経営方針
本校は昭和54年の開校以来、41年あまりにわたって、学校と地域の連携・協働関係を深め、未来に向かって明日を拓く「自立」と「共生」の精神を培ってきた。さらに、昨今の学校教育を巡る教育改革等において求められている「未来を担う子供たちの成長を第一に考え、地域(コミュニティ)とともにある学校づくり」は、すでに本校の伝統として深く根付いている。
本校と旭岡地域は、かけがえのないパートナーとして、ともに子供の成長に主体的に関わり、ともに地域を活性化させ、ともに地域貢献に積極的に取り組む人材の育成を目指してきた。本校の強みである保護者や地域の住民(町会等)、幼稚園、保育園、中学校、特別支援学校、高齢者介護施設、児童館、学童、警察関係者(ポリススポット)、西旭岡スポーツ少年団等との連携・協働の絆は、本校の教育活動の根幹であり、異校種を含めた学校・保護者・地域が一つになって「未来まで続く 子供たちの幸せ」を心から願っている。それだけに、最も重要となるのが、子供たち一人一人に「幸福感」や「安心感」を 実感 させ、全ての子供の「幸福感」と「学び」を保障することであり、その意味や役割を学校が子供たちや家庭・地域の目線で捉え直し、発信し、共有することである。本校が成長の土台となる子供の目線での「幸福感」や「安心感」を高め、学びを保障するためには、日常的に次のことを実感させることが重要と考える。
本校は、「旭岡のコミュニティ」だからこそ実現が可能な様々な教育資源を大きな強みとして、今後も連携・協働を促進するとともに、学校教育の中核となる教育課程において、社会とのつながりを最優先した「社会に開かれた教育課程」を寄り処として、本校の教育活動に反映させる必要がある。そして、「子供たち、家庭、地域の目線」を重視した教職員集団が、子供の成長に向けて情熱と使命感をもち、かけがえのない子供たちの 心に火をつけ、明日を拓く、卒業後の生活力につながる「生きる力」を育成したい。
私たちは、「全ては子供たちの学びを保障するために」を第一に掲げ、社会の変化に対応しながら生きていく必要な力を身に付けさせるために、学校・家庭・地域の連携・協働のもとで地域社会の教育資源を総動員して、「人」と「人」が、「心」と「心」が教育課程を介して(教育課程:学校教育の目的・目標を達成するために、教育内容を児童の心身の発達に応じ、授業時数との関連において総合的に組織した教育計画)しっかりとつながり合い、子供たちを支え合う学校づくりを実現するために精魂を傾けていく。