行動デザイン研究室は,2020年,筑波大学において活動を始めました。
本研究室では,人と人の相互作用を理解し,
「多様性」が「障害」にならない社会環境の実現に向けた,行動のデザインを目指します。
応用行動分析学を基礎とし,単一事例研究計画法・心理学実験法を用いた実験的アプローチによる研究を進めています。
対人相互作用の記述・予測・制御に向け,学内外の研究者と協働して
コンピュータビジョンや,ウェアラブルデバイス,ソーシャルロボット等を活用し,次世代の行動デザイン研究を推進します。
対人相互作用の困難に特徴づけられる,自閉スペクトラム症のある子どもの行動計測,行動変容を目的とし,最新の情報・心理技術を活用した研究を進めています。
随伴模倣メカニズムの解明:音響解析を通じて
ウェアラブルデバイスによるフィードバックが対人接触へ及ぼす影響
加速度センサを用いた強度行動障害者の自傷行動計測
行動観察アプリケーションを用いた遠隔保護者支援プログラムの開発と効果検証
発達支援教室におけるコンピュータビジョンを活用した相互作用の定量分析
視線可視化による社会性評価支援インタフェースの開発
球体コミュニケーションデバイスによる社会的遊びの促進
ウェアラブルデバイスを用いた対面行動の計測と拡張
衣服型デバイスを用いた睡眠中の心拍変動計測
モーションキャプチャ・システムを用いたセラピスト-子ども間の「距離感」計測とモデル化
様々なシーンで行われる二者間での音声言語インタラクションに影響を及ぼす要因の同定と,より効果的な相互作用を設計することを目的とした研究を進めています。
企業内1 on 1ミーティングにおける上司のトレーニング効果検証
話者双方の顔の可視性が質問への回答に及ぼす効果の検討:場面緘黙経験者を対象として
就職面接場面を想定した行動スキル訓練の効果
「フィードバックの受け取り方」に対する行動スキル訓練の効果
テレビ通話相手の顔の可視性が課題従事行動へ及ぼす効果
注視行動における他者の接近/回避の後続刺激としての機能の同定
Skinnerの言語行動(Verbal Behavior)を基礎とし,言語の刺激機能拡張メカニズムの解明や効果的な外国語学習方法の比較検討から,日常的かつ縦断的な言語使用についてまでの研究を進めています。
外国語語彙学習時における学習条件が未訓練関係へ及ぼす効果の比較
リハーサルと音声ブロッキング手続きが外国語学習へ及ぼす効果
経験サンプリング法を用いた日々の「幸福感」規定要因の解明
等価性に基づく指導(Equivalence-Based Instruction)が仮説検定法の学習へ及ぼす効果
Implicit Relational Assessment Procedure (IRAP)を用いたジェンダー・ステレオタイプの検討
Evasive Attitudes of Sexual Orientation Scale日本語版の作成
TRiSTARフェロー紹介
行動をデザインし 誰もが生きやすいミライへ
データサイエンス・ビデオ広義
「心」のデータ:行動デザインの視点から