トラウマを「素早く」「徹底的に」処理する新しいサイコセラピーを学ぶ!
【ブレインスポッティング】
公式Phase1トレーニング 開催
【ブレインスポッティング】
公式Phase1トレーニング 開催
2日間を通して行われるPhase1トレーニングです。ブレインスポッティングの基本的な3つの方法、そしてより複雑な状態の相談者に対してBSPを使うリソースモデルを、レクチャー・デモンストレーションを交えて習得します。数年ぶりの現地(大阪)も含めたハイブリット型のトレーニングです。
日程
2026年6月27〜28日(2日間のトレーニングです)
1・2日目:9:30〜17:00
受講料
80,000円 → [早割]75,000円
※早割は6月7日申込みまでの価格
定員
オンライン:60名
現地(大阪):20名
申込締切
2026年6月21日(早割は6月7日)
ブレンスポッティング(BSP)は、脳と身体と関係性に根差した新しいサイコセラピーです。EMDRのエキスパートであったDavid Grand博士によって精神分析、ソマティックエクスペリエンス、そしてEMDR等の影響を受けて2003年に米国で開発されました。
視野上に「ブレインスポット」と呼ばれるトラウマと関連した目の位置を特定し、フォーカスして処理を行うBSPは「見る位置によって感じ方が変わる」というキャッチフレーズで言い表されます。
その素早く高い効果から、BSPは北米・南米・欧州・豪州を含め、瞬く間に世界に広がり、そして日本、インドネシア、フィリピン含むアジアにも広がりつつあります。現在、世界中で15000人以上の臨床家によって学ばれています。
BSPの特徴はその速さ・効果の大きさです。それは、1)癒しの処理が起こる枠組みを作り出すための関係性の重視、2)視野の中にトラウマと関連のある目の位置を特定しフォーカスして処理を起こす神経生物学の活用、そして3)これらが全て自然に起こるための不確定性原理の実践から生まれます。
「何も推測しない」態度から、相談者との関係性の同調を経て「安心・安全」の空間を作り出し、そこにブレインスポットを特定することを含め、神経生物学的な同調をすることで、相談者の脳が集中的なトラウマ処理を起こす枠組み(フレーム)が生まれます。これは、プロトコルに沿うのではなく「全ては不確定である」という態度を受け入れ「今この瞬間」に沿っていくことで実現します。
BSPは神経生物学的な仮説に基づいています。ブレインスポットにアクセスすることで皮質下の活性化、また同時に身体と感情体験を抑制する無顆粒層を含む新皮質の活性化が起こることで、問題にフォーカスした高い活性化状態において身体の抑制機能を働かせ「終わっていなかったトラウマ反応を完了」させ、トラウマの影響を取り除きます。
無限大の神経の結合が人間には存在するという事実から「癒しの本質は来談者の脳にある」と仮定し、それを唯一の癒しの拠り所として信頼します。セラピストが先に立って導くのではなく、むしろ、尾が頭に必ずついていく「彗星の尾」のようになって、徹底的に来談者の処理に寄り添っていきます。それにより、来談者が生存するための本来の力を引き出し、問題の解決へと誘います。
BSPの臨床試験は始まったばかりで、十分な数のエビデンスはまだありません。ドイツでBSPの予備調査が公刊され、また数年内にスペインで、BSPの比較調査の公刊が決まっています。2つの調査はBSPが高く効果のある方法であることを示しています。
また一般にすでに公開されている根拠として、2012年に起きたアメリカ銃乱射事件の被害者ケアに関する調査結果が公開されています。乱射事件が起きたサンディ・フックのコミュニティーを対象に調査が行われた結果、BSPはソマティックエクスペリエンシング(SE)やEMDRと同様かそれ以上に効果があると感じられたということが報告されました。
始まったばかりのこれらの研究や調査から、BSPは今後十分なエビデンスを積み重ねていく潜在的可能性があると言えるでしょう。
BSPには様々な状況で柔軟に用いられることが期待されますが、とりわけ短時間で患者と会う医師が活用する技術も開発されつつあります。最近のパイロット研究では、構造化された10分間のBSPセッション3回の提供含むプログラムに参加することで、最大20%もの全般的症状の軽減、また取り扱ったトラウマ的事象そのものや、事象のいくつかの側面においてプロセスが完了したことが確認され、また有意に軽減が生じたことが確認されました(鈴木, 2023)。今後のさらなる検証は必須ですが、日本の医療システムにも適応した活用の有望な可能性が示唆されたと言えましょう。
2022年11月に発売された “一点をぼーっと見るだけ! 脳からトラウマを消す技術“(講談社)に紹介されているように、BSPは援助者が介入できないセッション間の取り組みを提供してくれます。患者・クライアント自身が援助者の介入なしに実践できるよう、安全かつシンプルなBSPは、その効果もパイロット研究や大学教育で認められています(鈴木, 2021)。
Q:BSPでは道具を使いますか?
A:たいていの場合は、指示棒、そしてバイオラテラルCDという特別な音楽を用います。また視野を制限するためのゴーグルを使う場合もあります。
Q:BSPの対象疾患はどういったものでしょうか?
A:Phase1トレーニングで習得する3つの方法と態度の深い理解があれば、たいていの状態の相談者に使用することが出来ますが、習熟度により異なります。DID(解離性同一性障害)等の重篤な状態に対しては、それなりの経験と理解度が不可欠になります。
Q:BSPは安全ですか?
A:脳の自然な処理能力を拠り所にするので、侵襲性は高くはありません。一方で、その処理自体に反応する相談者に対しては、十分な心理教育が必要となります。
Q:BSPにはプロトコルがないので、いつ何をして良いか分からず不安です。どうすればよいでしょうか?
