~弁護士の垣根は高い?~
【お医者さんと弁護士は似ている?】
弁護士はよくお医者さんで例えられます。お医者さんにはいわゆる町医者さんがいて、大病院などとは異なり、病気を抱えた患者さんの身近な相談役として診察し、必要に応じて専門の病院へ紹介するいわば「窓口」として機能しています。弁護士にも町の弁護士、通称「町弁」がいます。町弁も、法的問題を抱えた方の身近な相談役として相談に乗り、必要に応じて、裁判などの専門機関に繋げる「窓口」のはずです。
【なぜ弁護士には相談しにくい?高い・怖い・偉そう・難しい・何でもは相談しづらい?】
にもかかわらず、町医者さんに通いにくいという人は少ないのに、町の弁護士に相談するのはハードルが高いのではないでしょうか?
弁護士のネガティブなイメージとして、
①料金が高そう ②相談したらすぐ裁判にされそうで怖い ③偉そう・上から目線 ④話が難しそう、わかりにくそう ⑤どんな相談だったらしていいのかわからない
などと言われることがあり、そのために相談しにくいと思っている方が多いのかもしれません。
【本当に垣根が高いのか?実態は?】
・①料金は高い?②すぐ裁判にする?
確かに、弁護士に正式に裁判を依頼すると、数十万円、百万円、下手をすれば数百万円かかるものもあります。
ただし、そもそも、裁判までする必要のない事件は費用を抑えられることもあり、30分5500円の相談や、あるいは無料相談で解決してしまうこともあります。また裁判は「みずもの」やってみなければわからないケースもありますので、それをよくわかってる弁護士ほど、裁判になる前に解決するため努力をします。
・③偉そう・上から目線かどうか?④話が難しそう、わかりにくいのか?
弁護士になるまでは私もこのイメージを持っていましたが、私がかかわってきた町の弁護士(町弁)はそういった人は多くありません(もちろん私も)。むしろ、普段から地元の、法律の知識が少ない皆様と接していることから、同じ目線、あるいは腰が低く、かつ、簡単なわかりやすい言葉で話す弁護士が多い印象です。
・⑤どんな相談ならできるのか?
ここは、はっきりいいますと、「どんな相談でもしてください。」例えば、私が実際に受けた相談では、法律問題にはならないような人生相談のようなものもあります。ただ、常にあらゆる問題に向き合ってきた弁護士ですので、そのような法律問題ではないものでも、アドバイスができます。また、自身では「法律問題ではないかも」と思っている問題でも、実は深刻な法律問題の始まり、あるいは予兆であることもありました。私が地元で定期的に開催している無料相談会では、「これってなんの法律に関係するの?」みたいな単純な疑問を投げかけてくれた方もおりました。何か気になることがあったら、とにかく気軽に相談してください!
現在は、昔よりも弁護士も多くなり(約4万7000人といわれています)、弁護士業界に昔はなかった競争社会があります。
そのため、おそらく、弁護士業界も、(昔あったかもしれないネガティブイメージの弁護士ではなく)このような競争社会にさらされて、ある種サービスの質を向上すべく、垣根を低く、親しみやすい弁護士、に変わっている途中なのだと思います。
【町医者さんのように相談しやすい弁護士になりたい】
このように、ネガティブなイメージが先行して(あるいは時代によっては事実だった)、弁護士には相談しにくくなっている印象があります。私はこのような払拭するイメージを払拭して、真に町医者さんのような身近な町の弁護士、「町弁」になりたいのです。