井村誠貴(いむらまさき)プロフィール
1994年大阪音楽大学コントラバス科卒業。
在学中よりオペラ指揮者として各地で研鑽を積む。
菊池彦典氏をはじめ、多くの日本を代表する指揮者のもとでアシスタント・コンダクターとして多くの公演に携わり高い評価を得ている。
オペラレパートリーも50演目を越え、主要作品の他にもオペレッタや邦人作品の初演にも力を注いでいる。
喜歌劇楽友協会におけるJ.シュトラウスⅡ「ウィーン気質」の邦人初演は注目を集め、高い評価を得ている。
2001年イタリアに留学。As. Li. Coの北イタリア・オペラ公演ツアーに同行、副指揮者として高い評価を得る。
2013年には年間オペラ公演回数が日本人第1位になるなどオペラ指揮者としての地位を確立。
管弦楽では、京都フィルハーモニー室内合奏団を中心にコンサートを定期的に行う一方、大阪交響楽団、オペラハウス管弦楽団、京都市交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団等を客演。
岐阜県交響楽団、大阪市民管弦楽団等との定期演奏会を客演指揮するなど、アマチュアオーケストラの分野においても貴重な存在となっている。
Osaka Shion Wind Orchestra(旧大阪市音楽団)、シエナ・ウィンド・オーケストラ、ナゴヤディレクターズバンド等の吹奏楽団との関係も深く、その分野でも注目を集めている。
近年はミュージカルにも活動の場を広げ、1999年の 「ラ・カージュ・オ・フォール」(市村正親)を皮切りに、 「マイ・フェアレディ」(大地真央) 「レ・ミゼラブル」(山口祐一郎) 「ペテン師と詐欺師」(鹿賀丈史) 「The Musical AIDA」(安蘭けい) 「キャバレー」(藤原紀香) 等のロングラン公演を成功させライヴCD及びDVDを発売。
岩崎宏美や、南こうせつ、 夏川りみ、佐々木秀実、林部智史といった実力派シンガーとの共演も多く、コンサートでの軽妙なトークも話題となっている。
「浪速のモーツァルト:キダ・タロー」の作品の編曲も手掛け、キダ・タローとのコンサートも話題となっている。
2020年からは中川晃教らと共に、「Brand New Musical Concert」を開始。絶大な信頼のもと、その重責を担っている。
活動の幅は指揮活動だけにとどまらず、オペラ演出、企画構成、さらには作曲・編曲・作詞も手掛け、マルチな才能を発揮。
2011年には「岐阜3000人の第九」を成功に導くなど、多方面で大きな役割を担っている。
2014年には、自身の企画により「ベートーヴェン振るマラソン!」と題して、一日でベートーヴェンの全交響曲を一人で指揮。そのギネス級の活動には大きな話題となった。
2011年の東日本大震災を受け、毎年チャリティコンサートを開催。9回の演奏会で5400万円を超える義援金を届けた。
クラシック音楽にとらわれない幅広いジャンル、年間100公演近くに及ぶ実績と、繊細且つダイナミックな指揮は、多くのファンを魅了し続けている。
指揮を湯浅勇治氏をはじめ、松尾葉子、広上淳一、辻井清幸の各氏に師事。
現在、オーケストラMFI指揮者。春日井市第九演奏会音楽監督、関西音楽人のちから『集』代表尼崎市合唱団常任指揮者兼理事長。