研究業績
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著書
単著
青山拓央, 『心にとって時間とは何か』, 講談社, 2019. 12.
青山拓央, 『時間と自由意志：自由は存在するか』, 筑摩書房, 2016. 11.
青山拓央, 『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』, 太田出版, 2016. 9.〈中国語（繁体字）訳〉『幸福為何是哲學的問題呢？』, 高彩雯訳, 麥田出版, 2018. 9.
青山拓央, 『分析哲学講義』, 筑摩書房, 2012. 2.
青山拓央, 『新版 タイムトラベルの哲学』, 筑摩書房, 2011. 1.
青山拓央，『タイムトラベルの哲学』, 講談社, 2002. 1.
共著
永井均, 入不二基義, 青山拓央, 谷口一平（共著）, 『〈私〉の哲学 をアップデートする』, 春秋社, 2023. 2.
永井均, 入不二基義, 上野修, 青山拓央（共著）, 『〈私〉の哲学 を哲学する』, 講談社, 2010. 10. （春秋社より2022年12月に復刊）
その他、論文集（書籍）への寄稿については論文の欄に記載。
監修等
青山拓央, 柏端達也（監修）, 『自由意志 スキナー/デネット/リベット 〈名著精選〉心の謎から心の科学へ』, 岩波書店, 2020. 6. （監修と解説を担当）
山口大学時間学研究所（監修）, 『時間学の構築２：物語と時間』, 恒星社厚生閣, 2017. 7. （序文と編を担当）
柏端達也, 青山拓央, 谷川卓（共編訳）, 『現代形而上学論文集』, 勁草書房, 2006. 2.（翻訳と編を担当）
論文
青山拓央, 「それをすべきであることを人類はいかに知ったのか？――自然主義的誤謬という「聖剣」を振り回さない」, 『現代思想』, 52-1号, pp. 20-28, 青土社, 2023. 12.
青山拓央, 嶋田珠巳, 「時間研究における哲学と言語学の交差点」, CLINICAL NEUROSCIENCE, pp. 1010-1013, 中外医学社, 41-8号, 2023. 8.
青山拓央, 「生まれることの悪と、生み出すことの悪」, 『現代と親鸞』, 45号, pp. 216-232, 親鸞仏教センター, 2021. 12.
青山拓央, 「日本（語）で哲学をするということ 大森荘蔵と細野晴臣」, 『現代思想』, 49-15号, pp. 78-88, 青土社, 2021. 12.
平井靖史, 青山拓央, 岡嶋隆佑, 藤田尚志, 森田邦久, 講演論文「ベルクソンと現代時間哲学（上）」, 『福岡大学人文論叢』, 53巻2号, pp. 495-528, 福岡大学研究推進部, 2021. 9.
青山拓央, 「エピソード記憶と言語──タイプからトークンへ」, 嶋田珠巳, 鍛治広真（編著）『時間と言語』, 三省堂, pp. 95-112, 2021. 1.
（解説論文）青山拓央, 柏端達也, 「イントロダクション」, 青山拓央, 柏端達也（監修）『自由意志 スキナー/デネット/リベット 〈名著精選〉心の謎から心の科学へ』, 岩波書店, pp. 1-29, 2020. 6.
青山拓央, 「客観的現在と心身相関の同時性」（増補改訂版）, 森田邦久（編）『〈現在〉という謎――時間の空間化批判』, 勁草書房, pp. 129-142, 2019. 9. （さらに pp. 163-169に論文コメントへのリプライを寄稿。）
青山拓央, 「幸福の背後を語れるか」, 戸田剛文（編）『今からはじめる哲学入門』, 京都大学学術出版会, pp. 87-117, 2019. 2.
青山拓央, 「原因または錯覚としての行為者」, 『現代思想』, 45-21号, pp. 48-53, 青土社, 2017. 11.
Miyazaki, M., Kadota, H., Matsuzaki, K. S., Takeuchi, S., Sekiguchi, H., Aoyama, T. & Kochiyama, T., “Dissociating the neural correlates of tactile temporal order and simultaneity judgements”, Scientific Reports, vol. 6: number. 23323, Nature Publishing Group, 2016.
（博士学位論文）青山拓央, 「分岐する時間――自由意志の哲学」, 慶應義塾大学, 2016. 2. ［要約］
Takuo Aoyama, Shogo Shimizu and Yuki Yamada, "Free will and the divergence problem", Annals of the Japan Association for Philosophy of Science, Vol.23, pp. 1-18, The Japan Association for Philosophy of Science, 2015. 3.
