ブックリスト:心の哲学

『〈現在〉という謎』第4章リプライでの紹介文献:

上記リプライにて私が紹介した文献のうち、心の哲学(とくに意識の哲学)に関するものを挙げておきます。はじめの三冊は、入門者のかたでも十分に読めます。

  • 金杉武司『心の哲学入門』、勁草書房。
  • J.R.サール『MiND 心の哲学』、山本貴光+吉川浩満訳、ちくま学芸文庫。
  • 青山拓央『分析哲学講義』、ちくま新書、第八章。 【私自身の解説としてはこれを。二元論の問題点、唯物論の問題点を記したのち、一人称性と三人称性との関係に目を向けています。】
  • D.J.チャーマーズ『意識の諸相』、太田紘史ほか訳、春秋社。 【とくに上巻の第五章を参照。二種類の二元論、三種類の唯物論、その他の一元論が精査されています。】
  • 信原幸弘+太田紘史編『シリーズ 新・心の哲学II 意識篇』、勁草書房。 【論文集。クオリアの唯物論化の試みについてはこれを。】

さらに読み進めたいかたには、下記リンク先にある、鈴木貴之先生の文献リストが参考になります。

http://tkykszk.net/teaching/pom_books/


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