鹿児島大学キャンパス内に、以下のクイズを記載したフロアサインが敷かれています。フロアサインに記載したQRコードはこのページにリンクしています。クリックして各クイズの答えを見てみましょう。
興味を持っていただいた方は、ぜひトップページからリンクされているゼロカーボンシティかごしまのサイトや提案書もご覧下さい。
レジ袋やお菓子の袋、コンビニ弁当の容器などはきちんと回収されない場合は雨風に流されやがて海へと到達します。これらは、長い時間をかけて日光に晒され、劣化し、波にもまれる間に分解し細かい破片へと分解されてゆきます。また、化学繊維でできた衣類の洗濯や車のタイヤの使用からも、粉末のように細かなプラスチック片を発生させることになります。
これらのプラスチックの破片や粉塵は、魚の体内や海の塩、水道水、ビールにまでも入り込み私たちの食卓へと戻ってきていることが確認されています。
ポテチ、シャンプー、化粧品、石鹸、マーガリン…などなど、私たちが日常的に使っているこれらの製品は、インドネシアやマレーシアで作られるパームオイルを原料として使っています。このパームオイルをつくるために熱帯雨林が破壊されています。これはCO2を吸収する森林が減って温暖化の原因になるだけでなく、野生動物の絶滅や強制労働、先住民が住む場所を追われたりなど、さまざまな問題に繋がっています。
温暖化の影響は、大雨や洪水、山火事だけではありません。海洋が温暖化することにより生態系が破壊され、私たちの食生活にも影響を及ぼします。下のリンク先のサイトでは、あと80年ほどで国産の寿司ネタが食べられなくなるかもしれないという衝撃の予測を紹介しています。温暖化は、生態系の変化を引き起こすことによって文化にも影響を及ぼします。
このクイズは、授業での大岩根博士のレクチャーを聞いた学生たちが、地球温暖化の問題や脱炭素社会について、主に同世代に向けてどのように情報発信をすれば良いかを考える中で作成されました。大岩根博士から教わった内容で印象に残ったトピックをクイズにしています。
※2022年2月現在、法文学部棟と総合教育研究棟に設置しています(計5カ所)