青山拓央, 「時間は様相に先立つか」, 『哲学』, 65号, pp. 9-24, 日本哲学会, 2014. 4.
青山拓央, 「幸福の規範化と、私的な逸脱」, 『山口大学哲学研究』, 21巻, pp. 37-46（縦書頁）, 山口大学哲学研究会, 2014. 3.
青山拓央, 「存在と相貌：野矢茂樹著『心と他者』検討」, 『山口大学哲学研究』, 21巻, pp. 23-38, 山口大学哲学研究会, 2014. 3.
青山拓央, 「歴史の言語的弁別について」, 『山口大学哲学研究』, 19巻, pp. 49-57, 山口大学哲学研究会, 2012. 3.
青山拓央, 「指示の因果説と起源の本質説」, 『時間学研究』, 4巻, pp. 49-56, 日本時間学会, 2011. 3.
青山拓央, 「アキレスと亀：なぜ追いつく必要がないのかーー野矢・青山・植村論文の検討」, 『科学哲学』, 43-2号, pp. 81-94, 日本科学哲学会, 2010. 12.
青山拓央, 「行為と出来事は直交するか：「手が上がる」から「手を上げる」を引く」, 『西日本哲学年報』, 18号, pp.87-101, 2010. 10.
青山拓央, 「行為と出来事は直交するか：黒田因果説の検討と展開」, 「西日本哲学会第60回大会案内」, pp.11-17, 2009. 12.
青山拓央, 講演論文「『なぜ意識は実在しないのか』検討」, 「〈私〉の言語論的存立構造の哲学的研究」, 科学研究費（代表者：上野修）シンポジウム論集, pp.39-56, 2009. 6.［改訂稿：『〈私〉の哲学 を哲学する』(2010) 所収］
青山拓央, 「時間の哲学」, 辻正二（監修）『時間学概論』, 恒星社厚生閣, pp. 29-51, 2008. 4.
青山拓央, 「叱責における様相と時間」, 『時間学研究』, 2巻, 山口大学時間学研究所, pp. 65-70, 2008. 3.>
青山拓央, 「無知の発見」, 『知識構造科学の創造へ向けての基礎研究』, 2巻, 日本大学精神文化研究所, 古田智久編, pp. 141-149, 2008. 3.
青山拓央，「自由意志の非実在性」，『山口大学哲学研究』, 14巻, 山口大学哲学研究会, pp. 87-98, 2007. 2.
青山拓央, 「客観的現在と心身相関の同時性」, 『科学基礎論研究』, 104号, pp. 25-29, 2005. 10.
青山拓央, 「培養脳と素朴脳科学」, 『哲学の探求』, 32号, 哲学若手研究者フォーラム, pp. 31-42, 2005. 5.
青山拓央, 「現象報告のパラドックス」, 研究プロジェクト報告書101号 『主体概念の再検討』, 千葉大学大学院社会文化科学研究科, 永井均編, pp. 1-5, 2005. 3.
青山拓央, 「時制的変化は定義可能か：マクタガートの洞察と失敗」, 『科学哲学』, 37-2号, pp. 59-70, 日本科学哲学会, 2004. 12.
青山拓央, 「時間対称的タイムトラベル」, 『思想 特集：時間・運動・生成』, 966号, pp. 97-116, 岩波書店, 2004. 10.［『新版 タイムトラベルの哲学』2011所収］
青山拓央, 「アキレスと亀と時間軸」, ＦＩＮＥ（日本学術振興会「情報倫理の構築」プロジェクト）千葉 研究会報告書, 9号, pp. 78-83, 2002. 2.
その他（書評・解説・討議など）
青山拓央, 「解説 彼も形而上学者である」, Ａ・Ｊ・エイヤー著『言語・真理・論理』, 吉田夏彦訳, ちくま学芸文庫, pp. 289-299, 2022. 2.
青山拓央, 岡ノ谷一夫, 「討議 幻想を超えて世界のありかたを語るために」, 『現代思想』, 49-9号, 青土社, pp. 8-22, 2021. 8.
青山拓央, 「書評 戸田山和久著『哲学入門』」, 『科学哲学』, 48-1号，日本科学哲学会, pp. 68-71, 2015. 7.
青山拓央, 「解説 立ち現われ論は観念論か」, 大森荘蔵著『物と心』, ちくま学芸文庫, pp. 459-470, 2015. 1.
青山拓央, 「書評 野矢茂樹著『大森荘蔵―哲学の見本』」, 『科学哲学』, 41-2号, 日本科学哲学会, pp. 129-134, 2008. 12.
