好きな言葉は沢山あるけれど、その一つに「部屋」がある。
好きな言葉が部屋なの?自分の部屋とか、場所じゃなく?と思う人。
あ、間取り見るのが好きとか?そういう人、いるよねえ、あれって面白い?引っ越し予定もないのに。と思う人もいるだろう。
インテリアが趣味なのか。そんな名前の雑貨屋なかった?とか。
間違ってはいない。
自分の「部屋」では好きなことをして、誰にも邪魔されず、自由に何でも考えられる。
私は目に映るものが好みかどうかが一番大切な人間なので、自分が好きなインテリアにして、好きなものに囲まれたい。
視界に好みの空間が広がっていたら、それが幸せ。
でも、少し違う理由がある。
私が部屋という言葉を思い浮かべる時、部屋自体を思い出すことはそれ程無い。
なんとなく安心するか、誰にも会わずゆっくりしたい、誰かを招待したいなあと考え始めるか。何十年も昔に書いた日記の内容を思い出したり、自分の部屋以外が別世界に思えた昔の感覚を思い出したりする。
そこからどんどんアイデアが沸いて、今自分が取り組んでいるものに答えが出る事もある。
疲れてるなあと実感して、ちょっと休んでみよう。今日はゆっくりして早く寝ようと思う事もある。
「部屋」は私にとって「脳内の世界」を映し出す言葉なのだ。
部屋を整理すれば、頭の中もすっきりするなんて、どこかの収納アドバイザーも言っていたっけ。
その人の言葉に従って、部屋を整理して、自分にとって大事なものは何か、という答えをそろそろ出したいなあ。
こんな風に次から次へと考えてしまう。
私にとって「部屋」という言葉の包容力はすごいものだなと思う。
今のところ、部屋という言葉が好きな理由はこんなところ。
あなたの部屋はどんな部屋なんだろう。