絆：玻璃（はり）　関係：幼子
▼クイックスタート：死を見つめる者
▼指定コンストラクション：死神
▼指定カヴァー：闇医者
※あなたは池袋で半魔として生きる死神である。
ハンドアウトではカヴァーは闇医者となっているがGMと相談のうえで変更しても構わない。

　キミは池袋の街で闇医者を営む死神だ。ある日、キミは自分の病院の前で行き倒れていたひとりの少女を保護する。
深い絶望を瞳にたたえたその少女、玻璃は、キミと同じ死神であり、しかも濃密な”虚無”の気配をまとっていた。何やら込み入った事情があるようだが、ひとたび患者となった者を見捨てては医師の名折れというものだろう。

絆：黒曜（こくよう）　関係：友情
▼クイックスタート：ユーレイ少女
▼指定コンストラクション：幽霊
▼指定カヴァー：指定なし
※あなたはかつて黒曜と親交のあった半魔である。

　キミはかつて、黒曜と名乗るひとりの死神と友人になった。
　死神でありながら、死をもたらす行為を嫌い、自らの存在意義を探して気ままに旅を続ける彼は、奇妙だが優しい男だった。そんな彼と別れて幾年月。キミの耳に、黒曜らしき男が無差別に魔物たちを消滅させているという噂が飛び込む。友としてその真意を確かめねば。

絆：神崎みかど　関係：同志
▼クイックスタート：必殺の転校生
▼指定コンストラクション：転校生
▼指定カヴァー：指定なし
※あなたは警察庁死霊課に所属する刑事、またはその協力者である。
ハンドアウトでは指定コンストラクションは転校生となっているがGMと相談のうえで変更しても構わない。
またコンストラクションを変更する際には絆の対象を神崎みかど(ディケイドP.22)から長沢遼(基本P.52)に変更してもよい。

　あなたは警察庁死霊課に所属する特務刑事、通称”転校生”だ。
　今回、キミに下された使命は、池袋に突如出現し、謎の出現を遂げたという”白い闇”と、その周辺で多発する魔物消滅事件の調査だった。
　JABFからの圧力をものともせず、身軽に動けるのはキミのような人材だけだ。キミの任務が始まった。

絆：黒曜　関係：仇敵
▼クイックスタート：吸血姫
▼コンストラクション：指定なし
▼指定カヴァー：指定なし
※あなたはかつて黒曜の手で仲間を失った半魔である。

　半魔として自由に生きるキミには、ただひとり許せない相手がいる。
　突如現れて”虚無”の力を振るい、気の合う魔物仲間たちをことごとく消滅させた文字通りの死神、黒曜。キミは彼を追い、池袋を訪れた。
　繰り返されるヤツの凶行を止め、逆に死と滅びをもたらしてやるのは、キミをおいて他にはいないだろう。

絆：ユーリィ 　　関係：庇護
▼クイックスタート：増殖装甲
▼コンストラクション：指定なし
▼推奨カヴァー：指定なし

　キミは、池袋で人に紛れ生きる魔獣、半魔だ。
　先日、キミは人々を脅かす魔獣と戦って傷を負い、倒れてしまった。
　死にかけたキミを癒し、救ったのは、ユーリィという自動人形だった。
　その時はそのまま去ってしまったユーリィだったが、後日、雨の降る街で再会する。
　彼女はその力ゆえに狙われていた――恩を返す時だ。

【ＳＡ：ユーリィを助ける】

（※）「傷を負い、倒れた」状況はシナリオと直接関係しません。特に希望がなければ、東京を魔界に落とそうとしていた強大な魔神と人知れず戦い、相打ちになったことになります。

絆：執行者コズム　　関係：ビジネス
▼クイックスタート：鬼神警官
▼コンストラクション：指定なし
▼推奨カヴァー：死霊課の刑事

　キミは、夜の世界と昼の世界の秩序を守る、警察庁死霊課の刑事だ。
　現在、池袋では突然現れた少女が、交通事故などによる破壊や、怪我をした人を公衆の面前で癒してしまうという事件が連続して発生していた。
　彼女の行動は一見善意によるが目的は不明な上、昼の世界に夜の世界のことを知らせてしまいかねない重大事だ。
　彼女の確保に動き出そうとしたキミたち死霊課の元を訪ねてきたのは、銀河連邦の執行者を名乗る男・コズム。
　くだんの少女は、宇宙人のテクノロジーを利用した人形で、回収が必要なため協力したいという。
　協力者を得たキミは、この事件の担当として、早速少女の確保に向かった。

【ＳＡ：事件を解決する】

絆：執行者ソフィア　　関係：友情
▼クイックスタート：天の御使い
▼コンストラクション：指定なし
▼推奨カヴァー：指定なし

　太陽系を担当する銀河連邦の執行官、ソフィア。
　正義感が強くおせっかいな彼女は、キミにとって親しい友人であり、時に戦友でもあった。
　だがある時、ソフィアから緊急の呼び出しを受け向かった先でキミが見たものは、闇の粒子に汚染され、重傷を負った彼女の姿だった。
　ソフィアは「ユーリィを助けて欲しい」と告げると、死（※）を迎えてしまう。
　友人から託された依頼。応えないわけにはいかない。

