ご挨拶

今回で49回目を数える長い伝統を有する生体分子科学討論会では、生体内で繰り広げられる生命現象や生理的な機能発現などを、生体分子の立体構造、電子構造、相互作用、反応挙動などの観点から深く考察し、化学と物理の言葉で議論する貴重な場となっております。具体的には、タンパク質・酵素、核酸、脂質、糖、様々な補因子などの生体を構成する化合物(パーツ)やそのモデルから、それらを組み合わせた細胞・組織まで、対象を広く掲げて、分子レベルでそれらの構造と動的挙動を議論する分野が本討論会の対象となります。また得られた知見を創薬やナノバイオマテリアルへ応用する斬新な研究も歓迎します。

第49回生体分子科学討論会実行委員会

実行委員長 : 林 高史 (大阪大学大学院工学研究科)