Adobe Flash編集ソフトの化身である電子生命体"フリモメン"と人間が共存する、サイバーパンクならぬ「プラグイン・パンク」世界で、失われても、また失われても、居場所を作り続ける者たちの物語。
三部作+スピンオフの現代ライトSFファンタジー連作シリーズ。
どの作品から読んでも楽しめる。 でも全部読むと、点と点が線になり、世界が立ち上がる。
こんな人におすすめ
バーを舞台にした物語が好き
成長と挫折の人生を描いた物語が好き
SFだけど人間ドラマが読みたい
シリーズ刊行予定
現在:バー ブラザーズ・ユニティ - 2025年(既刊:AHSession2)
過去:ザ・ホロウ - 2026年(既刊:AHSession3)
未来:フラグメンツ・オブ・ブラザーフッド - 2026年文学フリマ東京43予定
スピンオフ:フラッシュ・プレイヤー - 2026年文学フリマ東京43予定
合本版(現在編プロトタイプを元にした書き下ろし収録) - 2027年予定
現在:バー ブラザーズ・ユニティ 試読はこちら
共存の理想と成長
路地裏の狭い階段を登った先、重厚な扉に貼られた張り紙。
「このバーは、人間とフリモメンが互いに尊重し合うための中立地帯です」
ブラザーズ・ユニティは、ルールを守れる者のみが入店できる。
モヒート、自家製ミント、暖色の照明。整えられた空間。
そして厳格なルール——ここで聞いた話を外で口にしない、争いを持ち込まない、偏見を持ち込まない。
人間の客も、フリモメンの客も、ルールを守れば歓迎する。
共存の理想。その限界。それでも諦めない。
過去:ザ・ホロウ 試読はこちら
喪失と原点
深夜2時、ターコイズブルーの壁が剥げたバー「The Hollow」。 出てくるのはチョコシェイクとポップコーン。流れるBGMは「恋のマイアヒ」。客が叫ぶのは「ぬるぽ」「ガッ!」
——もはやバーとは呼べない、どうしようもない店。
でもここは、フリモメンたちが素の姿で本音を言える、かけがえのない居場所だった。
バイトのフリモメン、営業終わりのコンカフェ嬢フリモメン、変身できないフリモメン。 彼らを見守るマスター。
失われた居場所。でも、ここから全てが始まる。
未来:フラグメンツ・オブ・ブラザーフッド 試読はこちら
断片化と諦めきれない希望
増えすぎたフリモメンの開発元が打ち出したキャンペーン、「フリモメン5人のシリアルコードと新たなフリモメン亜種を交換」。このキャンペーンで生み出された彼女が、ある日俺のバーに亡き故郷の酒の「代替品」を売り込みに来た。ベンチャー企業ってやつか。
試飲を飲んだが物足りなかったので、悪いが仕入れないことにした。
理想は断片化した。統一は壊れた。 でも兄弟愛は、どこかに残っている。
完璧じゃない。でも、繋がっている。
スピンオフ:フラッシュ・プレイヤー 執筆中
記憶の残滓
フリモメンだった恋人が残したファイル。周りに他にフリモメンがいない私は、どうしてもそれを開きたくて、彼らがいるという教会を訪れる。しかしその場所は雑居ビル。恐る恐る入ったそこには、FLASHを守る司祭の姿があった。
司祭、そしてシスターと過ごした1日が、フリモメンにとっての祈りとはなんたるか、そして彼の想いが少しわかったような日になった。
滅びゆく文化が、確かにそこにあった。
合本版・現在編プロトタイプ書き下ろし 試読はこちら
世界線を見透かす
舞台は、ブラザーズ・ユニティシリーズの並行世界。
大学に通いながらバーでバイトする主人公は、仲良くなった常連客とタメ口を聞く仲になる。
バーのある中立地帯から人間居住区に差し掛かる帰り道、不穏な空気を感じた主人公は、帰ったばかりの常連客に助けを求める......。
共存の希望の一端を掴む。