関東支部セミナーとは
生物物理若手の会 関東支部では、 講師の方をお招きしてセミナーを開催しております。セミナーについての詳しい情報はセミナーの案内をご覧ください。
次回のセミナー
[日時] 未定
[会場] オンライン(Zoom)
参加登録は下記リンクよりご登録ください。
<情報公開までお待ちください>
参加後は是非、セミナーの感想・コメントをお寄せください。
<情報公開までお待ちください>
[講演者] <情報公開までお待ちください>
過去のセミナー
[日時] 2025年9月30日(火) 16:00 - 17:00
[会場] オンライン(Zoom)
是非、セミナーの感想・コメントをお寄せください。
https://forms.gle/Qs3b7SmrAAnshQHc9
[講演者] 坂本 一史 さん
[講演者所属] 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員
[題目] 自律拍動能を持つ心筋細胞ネットワークにおける拍動同期の支配則
[概要] 孤立状態において様々な拍動周期を持つ心筋細胞同士が結合し、ネットワークを形成すると、集団としてひとつの周期を選択し、ネットワーク全体で同期拍動する。従来の研究では、一般に細胞のもつ拍動ゆらぎは考慮されておらず、1細胞の機能の特性を理解することで、それらの積み上げによって心臓の仕組みを明らかにできると考えられてきた。本講演では、構成的な細胞の空間配置手法を用いて、「大きな拍動ゆらぎをもつ孤立細胞の拍動が、集団化によってどのように秩序状態を生み出し、その秩序構造を維持するのか」を明らかにすることを目指して行なった一連の実験的アプローチとその結果を紹介する。最後に、自律拍動する心筋細胞をモデルとして、「1細胞の機能の理解の単純な足し合わせのみによって、細胞集団の秩序ある振る舞いを全て説明できるのか」をテーマに議論したい。
[日時] 2025年6月23日(月) 16:00 - 17:00
[会場] ハイブリッド形式(東京大学本郷キャンパス 理学部1号館 2階233室 & Zoom)
[講演者] 高山 剛 さん
[講演者所属] 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 特別研究員(PD)
[題目] 「動く」微生物が作る「構造」:酢酸菌によるセルロース生産
[概要] Komagataeibacter属の酢酸菌は、多糖セルロースのナノ繊維を細胞外に分泌しながら運動し、繊維ネットワークを構築することで、強靭なセルロースヒドロゲルをバイオフィルムとして形成する、非常にユニークな生態を持つ微生物である。特に、菌の運動の履歴が、セルロース繊維のネットワークとして残るために、酢酸菌の運動性の制御がバイオフィルムの構造制御につながるという特徴を有する。本セミナーでは、セルロース生産菌としての酢酸菌の生態・セルロース生合成機構に加え、最近の顕微可視化や解析技術を用いた「動き」と「構造形成」の相関の解明について紹介する。さらに、こうした酢酸菌の集団挙動をアクティブマターの枠組みで理解することで、生きた微生物を構成要素とするリビングマテリアル設計への応用可能性を議論する。