別府小学校 創立50周年記念サイト
別府小学校 創立50周年記念サイト
創立50周年を記念するサイトを作りました。これまで別府小学校に関わっていただいた方々を代表してお祝いのメッセージをいただいております。また、地域につながるポータルサイトとして、これからこのサイトを充実させていきたいと考えています。
本校が誕生して、今年で50年を迎えることになりました。この記念すべき節目の年を迎えるにあたり、今日まで学校教育にご協力いただきました全ての皆様方に敬意を表し、厚く感謝を申し上げます。
別府小学校は昭和47年(1972年)4月1日に開校、当時の児童生徒は599名、教職員は24名からスタートしたと、学校に残された当時の資料にあります。建物はもちろん、教室も机も何もかもが新しく、当時の子どもたちそして教職員の諸先輩方も、これから始まる新しい学校生活に胸を弾ませておられたであろうということが当時の写真から伝わってきます。今はコンクリートが敷かれた児童玄関前は、当時は砂地であったらしく、そこで子ども達がドッジボールをして遊ぶ写真がありました。時代は変わっても、子どもたちのはつらつとした姿は変わらないと思うとともに、やはり学校は子どもたちが集い、たくさんの人たちの中で自己を育み成長する場であることをしみじみと実感いたしました。
そして、この50年間という長い年月の中で、子どもたちの成長を支え促すために、教職員、保護者、地域の人たち、この三者が一体となり協力してこれまでの教育活動に取り組んで来たと振り返ります。また、地域の中の学校として、別府小学校もたくさんの方々に見守られ育まれてここまで続いてきたのだと思います。
50年という長い年月の中で、日本だけでなく世界中の社会の在り方が次々と変化してきました。それに伴い、学校の在り方も変化を求められてきました。人々の仕事や生活の仕方、価値観も大きく変化してきました。
現在では情報通信技術の高度化に伴う「Society5.0社会」の到来がうたわれだし、今までには想像しえなかったような新しい力や知識・技術が求められるようになりました。
また、2019年12月に第一例目の感染者が報告されてから、現在の2022年に至ってもなお、世の中は未曽有の新型コロナウィルス感染症の世界的流行の真っただ中にあり、これからどのように終息に向かうのか未だ検討がつきません。
このような先のわからない変化の激しい時代をこれから生き抜き、その社会の担い手として活躍していく人材を学校は育んでいく責務を背負っています。また、子どもたち一人ひとりに情報機器端末が配られ、学校は新しい力の育成のために少しずつ動き出しています。
しかし、昔も今も変わらないことは、人を育てるのは機械ではなく人であること。あたたかさのある人的環境の中でこそ、あたたかい心を持った人間が育つことをこれまで以上に我々は心に留めながら、学校が、教職員が、そしてまわりの大人たちが、目の前の子どもたちに何ができるのか、どのように関われるのかということを深く考え、そして教育活動として大きく展開していけたならと思います。
保護者の皆様方、そして地域の皆様方には、どうぞこの先もずっと子どもたちの健やかなる成長を見守っていただき、ともに力を合わせて、地域の中の学校づくりにお力を貸していただきたく存じます。皆様方のご協力を切にお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。
2022年3月 別府小学校 校長 田中 健一郎