公開シンポジウム
テーマ
伴侶動物ネコの多面性:生態~生理~認知~ヒト・環境との関わり
「伴侶動物ネコの多面性」をテーマに、近年注目を集めるネコの研究の背景にある周辺領域や研究手法についての知識を広め、ネコとヒト、環境の関係をめぐる諸問題をみなさまと一緒に考える場となればと思っています。
第1部では、動物心理学の研究だけでなく、生態学、行動学、遺伝学、内分泌学など、ネコの科学的理解を深めるため、第一線で活躍する研究者に自身の研究をメインにしつつ、各分野の手法・知見をわかりやすく解説していただきます。第2部では、ネコとヒトおよび環境との関係の理解を深めるべく、ネコとヒトのかかわり、ネコの福祉や環境への影響について、研究者およびノネコの保護活動をされている方に講演をしていただきます。
講演予定者とタイムスケジュールおよびタイトル
14:00-14:10 企画趣旨説明等
第 1 部:ネコの理解を深める
14:10-14:30 山根明弘(西南学院大学)「半世紀にわたり小島で行われてきたノラネコの生態学的研究の総括」
14:30-15:00 上野山怜子・宮崎雅雄(岩手大学)「ネコ特異な生理と行動」
15:00-15:10 休憩
15:10-15:30 荒堀みのり(アニコム先端医療研究所株式会社)「ネコの遺伝子と性質・形質との関連」
15:30-15:50 木下こづえ(京都大学 )「希少ネコ科動物たちの生理状態を知る」
15:50-16:10 高木佐保(麻布大学)「ここまでわかったネコの認知」
16:10-16:20 休憩
第 2 部:ネコとヒト、環境とのかかわり
16:20-16:40 今野晃嗣(帝京科学大学)「ここまでわかったネコの「性格」」
16:40-17:00 内山秀彦(東京農業大学)「ネコとの関わりによる人の健康効果」
17:00-17:10 休憩
17:10-17:30 加隈良枝(帝京科学大学)「ネコの福祉 ―現状と課題―」
17:30-17:50 長谷川潤(御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会)「御蔵島における野生化ネコの増加とオオミズナギドリの個体数減少について」
17:50-18:00 まとめ
会期
2022年10月16日(日)14:00~18:00
会場
Zoomウェビナー(要申込み)
参加申込み方法
参加申込終了いたしました。
(本大会に参加登録をされている学会員・非会員学部生 の方は、申込み不要です。後日ウェビナーの情報をお送りします。)
参加申込くださった方には、10月11日前後にウェビナーの情報をお送りいたします。申込みいたただいたのに連絡が届かない場合は、大会準備委員会 animalpsych2022[at]gmail.com までご連絡ください。
※本公開シンポジウムは、令和4(2022)年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果公開発表(B)(22HP0006)の補助を受けて開催されます。