【ＳＡ：ソフィアの頼みを聞く】

（※）ソフィアが迎えたのは特殊な「かりそめの死」で、基本的にエンディングフェイズまで復活しません。

絆：“プロフェット”　　関係：有為
▼クイックスタート：池袋のキング
▼コンストラクション：指定なし
▼推奨カヴァー：指定なし

　キミは、日々邪悪と戦う半魔だ。
　今、池袋の街が騒がしい。「万物を癒す」という噂の少女を巡り、その力を狙う魔獣たちの暗闘が激化していたのだ。
　今日も、周辺に被害の出かねないぶつかりあいを止めていたキミのもとに、情報屋のプロフェットから連絡が入る。
　くだんの少女の居場所を掴んだというのだ。彼女を保護せねば、この戦いは終わらないだろう――キミは内なる善意か、正義感か、他の何らかの思いがゆえか、少女の保護に向かうのだった。

【ＳＡ：邪悪を祓う】

（※）「池袋をナワバリとしている」「正義感が強い」「そういう家系」「趣味」「お人好しすぎる」など理由は何でも良いので、日常的に邪悪と敵対しているＰＣをお願いします。

絆：ユーリィ　　関係：標的
▼クイックスタート：吸血姫or血塗られし魔剣
▼コンストラクション：指定なし
▼推奨カヴァー：下記参照（※）

　キミは魔獣の組織に所属する構成員だ。
　現在、池袋では、突然現れた少女が、交通事故などによる破壊や、怪我をした人を公衆の面前で癒してしまうという事件が連続して発生していた。
　池袋を荒らされることをリスクと判断した組織は、少女の境遇を適切に処理することを決定。
　そのために抜擢された構成員は、エースであるキミだった。
　死霊課の腕利き刑事『ＰＣ②』が情報をもって動き出している、という情報を得たキミは、事件解決のため動き出すのだった。

【ＳＡ：使命を遂行する】

（※）所属する組織は、「ペルソナ・ネットワーク」か「妖洞寺」を想定していますが、ハンドアウトを満たすものであれば、他の組織やオリジナル組織でも構いません。

シナリオ絆：ジャイアントデスグラウンドメガシャーク
【SA】地上に帰還する

キミは深夜の街で、突然の大きな地震に遭遇した。
偶然か、それとも必然か、キミの足元に巨大な地割れができ
気がつけばキミは混沌の池袋アンダーグラウンドにいたのだった…

シナリオ絆：ジャイアントデスグラウンドメガシャーク
【SA】池袋を守る

キミは地震の後、信頼する知人からの連絡を受ける。
キミの無事を手短に確認した後、知人は池袋の地下にとにかく巨大な魔物が確認された事、そしてその魔物がどうやら＜羽根＞を飲み込んでいるらしいという事をキミに告げる。

シナリオ絆：ジャイアントデスグラウンドメガシャーク
【SA】珍しい魔物の標本を手に入れる

キミは様々な魔物の生態に興味のある半魔だ。
地震と同時に発生した謎の電波を調べた所、どうやら巨大な魔物が発したもののようだ。
キミの知的好奇心が疼く。是非ともかの巨大な魔物を、標本にしなくては！！！
期待を胸に、キミは池袋アンダーグラウンドへ出発する！

シナリオ絆：水道管
【SA】水道管を修理する

キミは地震の後、各所で破損した水道管の修理に奔走している。
だが、何かがおかしい。
吹き出る水と共に活きのいいイワシ、サンマ、ウツボなどが飛び出してくる。
ただ破損した部分を塞ぐだけでは駄目だ、そう悟ったキミは覚悟とともに池袋アンダーグラウンドへ向かう…

※推奨：魔物出自

シナリオ絆：咲間 志蓮（関係：任意）

【SA】決断をする

※あなたは長く半魔として活動している。ただし、PC2が依頼された事件には関わっていない。

　ある夜、キミは全く見知らぬアンノウンマンを助けた。連絡先を聞かれ、つい教えてしまった。以降、彼/彼女は貴方に会いに頻回に会いに来るようになった。が、ある日を境にぱたりと来なくなった。何かあったのだろうか？

※NPCに恋愛感情を抱かれます。性別はPC1に選択して頂きます。

（GMは同性同士でも構わないですが、他の参加者に不可の方がいる可能性もあるため、今回は異性のみとします）

• ブラッド/ヴァンパイア、ルーツ/人狼、アーツ《洗礼》を持っているとシナリオ分岐が増えます。PC1に限り、以下のアーツを取得（コピーアーツでの取得を含む）場合、経験点なしでの取得を認めます。

  • 《洗礼》（ディケイドP.74）
  • 《血の伝播》（ドミニオンズP.84）
• 基本ルールブックのみ所持している人がPC1で、上記アーツのデータを所有したい場合、本セッション中に限りデータを提供し、取得可能とします。

