出典:東京湾環境情報センターWebページ
盤洲干潟は、千葉県木更津市の小櫃川河口に広がる広さ約1400haの広大な砂干潟です。北は袖ヶ浦市の埋め立て地から南は木更津港まで広がります.
盤洲干潟中心部の小櫃川河口部は、後浜・前浜とそろった東京湾の干潟の原風景を残しています。
観察会の集合場所 A地点へ行くには、路線バスの利用が便利です。木更津駅西口2番乗場より、三井アウトレットパーク行きに乗車、「畔戸高須(くろとたかす)入口」バス停下車。進行方向左手に集合場所があります。
観察会があるときには、「盤洲干潟をまもる会」ののぼりが立っています。9時30分開始の観察会の場合、木更津駅9時00分発の便を利用してください。所要時間は約12分、料金は280円です。
JR内房線「巌根」(いわね)駅より歩くこともできます。A地点まで約25分です。千葉駅より巖根駅までは各駅停車で約45分かかります。快速は停まりません。
東京からは高速バスが利用できます。東京駅八重洲口より君津製鉄所行きで、約60分で木更津駅西口に着きます。また君津製鉄所行き、安房鴨川駅行き又は君津バスターミナル・青堀駅行きに乗り、「木更津金田バスターミナル」で下車し、そこからA地点まで歩くこともできます。高速金田までバス40分程度、A地点まで徒歩約20分かかります。
横浜・川崎方面からも、木更津駅行きの高速バスがあります。
観察会の集合場所A地点から干潟入口ゲートのB地点までは約1.8kmで徒歩約25分かかります。B地点から前浜のC地点までは約0.7kmで徒歩約10分かかります。車は進入できません。
ダム警報局のある堤防(①ゲート)から⑬前浜まで、ヨシ原の道を徒歩で約10分、⑧カワセミ池に継がる細い水路を渡ると目の前が開け、広大な干潟が現れます。
雨後や大潮の頃には、道に大きな水溜りが出来るので足元に注意してください。
植生復元のため、なるべく脇道を通らないように、また、道端に群れるカニを踏まないように気をつけてください。
服装、はきもの、持ち物 長靴、またはぬれてもよい靴、雨具、防寒着(冬期)、帽子、あれば双眼鏡、観察用具など。大潮や雨のあとは観察路がぬかるみます。
潮の干満 干潮の前後2~3時間が干潟の観察に適しますが、遠浅なので小潮でも観察はできます。大潮の満潮前後は、カワセミ池付近の水路は渡れなくなります。
水路への立入り 不用意に泥の深い所に入り込むと、足をとられて動けなくなることがあります。アカエイが潜んでいるかも知れません。一人で行動するときは特に注意してください。
流れ着いた危険なもの 中身のわからない容器、スプレー缶、ガラスの破片などに注意してください。枝や根のついた竹は、目を刺す危険があります。
生きものへの配慮 無駄に殺したりいじめたりしないで、観察した後は元の場所に戻してやりましょう。また、足元の海浜植物を踏み荒らさように注意して下さい。ここでは、アサリ、バカガイ等は漁業権が設定されており、採る事はできません。
地震、雷、洪水、強風 事前にニュースや天気予報を調べ、無理をしないように。海岸は内陸よりも風が強いことがあります。
ゴミは捨てないで持ち帰りましょう。
アカエイ
尾の中間に毒針(写真上)があり、干潟で最も危険な生きものです。潮の引いたクリーク(水路)や潮だまりに取り残されて、砂に潜っていることがあります。踏みつけないように注意して、ジャブジャブ音を立てて歩けば逃げ出します。
アカクラゲ
長い触手に刺胞(しほう)があり、刺されると激痛が走ります。浜辺に打ち上げられた死んだものも、毒が残っているので触らないで下さい。
イシガニ
強大なハサミを持ち、攻撃的です。両手を広げているカニの前に手を出さないように。干潟では杭や石、藻の周りに身を隠しています。同じ仲間のガザミも同様の注意が必要です。