発表
青山拓央, 「時間の窓としての準-Ａ系列」, 新学術領域研究「時間生成学」A01班「言語による時間生成」研究報告会, 明海大学浦安キャンパス, 2023. 3. 21.
青山拓央, 「分岐の自由と単線の自由」, 三田哲学会ワークショップ「私は自由なのか：徹底討議・青山拓央×斎藤慶典」, オンライン開催, 2022. 9. 23.
青山拓央, 「他者と独在論」, 日本大学文理学部人文科学研究所 哲学ワークショップ「永井均先生古希記念ワークショップ：私・今・現実」, オンライン開催, 2022. 3. 18.
青山拓央, 「テンスを語ることと生きること」, 新学術領域研究「時間生成学」『時間と言語』著者会, オンライン開催, 2021. 8. 30.
青山拓央, 「プロティノスから何を受け継ぐか」, ベルクソン『時間観念の歴史』合評会, オンライン開催, 2020. 11. 21.
青山拓央, 「生まれることの悪と、生み出すことの悪」, 第二回「現代と親鸞」公開シンポジウム, オンライン開催, 2020. 10. 27.
青山拓央, 「エピソード記憶と言語：タイプからトークンへ」, 新学術領域研究「時間生成学」第六回時間言語フォーラム, オンライン開催, 2020. 7. 18.
青山拓央, 「エピソード記憶を再考する」, 新学術領域研究「時間生成学」第二回領域会議, 千里阪急ホテル , 2020. 2. 2.
青山拓央, 「「速さ」と「早さ」の意味について」, 新学術領域研究「時間生成学」第一回領域会議, ロイトン札幌, 2019. 8. 21.
青山拓央, 「今ではない今と、今」, 新学術領域研究「時間生成学」キックオフシンポジウム, 東京大学弥生講堂一条ホール, 2018. 9. 24.
青山拓央, 「「自由」の新たな見取り図」, 京都現代哲学コロキアム「Afree, Be Free! ――青山拓央『時間と自由意志』合評会」, キャンパスプラザ京都, 2017. 8. 5.
青山拓央, 「アマルガムとしての自由」, 京都現代哲学コロキアム「知覚・行為・自由：美濃正教授退職記念ワークショップ」, キャンパスプラザ京都, 2016. 8. 27.
青山拓央, 「因果・相関・責任」, 「非線形科学と時間学の交流」ワークショップ, 山口大学常磐キャンパス, 2016. 3. 25.
青山拓央, 「博士学位請求論文『分岐する時間――自由意志の哲学』公聴会」, 慶應義塾大学三田キャンパス, 2016. 2.6.
青山拓央, 「随伴現象と随伴現在――今が今だとなぜ分かるのか」, 日本科学哲学会大会ワークショップ「哲学的時間論と物理学における時間について」, 首都大学東京, 2015. 11. 22.
青山拓央, 「随伴現在説について」, 山口大学時間学研究所 時間学研究セミナー『時間と心をめぐる冒険』（新学術領域研究「こころの時間学」共催）, 山口大学, 2015. 3. 20.
青山拓央, 「時間・自由・責任」, 山口大学時間学研究所 時間学特別セミナー, 山口大学, 2015. 2. 23.
青山拓央, 「今が今だとなぜ分かるのか」, 新学術領域研究「こころの時間学」領域会議 連携研究企画「哲学と神経科学の対話」, 淡路夢舞台国際会議場, 2015. 2. 1.
青山拓央, 「自由と時間分岐」, 新学術領域研究「こころの時間学」領域会議, 淡路夢舞台国際会議場, 2015. 1. 31.
Matsuzaki, K. S. , Kadota, H., Aoyama, T., Takeuchi, S., Sekiguchi, H., Kochiyama, T. & Miyazaki, M. Distinction between neural correlates of audiovisual temporal order and simultaneity judgments. The 17th World Congress of Psychophysiology, International Conference Center Hiroshima. 2014. 9. 24.
青山拓央, 「時間は様相に先立つか」, 日本哲学会大会シンポジウム「未来という時間」, 北海道大学, 2014. 6. 28.
青山拓央, 「現在・過去・未来の時制認識における可能性様相の働きの言語哲学的分析」, 新学術領域研究「こころの時間学」領域会議, 大阪大学中之島センター, 2014. 6. 15.
青山拓央, 「幸福の規範化と、私的な逸脱」, 山口大学時間学研究所 グループセミナー, 山口大学, 2014. 3. 6.
