九州大学大学院医学研究院 系統解剖学分野

我々生物の体は不思議な形をしています.この形がなぜできるのか、その成り立ちを調べるのが発生生物学という学問です.一つの形のない受精卵が細胞分裂や分化を繰り返しながら体の形を作り上げていく過程は神秘的で、多くの研究者を引きつけてきました.現在、分子生物学の成熟によって、特定の発生現象に関与する遺伝子名の長いリストはできていますが、それによってなぜ形ができるのか、原理はまったくわかっていません。我々は、発生生物学の実験的な道具と、応用数学の数理的な道具を組み合わせて、この原理の解明に迫ります.

2013 年の 2 月 1 日に九州大学でラボをオープンしました!我々と一緒にこの新しいエキサイティングな分野を切り開いてくれる仲間を募集します。詳細はこちらまでお問い合わせください。

Information

2024.10.7 メンバー紹介を更新しました

2024.9.23 大腸がんの転移に関する研究がCancer Science誌に掲載されました

2024.9.2 肺の分岐構造に関する研究がPLoS One誌に掲載されました

2024.7.8 杉原助教が2024年韓国-北米数理生物学会合同大会(KSMB-SMB 2024)でポスター賞を受賞しました

2024.6.3 発生期大脳皮質の脳室周囲血管パターンに関する研究紹介記事が「生物物理」誌に掲載されました

2024.5.23 研究室ウェブサイトをこのページに移行しました

2024.4.1 2024年度のメンバー紹介を更新しました

2024.2.26 東北大学 菊地謙次先生 セミナー

2023.9.19 シロイヌナズナ根毛成長における細胞壁形成制御機構に関する研究がThe Plant Cell誌に掲載されました

2023.9.19 シロイヌナズナ葉表皮細胞の形と葉形の関連に関する研究がPlant and Cell Physiology誌に掲載されました

2023.9.8 吉村公太朗さんが2023年度日本数理生物学会大会でポスター賞を受賞しました

2023.6.15 Delta-Notchシグナルによるパターン形成に関する論文がPhysical Review E誌に掲載されました

2023.6.13 内皮造血転換におけるアクアポリンの役割に関する論文がDevelopment誌に掲載されました

2023.6.1 メンバー紹介を更新しました

2023.4.24 上皮細胞境界の湾曲形成に関する論文がiScience誌に掲載されました

2023.4.3 2023年度のメンバー紹介を更新しました

Information (-2022)

2022.12.10 発生期大脳皮質における脳室周囲血管パターンに関する研究がLife誌に掲載されました

2022.12.6 ペリサイトと血流が血管ネットワーク形成に与える影響に関する研究がLab on a Chip誌に掲載されました

2022.10.31 灌流可能な血管網付きスフェロイドの酸素代謝の電気化学測定に関する研究がBiosensors and Bioelectronics誌に掲載されました

2022.9.20 ライディッヒ細胞の分化に関する研究がCommunications Biology誌に掲載されました

2022.6.20 臼歯の形態に関する研究がScientific Reports誌に掲載されました

2022.5.18 創傷治癒過程での血管新生機構に関する研究がNature Communications誌に掲載されました

2022.5.13 透明な人工殻でウズラ胚を長期培養する手法に関する研究がFrontiers in Physiology誌に掲載されました

2022.4.4 小熊俊輝さんが九州大学医学博士優秀賞を受賞しました

2022.4.1 2022年度のメンバー紹介を更新しました

2022.3.29 ニワトリ胚の脳発生に関する研究がDevelopment誌に掲載されました

2022.3.24 腸の絨毛形成機構に関する研究がPhysical Biology誌に掲載されました

2021.11.22 網膜ミクログリアの規則的な分布に関する研究がScientific Reports誌に掲載されました

2021.4.27 正中口蓋縫合の形態に関する研究がScientific Reports誌に掲載されました

2021.4.1 2021年度のメンバー紹介を更新しました

2021.2.17 精細管上皮の周期パターン形成に関する研究がBulletin of Mathematical Biologyに掲載されました

2021.2.17 腸絨毛上の細胞ターンオーバーに関する研究がBiophysical Journalに掲載されました

2021.1.6 膠芽腫での脈管形成のin vitroモデルに関する研究がMolecular Biology Reportsに掲載されました

2020.12.18 頭蓋骨縫合線の示すフラクタル構造に関する研究がPLoS Oneに掲載されました

2020.12.5 培養細胞の界面が示す動的スケーリングに関する研究がPhysical Review E誌に掲載されました

2020.10.29 灌流可能な毛細血管網を技術的に簡便にin vitroでつくる手法に関する研究がPLoS Oneに掲載されました

2020.10.16 網膜血管でのリモデリングとサイズ分布に関する研究がPLoS Oneに掲載されました

2020.10.1 反応拡散系のネットワークにおける積分核に関する研究がJournal of Theoretical Biologyに掲載されました

2020.7.28 がんスフェロイドの酸素消費に関する研究がAnalyst誌に掲載されました

2020.7.1 2020年度のメンバー紹介を更新しました

2020.2.22 葉の表皮細胞がつくる形態に関する論文がFrontiers in Plant Science誌に掲載されました

2020.1.30 ペリサイトが血管内皮細胞を被覆するメカニズムに関する研究がJournal of Royal Society Interfaceに掲載されました

