理念|生物多様性と豊かな社会の好循環に向けて
生物多様性は、さまざまな生物とその関係性によって生態系の機能を支えています。
これらの機能は生態系サービスとして社会に豊かさをもたらし、人々の生き方や暮らしに多様な選択肢を提供する基盤となっています。
すなわち、生物多様性の保全や回復(ネイチャーポジティブ)は、私たちや次世代の豊かな未来を支えるために不可欠な取り組みです。
同時に、それを持続的に実現するためには、社会全体が関与し続けられる仕組みと基盤が必要です。
BioTaxaNは、生物多様性と社会が相互に支え合う関係が好循環として機能する状態を目指し、その実現に向けた取り組みを進めます。
BioTaxaNの由来
BioTaxaN(バイオタクサン)という名称は、生物多様性と社会を構成する要素とその関係性を表現しています。
Bio|生命や生物を意味します。
Taxa|分類群を意味し、生物多様性を形づくる多様なまとまりを示しています。
N|Network(つながり)を基軸とし、Nexus(結びつき)やNext(未来)といった意味も重ねながら、多様な要素がつながり広がる構造を示しています。
TaxaN|日本語の「たくさん」という響きを重ね、生物の多様性とともに、人々の生き方や暮らしの多様性(=豊かな社会)も表現しています。
BioTaxaNには、生物多様性と社会との双方向のつながりを大切にし、それらの関係が好循環として機能する仕組みを生み出していくという意図を込めています。
生物多様性保全に対する考え方
生物多様性は、生態系サービスを通じて人々の暮らしや社会活動を支える基盤であり、その恩恵は広く社会全体に共有されています。しかし、その保全や回復に関わる負担は、一部の人や組織の善意・倫理観・使命感に依存している側面があり、社会全体で支える仕組みはまだ十分に整っているとは言えません。
生物多様性の回復(ネイチャーポジティブ)を持続的に実現するためには、行政・民間組織・個人がそれぞれの立場から関与し、受益と負担のバランスを社会全体で支えていく必要があると考えています。そのためには、法制度や社会システムの整備も重要であり、民間だけでは補完できない領域も多く存在します。その一方で、柔軟かつスピード感のある試行や社会実装を通じて、新たな保全の仕組みや価値を生み出していくことは、民間だからこそ担いやすい役割でもあります。
BioTaxaNはそのような実践や橋渡しを通じて、生物多様性と社会が相互に支え合う関係の構築を目指しています。また、生物多様性を取り巻く社会課題や価値観は時代とともに変化していくため、BioTaxaNとしても固定的な考え方にとらわれず、柔軟に学びながら活動していきたいと考えています。