A:BSPにはセットアップという手順があります。それは状況によっては省いたり、順番を変えたりしても良い、BSP臨床における柔軟なガイドラインです。プロトコルに沿うことは、その場の状況に柔軟に対応できるセラピストの能力を妨げ、その結果相談者が十分に安心してトラウマの処理を行うことが出来なくなる場合もあります。練習を重ねてBSPのセットアップとそれまでの経験や知識を統合できるようになると、不安なくBSPを使えるようになります。
Q:BSPは統合的モデルであると習いました。どういう意味でしょうか?
A:BSPは開かれたモデルです。BSPはセラピスト自身の経験や知識を殺すことがないまでか、十分に活用できるし、するべきだし、することでより一層効果が増す方法です。経験や知識とBSPのセットアップを統合し、自分らしさを出せるBSPの臨床を作り上げていくことが可能です。
Q:BSPではどんなトレーニングを受けられますか?
A:BSPの基本3技法を学ぶPhase1、更なる3つの方法と枠組みの調整について習得出来るPhase2、3つの高度な方法とパフォーマンス向上の技術が学べるPhase3、開発者David Grand博士が臨床で行う「フリースタイル」を学ぶマスター・クラス、そして参加者全員がセラピストとクライアントをDavid Grand博士の目の前で行い指導を受けるインテンシブ、の5つのトレーニングが提供されています。
Q:臨床心理士研修ポイントの対象になりますか?
A:本トレーニングは、(公財)日本臨床心理士資格認定協会の研修ポイントの対象となるように申請予定です。しかし、システム上、ポイントが認められるかどうかは、研修終了後に決定します。よって、現時点では、認められることが確定しているわけでないことをご了承ください。
研修ポイントご希望の方は、研修当日、会場受付のリストに、臨床心理士登録番号を必ずご記入ください。確定した場合、後日メールにてお知らせいたします。ポイントが認められた場合、後日、皆様が日本臨床心理士資格認定協会に提出されるポイント申請書類に、当トレーニング終了後にお渡しする受講証明書を添付してください。
Q:オンラインでの参加はどのようにすれば良いですか?
A:オンラインでの参加は ZOOM というプログラムを使用します。予めダウンロード(無料)/インストールして頂ければ、インターネット接続の環境下で、パソコンやモバイルにて受講することが可能です。※トレーニングのプログラムに実習が含まれており、オンラインでの参加の場合、ビデオとマイクの使用が必須になります。
2日間を通して行われるオンラインPhase1トレーニングでは、BSPの「3本の脚」と言われる3つの基本的な方法を習得します。レクチャーとトレーナーによるデモンストレーション、そして現地・オンライン共に「実習」による体験的学習をご提供します。
3つの方法以外に、BSPの臨床哲学である不確定性原理、実践の枠組みとなる二重同調、そしてBSPの脳神経学的な仮説について学びます。BSPの態度を身に付けることで、3つの方法も真の力を発揮する強力なツールとなります。またBSPのトラウマについての理論や重篤な状態のクライアントに対する「リソースモデル」を習得します。
また質疑応答の時間を十分にとり、レクチャーやデモンストレーションから生まれる疑問について、議論をすることで、参加者の方それぞれのニーズに応えるトレーニングを計画しています。
レクチャー・デモンストレーション・実習を通じてBSPを習得します。
1日目
視野上にトラウマを見つける最も基本的な技法、アウトサイド・ウインドウBSP
来談者のフェルトセンスからトラウマを視野上に見つけるインサイド・ウインドウBSP
2日目
来談者が見つめる場所からトラウマを見つけるゲイズスポッティング
複雑な問題を抱える来談者の援助としてBSPを活用するリソースモデル
BSP開発者David Grand博士から直接指導を繰り返し受けている日本で唯一の国際BSPトレーナー。
Grand博士の理念に賛同し、BSPの普及を任されている。フィリピンにおける人道的活動としてのPhase1トレーニングも実施。精力的にBSP理論の発展にも関与。共感の研究により開発しエビデンスを構築しつつあるTIPモデルとBSPとの統合という新しいトラウマ治療のアプローチを展開している。
「脳からトラウマを消す技術」(講談社)著作。「人間嫌いが笑うとき」(星和書店)翻訳。「ブレインスポッティング」(星和書店)共訳。「マインドフルネスのはじめ方」(金剛出版)翻訳など、執筆活動多数。
公認心理師/早稲田大学/ブレインスポッティング国際トレーナー
実施日
2026年6月27日(土)28日(日)2日間に渡るトレーニングです
時間
9:30〜17:00
会場
オンライン(zoom)
大阪(TKP大阪御堂筋カンファレンスセンター)https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-osaka-midosuji/#floor
内容
1日目 アウトサイド・ウインドウBSP
2日目 ゲイズ・スポッティング/リソースモデル
※スケジュールは進行具合で変更することもあります
定員
オンライン:60名
現地(大阪):20名
オンラインでの参加にはzoomプログラム(無料)、ビデオ、マイクが必要です。
受講料
《[早割](早期申込み):~6月7日まで》
受講:75,000円
再受講:37,500円
《通常申込み:〜6月21日まで》
受講:80,000円
再受講:40,000円
キャンセルポリシー
キャンセルによるご返金は以下の通りになります。
〜6月6日(100%)
6月7〜13日(75%)
6月14〜6月20日(25%)
6月21日以降(0%)
上記金額から振り込み手数料を差し引いた額をご返金します
受講資格
臨床心理士
公認心理師(臨床心理系の大学院を卒業)
医師
臨床心理系大学院に通う修士/博士課程の学生(指導教官の推薦状の提出を義務付けます)
講師
主催
ブレインスポッティグ・トレーニング・インスティチュート 日本
協力
Brainspotting training Inc.