2019.12.14 肺胞の形態形成に関する論文がJournal of Cell Scienceに掲載されました

2019.10.17 還流可能な血管を伴うがんスフェロイドに関する論文がBiomaterials誌に掲載されました

2019.8.30 タイトジャンクションの形成に関する論文がJournal of Cell Biologyに掲載されました

2019.4.1 2019年度のメンバー紹介を更新しました

2018.11.3 植物の根毛の形態形成に関する論文がNature Plants誌に掲載されました

2018.6.27 神経上皮の発生時のエレベーター運動に関する論文がPLoS Biologyに掲載されました

2018.6.27 植物の気孔形成における細胞分裂制御のメカニズムを示した論文がDevelopmental Cellに掲載されました

2018.4.1 2018年度のメンバー紹介を更新しました

2018.1.22 重松麦穂さんがKEY Forum: The 3rd International Symposium on Stem cell Traits and Developmental Systemsにてベストポスター賞を受賞しました

2017.9.12 Integrative Biology掲載の論文がtop 10 most downloaded articlesに入りました

2017.8.22 植物の葉の枝分かれの仕組みを理論的に示した論文がDev. Dyn.に掲載されました

2017.6.29 血管内皮細胞によるネットワーク形成の数理モデル研究がJ. Theor. Biol.に掲載されました

2017.6.1 還流可能な血管-組織培養系の構築に関する論文がIntegrative Biologyに掲載されました

2017.5.24 川原知洋先生(九州工業大学)セミナー

2017.2.16 神経細胞同士が集合するメカニズムに関する論文がPNASに掲載されました

2017.1.27 体節中胚葉−内胚葉間に柱状の構造体を発見した論文がDevelopmentに掲載されました

2017.2.8 大阪大学 麓勝己先生セミナー

2016.12.23 葉表皮細胞のジグソーパズル形状に関する論文がPlant Cell Physiol.に掲載されました

2016.12.12 肺形成過程におけるWntを介した頂端収縮の論文がDevelopmentに掲載されました

2016.8.31 ショウジョウバエのproneural waveの論文がPNASに掲載されました

2016.8.31 頭蓋骨縫合線のパターン形成の論文がJournal of Theoretical Biologyに掲載されました

2016.9.6 James A. Glazier先生セミナー

2016.4.7 植物細胞のパターン形成の論文がPLoS Comput. Biol.に掲載されました

2016.4.5 京都大学 横川隆司先生 セミナー

2016.2.5 東京大学 山本希美子先生 セミナー

2015.3.18 慶応大学仲嶋一範先生セミナー「動く細胞が見せる大脳皮質層形成のメカニズム」

2015.1.12 定量生物学の会第7回年会で発表しました

2014.10.1 CREST「生命動態」領域に採択されました

2014.7.21 SDB annual meeting

2014.05.28-30 発生生物学会

2014.4.1 佐藤有紀講師が着任しました.

2014.2.7 14:00- 理化学研究所立川正志先生セミナー「膜系オルガネラ形態形成の物理モデリング」

2014.1.29 14:00- 神戸大学植村明嘉先生セミナー「マウス網膜血管発生におけるパターン形成機構」

2013.12.14 顕微鏡学会九州支部会講演

2013.12.7 論文が出版されました.”Dynamics of VEGF matrix-retention in vascular network patterning”

2013.11.11 時間生物学会シンポジウム講演

2013.10.29 生物物理学会シンポジウム発表

2013.10.16 熊本大学リエゾンラボ研究会

2013.9.13 細胞システムコロキウム「発生における自発的パターン形成」

2013.9.12 日本数理生物学会発表「植物表皮細胞壁のジグソーパズル構造形成メカニズム」

2013.9.11 日本数理生物学会発表「ショウジョウバエ神経発生における Proneural waveの伝播現象」

2013.9.1 包括脳シンポジウム講演「肺の枝分れ構造の形成メカニズム」

2013.7.26 理研CDBセミナー「肺の枝分れの形成機構とmorphogenの拡散動態」

2013.6.27-2013.7.26 准教授ー講師公募

2013.6.27 14:00- 神戸大学 富樫英先生セミナー「感覚組織におけるモザイク様細胞配列形成のメカニズム」

2013.5.28 日本発生生物学会サテライトシンポジウム「植物の逆襲」

2013.5.15 神戸大学医学部セミナー

2013.5.12九州大学医学研究院・生体防御医学研究所医科学修士・博士課程説明会

2013.5.12 ホームページ稼動