「事例から学ぶ規則」
20250801 内野ゴロを処理しようとした野手と塁審が接触
20250629 打者走者が1塁に到達する前の走塁妨害
20250629 走者がブラインドで守備妨害
再掲2025031 1塁における野手と走者の接触
20250331 本塁周辺で打者と捕手が衝突した。
20241027 週刊ベースボールonLINEから
20240901 やらかし事例から考えよう(打球判定の責任範囲と声掛けの重要性)
20240723 「考えてみよう。3事例」
20240715 ワインドアップポジション と 投球動作の中断
20240618 関東ボーイズリーグ大会での規則確認
20240611 ベンチ内選手の妨害
20240610 ボール交換
20240510 オブストラクションorインターフェア
20240322 2塁へのけん制
20240305 打順間違い
20240305 臨時代走とは
240303 臨時代走の事例(臨時代走は”攻撃側選手の不慮の事故)
231221 ブロック講習会での事例(打者走者の一塁空過)
231113 東日本選抜大会での事例
230807 フェア打球がボールデッドへ
230721 球審が捕手の送球を妨害
230718 走者が野手の前で足踏み
230711 私の規則習得(1)
230618 守備タイムと投手の交代
2207 走者の帰塁の空過
【なぜ規則を学ぶ必要があるのか】
〇スポーツは、運動+ゲーム⇒ルールの中で楽しむ+競う
〇ルール(規則):どこでも、同じようにゲームができる。(ボーイズは全国で)
公認規則1.01:野球は、2つのチームが審判員の権限の元、本規則に従って行う競技である。
※(相手の尊重) (審判員の尊重) (ルールの尊重)
〇もととなるルール:公認野球規則、アマチュア内規、連盟大会規定、規定の運用、運用細則
指導者・選手の注意事項、グラウンドルール
平林岳さんの著書にこのような記述があります。
「審判員の最大の敵は、サプライズ(おどろくこと)である。」 ジム・エバンス
野球の公式戦は、すべて「公認野球規則」に則って行われます。その8.01審判員の資格と権限(a)には、こう記されています。
「審判員は、本公認規則に基づいて、試合を主宰※1するとともに、試合中、競技場における規律と秩序を維持する責にも任ずる。」
※1 「主宰」…人々の上に立って全体をまとめること。団体にて中心となって運営すること、その人。
この重責を果たす為に、審判員は判定の根拠となるルールの知識を持っていなければなりません。しかも広く、深い理解が必要です。「最低限、これだけ知っていれば大丈夫」というレベルでは対応できないケースも出てくるでしょう。
プロ野球では、スピード感のある高度なプレイが繰り広げられます。また、学童野球では、思わぬプレイが起こり得ます。どんなに起こる確率が低いプレイも、いざ現場で起こってしまった時には、驚くことなく、正確に判定する。それができなければ、審判員としては「0点」を付けられてしまいます。その意味では、プロ野球の審判も学童野球の審判も、知っておくべきことは同じなのです。
さらに言えば、「知っている」だけでは不十分です。野球をはじめスポーツには「知らない」「知っているけど、できない」「意識すれば、できる」「意識しなくても、できる」という段階があります。
審判員としては、「知っている」はもちろん、「考えれば、判定できる」でもまだ足りない。「すぐに正確に判定できる」レベルが求められます。
グラウンド上で驚くことがないように準備しなければならないのは、審判員に限ったことではありません。
指導者やプレイヤーもルールを知っていなければ、実際の試合で不利になるケースが出てくるでしょう。
云々。
(宮嶋追記)
私たちボーイズリーグ登録の審判員は、ベテランの審判員から新たに認定を受けた審判員が、同じグラウンドに立ちクルーを組んでいます。どの審判員もグランドにおいて的確な判定をしようと努力されいると思いますが、審判員の技術、力量、経験は異なっています。経験、技術は一朝一夕では獲得することは難しく、不断の努力と試合での経験が求められます。
しかし、“規則知識”は、経験の浅い審判員でもベテラン審判員と同等の規則知識を得ることが出来ます。
また、試合がなくとも、平日でも規則習得はできます。是非、公認野球規則や審判員マニュアルそしてキャンプゲームマニュアルを熟読する努力をしてみましょう。これは、グランドに出る審判員の準備行為です。“すぐに正確に判定できるレベル”を一緒に目指しましょう。規則という武器を持ってグランドに立ちましょう。規則は私たち審判員を守ってくれます。
規則の理解が深まれば、判定するために待受けること、一つのプレイの中にも様々な場面への対応・アジャスト、プレイの予測が立つことで、“審判員の最大の敵は驚きである”が軽減できると私は思っています。判定への自信、子供たちへの指導、指導者へのアドバイスなど、連盟の目的達成に尽力できる審判員を目指して頑張りましょう。
規則習得には日々の努力が必要です。その重要性、困難性を分かっているのは皆さんです。率先して、そして重要性を拡げていきましょう。
「規則の理解、習得はいつやるのか。それは今でしょう。そして審判を辞めるまでずっとでしょう。」