当院は皮膚病全般にわたり診療していますが、皮膚の病気の患者さんを診療することを重視しています。ですから純粋に美容目的の診療(肌の若返り用フォトテラピー、レーザー脱毛など)はおこなっていません。
当院は皮膚病全般にわたり診療していますが、皮膚の病気の患者さんを診療することを重視しています。ですから純粋に美容目的の診療(肌の若返り用フォトテラピー、レーザー脱毛など)はおこなっていません。
主な診断・治療機器
位相差顕微鏡
ミズムシ、カビ菌、ダニなどの発見に威力を発揮します。普通の顕微鏡より菌の発見がしやすいです。しかし、使い方にコツがいるためか位相差式を使っている皮膚科はまれです。実際、他院でミズムシやダニではないと診断された患者さんでミズムシ菌や疥癬ダニを見つけることがよくあります。暗視野顕微鏡としても使用でき、病原菌の検出に有用です。
ダーモスコープ
表皮表面だけでなく真皮上層までの観察ができるので、悪性のほくろなどの診断精度がさらに向上。皮膚病を見分けたり、癌かどうかを判断する時に非常に役立ちます。拡大鏡の一種ですが単なる虫メガネではありません。皮膚科学でここ10数年ダーモスコープ学が大変進歩してきましたが、あんどう皮膚科では25年以上前からダーモスコープによる診察をおこなっております。
低周波レーザー
帯状疱疹の痛みに効果があります。患者さんによっては劇的に効くことがあります。治療自体は痛くありませんので麻酔は全く不要です。円形脱毛や慢性痒疹に対して効く場合もあります(病気の種類によっては保険外治療となります)。
炭酸ガスレーザー
通常のイボはレーザーではなく液体窒素で治していますが、極端に治りが遅いイボや出血性の腫瘍などでは炭酸ガスレーザーで蒸発消失させることができます。通常は局所麻酔が必要です。液体窒素と異なり治療跡が残りやすいのがデメリットです。
QスイッチNd-YAGレーザー
シミなど褐色系病変に効くレーザー。施行時の痛みは軽いので通常は麻酔不要です。肝斑には無効です。健康保険外。料金は部位、濃さ、大きさなどによります。現在、新規のかたには行っておりません。
中波紫外線照射装置(ナローバンドUVB)
乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、白斑などの治りにくい皮膚病の治療に適しています。一部のアトピー性皮膚炎にも有効。ただ、症状が軽いかたにまで無制限に行う治療法ではありません。また、一度で効果が出るわけではないため頻繁に通院をお願いすることとなります。治療は痛みはありません。
長波紫外線照射装置(UVA)
有効な皮膚病は乾癬など中波紫外線と同じです。当院の開院当初から活躍してきた機種で使いやすく愛着もあるのですが、近年のデータでは中波紫外線のほうが有用という評価が増加しているため、当院でも原則的に長波でなく中波紫外線で治療します。