■6月24日は 筧 善行さん(308 硬式庭球部)にオンライン講演をしていただきました
タイトル:「希少糖のお話:完璧な砂糖の代替品?それ以上?」
香川大学のパネルを背景に講演される 筧 善行さん
講演者略歴:
1981年3月 京都大学医学部卒業
1989年3月 京都大学大学院医学研究科修了(医学博士)
2000年1月 京都大学大学院医学研究科助教授(器官外科学泌尿器病態学)
2001年4月 香川医科大学泌尿器科教授(2003年大学統合で香川大学教授)
2015年10月 香川大学理事・副学長
2017年10月- 香川大学学長
専門は泌尿器腫瘍学
講演要旨:
地球が誕生した約46億年前から生物が登場する40億年前の間は化学反応の時代とも呼ばれ、特にホルムアルデヒドから糖を合成する化学反応が盛んに進んでいた。この過程で地球上には約50種類のブドウ糖などの単糖が合成された。その後、生物の進化とともにエネルギー源として利用される単糖の9割はD-グルコースとなり、D-ガラクトース、D-フルクトース、D-キシロースなど6種の単糖が1割弱存在し、生物に利用されてきた。残りの40種以上の単糖は1%未満の希な糖として細々と存在してきた(例えばD-グルコースの光学異性体であるL-グルコースは希少糖に分類)。
微生物の持つ酵素の機能に魅せられた香川大学農学部名誉教授の何森 健(いずもり けん)は、偶然にも農学部の学生食堂裏の土中からD-フルクトースを希少糖の一種であるD-アルロースに変換するD-タガトース-3エピメラーゼという酵素を発見した(1991年論文公表)。D-アルロースは砂糖の約7割の甘味のすっきりした後味が特徴で、ゼロキロカロリーであったため、肥満対策や糖尿病予防として期待され、様々な研究が展開されてきた。何森の論文発表から約30年、D-アルロースは漸く大量生産にこぎつけ、今年になり日本の一般家庭の食卓に上る段階が来た。
今回の講演ではD-アルロースが有する様々な機能を紹介するとともに、希少糖を活用した新時代のダイエットの在り方について考えてみたい。香川大学ではD-アルロース以外の50種を超える全希少糖の設計図と合成に関与する酵素を保有し、第2、第3の希少糖に関する研究を精力的に展開している。それら最近の研究成果も時間の許す限り紹介する予定である。
講演のスライド: 下にスクロールしていくか、右上アイコンでポップアップしてご覧ください
■カズレーザーと学ぶ(日テレ)
2023年6月20日 放送の「最新科学で美しくなる」の5話題の一つとして、『夢の太らない糖 「アルロース」』で筧さんが出演されました。
=====それをみた干場さんから同期宛てのメールがこれです=====
305の干場(森)弓子です。
6月24日の25期オンライン講演会に先立って、去る20日、日本テレビ放送の「カズレーザーに学ぶ」で筧君が出演し、
希少糖アルロースを語ったところ、ゼロカロリーでダイエット効果はともかく、血糖値を上げない働きがあるということで大反響。
番組の中で、香川大学が組んでいる企業名やブランド名を言ったわけでもないのに、その企業松谷化学工業は、一時、サーバーがダウン、翌朝は電話の嵐だったそうです。
わたしもフェイスブックで紹介したところ、
サンドイッチマンの受け答えみたいで、面白い先生でしたね! 等、反響大。
説明、すごくわかりやすくて、池上彰かと思いました!?
アルロース 5 g以上の摂取で食後の血糖値の上昇が抑えられる(右グラフ) オンライン講演会でこのスライドを説明をする筧さん
■松谷化学工業 https://www.matsutani.co.jp/ (非上場企業)
企業理念「自然の植物から生まれた澱粉で豊かな食生活を支えます。」
希少糖製品の通販は ⇒ https://raresugar.co.jp/