ここでは、研究で使用した心理尺度について情報を公開しています
以下に掲載している尺度の使用は、以下の基準を満たす場合にのみ許可します。基準を理解した上で使用する様お願い致します
本ページで公開している心理尺度(以下、心理尺度)は、心理学および関連領域の研究者が教育・研究目的で使用することを前提とし、それ以外の目的では使用しない
心理尺度を用いて得られた研究成果を、学術会議や学術論文等で発表する場合、指定された文献を必ず引用すること
心理尺度を改変して使用する場合は、調査前に連絡をすること
その他不明な点があれば著者までご連絡、ご相談ください
堅苦しいことを書いておりますが、基本的には自由にご利用して頂き学問の発展につなげていきたいという姿勢です
高齢者と大学生の孤独感を比較検討する際に使用した孤独感尺度です。
孤独感を単一次元で捉えるUCLA孤独感尺度第3版(Russell, 1996)の和訳を参考に、心理統計学的妥当性を検証しました。
日本人における因子構造・信頼性・妥当性の確認がされ、青年期から高齢期への使用が可能です。
豊島・佐藤(2021)では6項目の短縮版の検討を行いました。
引用文献
翻訳:Cacioppo JT, Patrick W:Loneliness:Human nature and the need for social connection. The Garamond Agency, Massachusetts(2008).(カシオポ JT,パトリック W:孤独の科学;人はなぜ寂しくなるのか(柴田裕之訳) 河出書房新社, 東京,2010).
翻訳の信頼性と妥当性の検証:豊島 彩・佐藤眞一 (2013). 孤独感を媒介としたソーシャルサポートの授受と中高年者の精神的健康の関係―UCLA孤独感尺度第3版を用いて― 老年社会科学, 35, 29-38.
短縮版:豊島 彩・佐藤 眞一 (2021). 日本語版UCLA孤独感尺度(第3版)短縮版の開発―多世代での使用に向けて― 老年臨床心理学研究, 2, 19-26.
尺度の項目は学会誌の紙面上で掲載されていますが、使用方法などの詳細は著者までご連絡ください。
孤独を好む志向性と主観的幸福感との関連を検証する際に使用した孤独感尺度です。
Preference for solitude scale(Burger ,1995)を和訳しました。日本語版では新たに追加項目を設定し、3因子構造を想定しています。
日本語版の項目は以下の生きがい研究に掲載された論文で確認できます。
引用文献:
Toyoshima, A., & Kusumi, T. Examining the relationship between preference for solitude and subjective well-being among Japanese older adults.
Innovation in Aging, 6(1),1-11. (2022). https://doi.org/10.1093/geroni/igab054.
豊島・田渕・佐藤(2016)では、高齢者虐待観尺度を使用して若者の潜在的態度と虐待の認識度の関連を検討しました。
尺度の項目は学会誌の紙面上で公開されていますが、使用方法などの詳細は著者までご連絡ください。
参考文献:
豊島 彩・田渕 恵・佐藤眞一 (2016). 若者における高齢者虐待の認識度と高齢者への態度との関連―虐待の背景に着目して―, 老年社会科学, 38, 308-318. ■