受講者による文章教室の記録
いつもの恵比寿・備屋珈琲店にて迎えた2025年最後の文章教室。
今回の課題は「クリスマス」。季節感の彩りに満ちた言葉から受講者が紡ぐ文章は、どんな姿を見せてくれるのでしょう。
自分の書いた文章の出来不出来はそっちのけで、ワクワクしながら恵比寿に向かいました。
この日は1名の新入生が。と言ってもまったくの「はじめまして」ではなく、何度か食事会に参加くださっている方が文章教室へ。うれしい。素直であたたかな手触りの言葉たちが並んでおり、読んだわたしもなんだか原点に戻ったような気持ちになりました。
わたしの文章についての指摘は、「終わり方をもう少し工夫したほうが良い」とのこと。あとは「もう少しそっけなくしたほうが愛情が伝わる」。うーん。書いた瞬間はニヤリとしたりするポイントもあったのですが、やはりどこかに綻びがあるものですね。
お題にふさわしく、それぞれに温かみのある文章たちが8編。教室を出ると身体がポカポカとしているのはこの日の気温の高さのせいなのか、皆さんの綴る文章のせいなのか。
クリスマス会を兼ねた補講もありました。ツリーに群がる人々の喧騒が嘘のような天上のレストラン。美味しい料理と楽しいおしゃべりで、およそ2時間半があっという間でした。
来年も素敵な仲間と、素敵に文章を見つめていけますように。
この日の文章教室は、いつもと趣向を変え東急東横線・白楽駅からほど近い独立書店、bookpondさんをお借りして行われました。
bookpondさんとは主催・相田冬二の著書『あなたがいるから』がつないでくれたご縁になります。
カヌレやスコーン、買ってきたお菓子がテーブルに所狭しと並ぶなか、いつもより長めに相田より今回の課題である「あの頃の私に言ってあげたいひと言」についてコメントが。毎月難しくなっていく課題にどう向き合うかが、受講者の頭を悩ませています。あれこれ考えて書いたそれぞれに個性的な文章たち。相田は1つ1つ、いや1人1人とまっすぐ向き合って、書き手の個性に合わせてコメントをくれます。
さながら、個性に合わせたファッションを提案するデザイナーのよう。
この日のわたしの文章についての指摘は、「今日のスタイリングにはちょっとアクセサリーが多すぎるね」といった具合。なるほど?と指摘されたアクセサリーを外してみると、輝きが増します。自分の書いた文章についてはわからないものですね。書くことも楽しいですが、それ以上に他の受講者のみなさんの文章がいつも素敵で、読者としてたくさんのものをもらっています。
まったく空気感の違う場所での文章教室はあっという間。5時間半、休憩なし。bookpondさんには時を止める魔法でもかかっているのでしょうか。まる1日でもいられそうな空間は、ぜひまた教室抜きでも訪れたい居心地。bookpondさん、ありがとうございました。
bookpondさんインスタグラムにて、文章教室の開催をご紹介いただいています。
https://www.instagram.com/p/DQyzMVxgS0r/?igsh=MXJhdnp5bmptaHFkcg==