署名の提出について

2021年9月27日

諌早湾干拓問題の話し合いによる解決と有明海沿岸地域の
再生を願う住民、関連事業者からの署名3,260筆を
九州農政局に提出しました

有明海沿岸地域の再生を願う会
世話人 平方宣清

 諌早湾干拓をめぐる裁判において、今年4月28日に、福岡高裁は、「和解協議に関する考え方」を示し、国(農水省)および漁業者に対し、「一連の紛争経過をふまえ、その根本的な解決を図るため、和解協議の場についた上で、合理的な期間内に集中的に協議を重ねること」を求めました。しかし、国は「開門の余地を残した和解協議の席に着くことはできない」として、話し合いすら拒否する姿勢です。

 これに関して、「有明海沿岸地域の再生を願う会」(世話人平方宣清)は、本日、農水大臣に対して「開門」を含む話し合いに応じるよう求める署名3,260筆を、九州農政局(農村振興部農地整備課寺田憲治課長)に提出するとともに、以下の3点を申し入れました。

    1. 福岡高裁の提起した和解協議に対して、いわゆる「基金案」に固執することなく、「開門調査」の実施を含めた話し合いに応じること

    2. 裁判外においても、諌早湾干拓をめぐる問題をどのように解決するのか、「開門」ができない理由は何かといった点について、漁業者などが求める話し合い(オンラインによるものを含む)に対して、誠実に対応すること

    3. 新しい農水大臣の就任後、すみやかに地元での漁業者などとの話し合いの場を設定すること

署名提出にあたっての農水省、九州農政局への申入書(PDF)