バロック de 1分間歌謡曲

自粛生活中の一人遊びです。

使用楽器 

バロックファゴット A=415 after Eichentopf by Leslie Ross

Eichentopf bassoon is representative of the Saxon type bassoon of the first half of the century and could easily have been the instrument used in Bach's Leipzig orchestra.

http://www.leslieross.net/baroqT.html#baroq

ビバルディRV86風の忙しい低音で「蘇州夜曲」

なつかしい洋酒のCMですね

ヘンデル「メサイアのアーメンコーラス」風の低音で、クールファイブの「そして神戸」

ビバルディのコンチェルトに合わせて、銭が飛ぶ?

ビバルディっぽい低音の動きで、暁てる子「ミネソタの卵売り」

ビバルディの室内協奏曲風の低音で、中条きよしの「うそ」

バッハのマニフィカートの中のバスのアリアと「ブルーシャトゥコラールは追悼です。

演奏者プロフィール

二口 晴一

フタクチ セイイチ

1958年生まれ、16歳より大阪市ユースオーケストラにてファゴットを始める。

甲南大学法学部在学中よりテレマンアンサンブルで演奏。バロックファゴット楽器奏者として内外で数多くのコンサート、レコーディングプロジェクトに参加する。またこの間、大阪市ユースオーケストラ指導員として青少年の指導にも尽力した。

 西村孝志、宇治原明、森泰夫の各氏にファゴットを師事。堂阪清高氏にバロックファゴットを師事。 延原武春氏に室内楽を師事。


ひとこと

自分にとって、初のレコーディング仕事がJ.S.バッハのカンターター全集でA=392のバロックバスーンを使うというものでした。

日本にはそんな楽器はないので、フランスからリハーサル開始の少し前に届いた楽器を自分が調整し、吹きこなしてレコーディングセッションをこなさなければなりませんでした。

その後、10年間でバロックコントラを始め、色々な楽器を吹きこなしてきましたが、諸事情により突然活動を休止しました。

もう、自分が音楽をすることはない。と思っていましたが、たった1台残っていた、フランス人から譲り受けたTreibert製のオールドバソンを取り出し修復を始めました。なにげなくです。


同時にリードの設計、製作もはじめました。しばらくすると怪しげな音をが鳴り始め、そにうちに「もっと旨く吹きたい、もっといい音がだせるはず」とバソンにハマっていきました。Triebertバソンはそんな気持ちに答えるかのように、徐々に鳴りだしました。Old Bason Duoでは古いBuffetを使いますが、このTriebertは自分の原点ともいえる楽器です。

そんなことがあって、今は、バソンとバロックファゴットを演奏しています。バロックファゴットやバソンは、はるか昔、ヨーロッパで誕生しました。木のボディが奏でる音はとてもいい音だと思います。

また、オールド・バソンを通じて、かつてのライバル(同学年)の中山氏にも巡り会うことができましたし、今では、新しいヘッケルなどのドイツ式を吹こうという気にはなれません。新品の楽器は扱い易そうですが、私には新しい機能的な楽器よりもこれらの古い楽器の音がしっくり来ます。

<演奏歴>

テレマン管とモーツァルトFg協奏曲(月例コンサート)、協奏交響曲(定期演奏会)。ヴィヴァルディFg協奏曲(e-moll.a-moll,B-dur)などを度々演奏。

1986年にリサイタル開催(アクア文化ホール)リサイタルは毎日新聞、音楽の友誌などで好評を博す。

1987年ソウル国際音楽祭にテレマン室内管弦楽団のソリストとして参加、KBSホール大ホールでヴィヴァルディFg協奏曲を演奏。

「1990年から2000年までの10年間バロックファゴットで蔵の町音楽祭、北トピア音楽祭、東京バッハモーツァルトオーケストラ、BCJ カンタータ全曲レコーディング(BIS/キングレコード)、津田ホール/琵琶湖ホールの室内楽シリーズなどで演奏。

バロック、クラシック楽器演奏、18世紀音楽のスペシャリストとして日本の第一線で活躍し、この間演奏した楽器は11本を数えた。


演奏ピッチはA=392,415,430,440をそれぞれの楽器で吹き分け、楽器調整のノウハウを会得。とりわけバッハコレギウムジャパンのヨハネ受難曲ツアーでは日本人として初めてのコントラファゴットを各地で演奏し、CD録音も残した。

<ディスコグラフィー>

バッハ教会カンタータ全集 

Vol.1CD751/Vol.5BISCD841/Vol.8BISCD901/ Vol. 10 BIS951/ Vol. 12 BIS1031/Vol. 13 BIS1041/ Vol. 14 BIS1031/ Vol. 16 BISCD1131、 Vol.19 KKCC-2344、

マニフィカートCD1011  ヨハネ受難曲BISCD921/2

マタイ受難曲CD1000/2 など