青山拓央, 「幸福・知識・時間」, 情報処理学会中国支部イブニングセミナー, 広島市まちづくり市民交流プラザ, 2012. 12. 13.
青山拓央, 「時間の分岐問題について ――意思決定と可能性」, 山口大学時間学研究所 時間学セミナー, 山口大学, 2012. 2. 23.
青山拓央, 「時制の指示可能性 ――脱現象的な現在について」, 山口大学時間学研究所 時間学セミナー, 山口大学, 2010. 3. 19.
青山拓央, 「行為と出来事は直交するか ――黒田因果説の検討と展開」, 西日本哲学会シンポジウム「黒田哲学の再評価」, 九州大学, 2009. 12. 5.
青山拓央, 「アキレスと亀：「速さ」とは何か」, 日本時間学会 設立記念公開学術シンポジウム, 山口大学・大学会館, 2009. 6. 13.
青山拓央, 「永井均著『なぜ意識は実在しないのか』検討」, シンポジウム「〈私〉とは何か ――永井均に聞く」, 大阪大学２１世紀懐徳堂スタジオ, 2009. 3. 7.
青山拓央, 「タイムトラベルの論理」, イブニングセミナー2007 「宇宙・惑星的時間と認知的時間の多様性」, 田町・キャンパスイノベーションセンター, 2008. 1. 11.
青山拓央,「自由意志の非実在性 ――時間の流れと偶然について」, 山口大学時間学研究所・基礎論セミナー, 山口大学, 2006. 10. 11.
青山拓央,「文理融合と唯物論」, 山口大学時間学研究所 時間学セミナー, 山口大学, 2006. 7. 7.
青山拓央, 「因果・作用・決定 （Causation, Action and Determination）」, 山口大学時間学研究所 学術講演会, 山口大学, 2005. 10. 28.
青山拓央, 「動的時制記法」, 科学基礎論学会 秋の研究例会, 慶應義塾大学, 2004. 11. 27.
青山拓央, 「自由意志の非実在性」, 日本科学哲学会大会, 京都大学, 2004. 10. 2.
青山拓央, 「脳はどこにあるのか」, 哲学若手研究者フォーラム, 八王子・大学セミナーハウス, 2004. 7. 18.
青山拓央, 「客観的現在と心身相関の同時性」, 科学基礎論学会例会, 聖心女子大学, 2004. 6. 19.
青山拓央, 「マクタガートの洞察と失敗」, 日本科学哲学会大会, 千葉工業大学, 2003. 11. 16.
青山拓央, 「入不二基義著『時間は実在するか』検討」, 同書合評会, 神田学士会館, 2003. 5. 4.
青山拓央, 「中山康雄著『時間論の構築』検討」, 京都科学哲学コロキアム, 京大会館, 2003. 4. 20.
青山拓央, 「植村恒一郎著『時間の本性』検討」, ＦＩＮＥ（日本学術振興会「情報倫理の構築」プロジェクト）千葉フォーラム, 千葉大学, 2002. 6. 14.
青山拓央, 「アキレスと亀と時間軸」, ＦＩＮＥ（日本学術振興会「情報倫理の構築」プロジェクト）千葉フォーラム, 千葉大学, 2002. 2. 8.
青山拓央, 「時制・言語・クオリア」, 京都大学基礎物理学研究所研究会, 京都大学, 2001. 12. 7.
科学研究費
2018年度－2022年度 新学術領域研究「時間生成学」計画研究A01「言語による時間生成」研究分担者
2016年度－2017年度 新学術領域研究「時間分岐表象における倫理的・心理的価値付与の分析」 代表者
2016年度－2019年度 基盤研究（B）「哲学的知識の本性と哲学方法論に関するメタ哲学研究」 連携研究者
2014年度－2015年度 新学術領域研究「現在・過去・未来の時制認識における可能性様相の働きの言語哲学的分析」 代表者
2007年度－2008年度 基盤研究（C）「〈私〉の言語論的存立構造の哲学的研究 」 研究分担者
2006年度－2007年度 若手研究（スタートアップ）「心身相関の同時性と、二人称的自由 」 代表者
2003年度－2005年度 特別研究員奨励費「自己投射機構としての「脳」の概念分析 」 代表者
受賞
2011年4月 文部科学大臣表彰科学技術賞（理解増進部門）を山口大学時間学研究所グループ（5名）にて受賞
2006年10月 日本科学哲学会石本賞（第1回）を受賞（受賞対象論文：「時制的変化は定義可能か ―マクタガートの洞察と失敗―」, 『科学哲学』, 32-2号, 日本科学哲学会, 2004.）