著者による書籍のサポートサイトです。書籍内のソースコードのダウンロードや、AWSのUI変更に伴う書籍内容の反映などを行っていきます。
この本を取っていただいた方の多くは、新しいアプリや既存のシステムをAWS上で動かしたいと考えているはずです。しかしAWSでは100以上のサービスが提供されているため、どのサービスを選択すれば必要かつ十分なのか、実際にいろいろ使ってみないとわからないという現状があります。
このようなときは、「ユースケース別のソリューション」を手掛かりにしてみましょう。AWSでは、ビジネスアプリ、機械学習、サーバーレスコンピューティングなど、AWSの利用者が実現したいユースケースが用意されています。そしてユースケースごとに、それらの実現に必要なサービスセットが用意されています。このサービスセットが、みなさんが学習するべき必要かつ十分なものとなります。
本書では、このユースケースの中でもビジネス/エンタープライズアプリのインフラ構築を取り上げます。これはサーバレスやモバイルサービスなどの今どきのユースケースに比べると、やや古い感じのするユースケースです。しかし実際には、WebサーバーとDBサーバーの組み合わせを基本とするこのユースケースは、SIerやスタートアップを問わず、とてもよく使われる基本的なユースケースになります。このユースケースに関する知識を最初に学ぶことは、筆者はとても意義のあることだと考えています。
本書の特長の一つは本格的であるということです。「WebサーバーとDBサーバーを用意して、簡単なサービスを動かしてみよう」というようなノリの本ではありません。セキュリティ、パフォーマンス、そして監視まで含んだ、本格的なビジネスアプリを構築するために必要なインフラサービスについて、手を抜くことなくしっかりと説明しています。そのため、情報量の多さにしり込みしてしまうかもしれません。しかし、ひるまないでください。すべての手順で、ふんだんに操作画面を用意してあります。最後まで読みきることができれば、実践的な知識を持つAWSのインフラ技術者として評価されるようになるでしょう。
AWSは日進月歩で進化しています。そのためインターフェイスなども短い間隔で変更が入ります。そこで今回の改版では、全てのインターフェイスのスクリーンショットをとり直しました。また、一部のサービスについては料金がかかることを理解してもらうため、各章の冒頭に利用料のかかるリソースについて説明を入れています。
それではさっそく、広大なAWSの中に飛び込んでみましょう!
(本書「はじめに」より)