2019年4月7日(日)所沢市実行委員会で計画中の記念式典に出席頂き、100年目の再会と先人の業績を顕彰し、日仏友好親善を図りました。

5. 航空自衛隊によるイベント支援

2019年4月7日(日)所沢市航空公園での記念事業式典会場上空で、航空自衛隊機による祝賀飛行、航空自衛隊音楽隊による演奏が行われました。

6.アンリ・ファルマン機の一般展示

航空自衛隊入間基地 修武台記念館に保管されている、徳川好敏大尉による日本初の動力飛行を記録したアンリ・ファルマン機(実機)を、青少年はじめ一般に向けて展示すべく、埼玉県及び所沢航空発祥記念館に実行計画立案を依頼するとともに、航空自衛隊と協議・連携し、計画実現に向けて調整中。2019年7月19日より所沢航空発祥記念館で公開されました。

7. 日仏交流 折り紙ヒコーキ所沢大会の開催

大空への夢をかなえる「日仏交流 折り紙ヒコーキ所沢大会」を所沢市主催により2019年1月12日(土) 所沢市市民体育館で開催。

8.フォール大佐の胸像銘板の張替

所沢航空公園にあるフォール大佐の胸像の正面銘板は戦時中に供出され現在の物は当時と異なる。フランス大使館により教育団の氏名(日本語、フランス語)を記した新たな銘板をGIFAS(フランス航空宇宙工業会)の支援で製作・張り替えし記念式典(2019年4月7日)で除幕式を行いました。

9.記念缶バッジの製作販売

3種類の記念缶バッジを製作販売し活動資金とします 。

活動への皆様のご理解とご支援を宜しくお願い致します。

フランス航空教育団来日100周年記念事業 実行委員会

一般財団法人 総合研究奨励会 内 (連絡は 最下段の お問い合わせフォームよりお願いします)

後援、協賛企業、協賛団体(2019年2月27日時点)

  • 後援

駐日フランス大使館、埼玉県所沢市、岐阜県、 岐阜県各務原市、 日仏工業技術会

  • 協賛企業、団体

日本航空株式会社、全日本空輸株式会社、ホンダ エアクラフト カンパニー、三菱重工業株式会社、 川崎重工業株式会社 、エアバス・ジャパン株式会社、三井物産株式会社、株式会社 IHI

株式会社ジャムコ、 ダッソー・システムズ株式会社、株式会社SUBARU、 株式会社フロムページ、住友精密工業株式会社、タレスジャパン株式会社、成田国際空港株式会社、 株式会社山之内製作所、一般社団法人日本UAS産業振興協議会 、 株式会社フジドリームエアラインズ 、日本エアロスペース株式会社、SAFRAN Helicopter Engines


株式会社セリク、名古屋空港ビルディング株式会社、折り紙ヒコーキ協会、丸文株式会社
  • 特別協賛

フランス航空宇宙工業会GIFAS:フォール大佐胸像の銘板提供

一般社団法人日本航空宇宙工業会SJAC: 国際航空宇宙展2018東京でのパネル展示場所提供

  • 個人協賛 多数

東京大学出版会より「 日仏航空関係史 フォール大佐の航空教育団来日百年史 クリスチャン ポラック 編 鈴木 真二」が出版されました。

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