絆：宮津里香（庇護）

　君は池袋で暮らす半魔だ。
　友人であるノウンマン・宮津里香は、半魔である君にとって大切な存在、絆である。
　先日二十歳を迎えたばかりの彼女から、君はお祝いにお酒を飲んでみたいと誘われた。
　快諾し、半魔でにぎわうバー・ルーナンへと赴いた君達は、楽しいひとときを過ごす。
　だが、君が注いだ酒を口にした瞬間、里香に異変が起きた。

絆：ゼンイ（疑念）

　君は夜の側から世界を守る半魔だ。
　ある夜、池袋の街を歩いていた君は、傷ついたエトランゼを発見する。
　ゼンイと名乗るその執行者は、「正義を証明せねば」とうわごとのように繰り返し、助けてくれた君への礼も　そこそこに去ってしまう。
　彼の目に怪しい光を感じた君は、その後を追った。

絆：コージェット・サバージョ（好敵手）

　君は夜の世界でも名の知られた半魔だ。
　ある夜、君は友人であり好敵手のクライシス星人コージェット・サバージョと、バー・ルーナンで一杯酌み交わし大いに盛り上がった。
　二軒目を探しに池袋の街へと繰り出した君達は、謎のクライシス星人の若者集団に襲われる。

　なんとか撃退した君達。コージェットは君に別れを告げ、逃げて行く彼らを追って行った。
　その様子が気になった君は、こっそり後をつけることにした

絆：ドクロ和尚（敵対）

　人の世を守る半魔として、君は魔物と戦う日々を送っている。

　ある夜君は、強力な魔物・ドクロ和尚を仲間と共に追い詰めるが、すんでのところで逃げられてしまう。

　だが君は、逃げたドクロ和尚が、一本の瓶を落としたのを見ていた。

　それが奴を追い詰める手がかりになるかもしれない。

　君はその瓶を探すことにした。

絆：”秦祖”（庇護）

▼推奨コンストラクション：「始皇帝の剣」を持つことを推奨する。

　キミは始皇帝の剣の使い手である。

　ある日、キミは池袋で、魔物同士の戦いに遭遇し、襲われていた側を助けてしまう。

　被害者は”秦祖”と名乗り、迎えが来るまでの間、キミに護衛を頼みたいという。

　キミは襲撃者のことが気にかかり、彼に付き合うことにした。

　襲っていた魔物が手にしていたのもまた、始皇帝の剣だったからだ。

ＳＡ：”秦祖”の期待に応える。

絆：ウォーレン・レイク（ビジネス）

▼設定指定：ウォーレンの協力者。吸血鬼である必要はない。

　キミを呼び出したウォーレン・レイクは厳しい顔で言った。

　確かな筋からの情報で秦家の始祖、“秦祖”が池袋に現れたという。

　“秦祖”は支部の方針には何も口出しせず、それゆえに何者も口出しできない存在だ。

　彼が行うのはただ“査察”と称し、神出鬼没に支部のナワバリに現れ、その支部の実力評価を全支部に通知する、それだけだ。

　それだけで、ネットワークでの評価は天にも昇るし、地にも堕ちる。

　見つけ出し、丁重に出迎えねばならない。

ＳＡ：“秦祖”を見つけ出す。

絆：謎の辻斬りＸ（脅威）

▼指定カヴァー：死霊課刑事

　キミは死霊課刑事として、謎の辻斬りＸのコードネームで呼ばれる魔物を襲う辻斬り犯を追っている。

　正体が判然としないまま、既にネットワークの長老までもが切り捨てられたという話まで死霊課の耳に届く始末だ。

　さらにネットワークでは何か別の問題が起きているようで、様々な勢力がネットワークに対して動きを起こしている。

　どうにか事態を収拾せねば。

ＳＡ：池袋の平和を取り戻す。

絆：“秦祖”（興味）

　キミは池袋の夜の最強の闘士である。

　強さとは、自由にすることだ、とメフィストフェレスは語る。

　そして、あの窮屈なペルソナネットワークにおいて、もっとも自由な男と呼ばれる”秦祖”が池袋に姿を現し、始皇帝の剣を振り回す襲撃者に襲われたらしい。

　ヴラド騎士団や凄皇流といった連中まで動き始め、彼らの出現はキミを含めたこの池袋の半魔たちにも無視できない状況になりつつある。

　どうあれ吸血鬼の七大貴族の始祖、始皇帝の剣の使い手、キミにとっては不足のない相手だ。

ＳＡ：池袋最強の魔物たれ。

「これでも僕は偉くて凄い吸血鬼なのでそのうち迎えがくるでしょう。」

　ルーツ：血族

　色白の美少年。秦の始皇帝から血の洗礼を受けた秦家の始祖。
　人だった頃の名は当然持つはずだが歴史の果てに忘却され“秦祖”とのみ呼ばれ、その言葉は秦家の総意に等しい。
　今も生きる吸血鬼の中で、最も濃く最も強い血を持つと評され、真の死を与えうるのは始皇帝の剣とも言われる。

「死すべし！！」

　始皇帝の剣を振り回す謎の辻斬り。